【三軒茶屋駅】手足のしびれ・神経痛なら
アールカイロプラクティックセンター
〒154-0011 東京都世田谷区上馬5-35-25 JLBグランエクリュ三軒茶屋601号室
(東急田園都市線 三軒茶屋駅世田谷通り口より徒歩13分)
公開日:2016年7月5日
更新日:2021年10月5日
アールカイロプラクティックセンターの菊池です
このページを書いている私は、20年以上の治療実績の中で、約20,000人の手足のしびれや神経痛を治療してきました。
回外筋症候群は正しい見立てと適切な治療をすれば、ほとんどの場合ちゃんと治ります。
肘の痛みを訴えると、病院では肘のレントゲン検査のみで診断されることが多いので、見落とされがちです。
病院でテニス肘と診断され、治療を受けてもあまり良くならないと来院された方が、実は回外筋症候群だったということもよくありますが、このページでは、回外筋症候群と診断を受けている前提で解説しています。
回外筋を貫通している後骨間神経(こうこつかんしんけい)が、回外筋の過緊張によって絞めつけられて起こる神経障害を『回外筋症候群』または『後骨間神経症候群』といいます。
後骨間神経とは、首の骨(頸椎:けいつい)の間から出た橈骨神経(とうこつしんけい)が肘の辺りで枝分かれして、橈骨と尺骨をつなぐ骨間膜(こつかんまく)の後を通り、指を伸ばす筋肉につながる神経です。
回外筋(かいがいきん)とは、尺骨(しゃくこつ)と肘の外側にある骨の出っぱり(=上腕骨の外側上顆:じょうわんこつのがいそくじょうか)から橈骨(とうこつ)に向かって肘の外側を斜めに走る筋肉で、ドアノブやドライバーを回すような動作で腕を外側に捻る(回外)時に使います。
腕や手にしびれが出ることは稀ですが、肘周辺や腕に鋭い痛みが出て、腕を捻ったり、肘を伸ばすと痛みは強くなります。
肘の外側がズキズキ痛かったりする場合もあるので、外側テニス肘(=上腕骨外側上顆炎)と間違われることもあります。
症状が進行して神経がマヒすると、腕を外に捻れなくなったり、肘を伸ばしにくくなったりします。
また、指の付け根の関節が伸ばせなくなったり、親指が開けなくなったりして、指を広げて手を「パー」にすることができなくなる場合もあります。
腕や肘の怪我(骨折など)で起こることもありますが、ほとんどの場合は、仕事や運動などによる回外筋の使い過ぎ(オーバーユース)が原因で起こるといわれています。
しかし、同じように仕事や運動(例えば、工具を使う、楽器の演奏、テニス、バドミントンなど)をしている人でも、回外筋症候群になる人とならない人がいます。
その違いは何でしょう。
実際に回外筋症候群と診断された方のほとんどに、ある共通点がみつかります。
それは,共働筋や拮抗(きっこう=反対の動作をする)筋、さらに回外筋と連結連動する筋・筋膜(※アナトミートレインともいわれます)が、間違った体の使い方や習慣、悪い姿勢によって機能不全を起こし、回外筋を過緊張させてしまっていることです。
病院では、消炎鎮痛剤や神経に効くビタミン剤が処方され、リハビリでマッサージやストレッチ、電気による治療が行なわれます。
痛みが強い場合はステロイド注射を勧められることもあるようですが、半年以上経っても症状が回復しなかったり、悪化している場合は、手術が行なわれます。
当院では、まず、回外筋に対する治療を行ない、症状の改善を図ります。
①回外筋に対して筋・筋膜スラッキング療法とキネシオテーピング療法を行ない、回外筋を元の正常な状態に戻して、圧迫されている神経を解放します。
②回外筋の過緊張に関連(共働、拮抗、連動連結)する筋・筋膜に対して筋・筋膜スラッキング療法とキネシオテーピング療法を行ない、必要に応じて回外筋の機能不全に関わる頸椎(けいつい)の歪みを矯正し、元の正常な状態に維持しやすくします。
③最新機器による姿勢分析とその他の検査によって全身の状態を確認し、間違った体の使い方や習慣、悪い姿勢に関わる筋肉と筋膜の問題、背骨や骨盤の歪みなどがあれば、それらをみつけて治療します。
このように患部の治療だけでなく、患部に負担を掛けている根本的な原因をみつけて、それも一緒に治療しなければ、いつまで経っても患部はなかなか治癒することができません。
ほとんどの場合、症状が強く出ている間は患部に対する治療に重点をおきますので、程度にもよりますが大体5~10回くらいで症状の軽減がみられ、場合によっては2~3回でほとんど気にならなくなります。
そこからさらに体を歪みにくくするための治療も一緒に行なっていけば、症状の再発を防ぐことができます。
サポーターでは、回外筋を休ませるくらいしかできず、下手したら冷やさないようにする効果しかありません。
一方キネシオテーピングは、テープを貼っている間中回外筋を元の正常な状態に戻すように働くことができます。
筋肉内には筋肉の長さを感知するセンサー(ゴルジ腱器官)があり、これ以上引っ張られると切れてしまうという所で感知し、筋肉を縮めることでその筋肉を守ろうとします。
そのため、過緊張している回外筋をストレッチで伸ばそうとすると、元々の長さに比べて緊張して短くなっている分センサーが過敏になっているため、回外筋をさらに緊張させてしまい悪化させてしまう可能性があります。
最近ではインターネットで調べれば、回外筋症候群の対処法はいろいろと出てきますが、それを参考にしたセルフケアが症状を長引かせてしまっているケースはとても多いです。
回外筋症候群は正しい見立てと適切な治療をすれば、ちゃんと治ります。
もしもあなたが、回外筋症候群の症状からできるだけ早く解放されたいのであれば、できるだけ早く来院されることをオススメします。
※文中の一部 画像はteamLabBody様の許可を得て、掲載しております。
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仮に1~2回で症状がなくなったとしても、それは治ったわけではなく、症状が出なくなっただけです。
例えるなら傷口と同じで、かさぶたができれば触っても痛くはないけど、何かの拍子にかさぶたが剥けてしまうと中はまだ傷口が治っておらず、痛みも出てきます。
これと同じような状態ですので、またしばらくすると同じように痛みが出てきたり、場合によってはもっとひどくなって出てくることもあります。
ですから当院では、患部に負担を掛けてしまった原因を見つけて治療し、それが無くなった状態を目指しています。
この原因というのは、今までやってきていた間違った体の使い方や習慣、姿勢によって長い時間かけて形作られてきたものなので、それを治していこうとすると、どうしてもそれなりに時間は掛かってしまいます。
もしも手術を勧められているとしたら、病院での治療(痛み止めやビタミン剤、注射)が芳しくなかったか、日常生活に支障をきたすからだと思います。
日常生活に支障をきたしている場合は、当院でも手術をお勧めしますが、そうでなければこのページで説明しているようにきちんと原因を見つけて、適切な治療をすれば、ほとんどの場合は治ります。
実際に当院でも、回外筋症候群で手術を勧められたけど手術をしたくないという方が過去に2名ほど来ましたが、2人とも症状は出なくなりました。
その後、途中でお見えにならなくなったため、経過がどうなったかはわかりません。
代表的な痛み止めは、痛みや炎症の原因となる物質を作りにくくしますが、同時に血流の低下をもたらします。
また、長期の痛み止めの使用によって交感神経に異常が生じると、より血流がせき止められたような状態になります。
そうすると、患部を治すための有効成分が届けられなくなってしまい、治りにくくなります。
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