ダブルクラッシュとリバース・ダブルクラッシュ
手や足のしびれが、いつまでも続いている。
病院へ行き、検査も受け、専門的な説明も聞いた。
それでも、どこか納得しきれない感覚が心の隅に残っている。
「神経の通り道が狭くなっていますね」
「年齢的な変化ですから、うまく付き合っていきましょう」
理由としては十分に理解できる。
画像を見れば、そこには確かに変形や狭窄といった“変化”が映っている。
科学的な根拠を示されれば、納得せざるを得ない。
それでも、自分自身の身体の感覚だけが、その説明から置き去りにされているように感じる。
こうした違和感を抱えたまま、出口の見えない日常を送り続けている人は、決して少なくない。
