【三軒茶屋駅】手足のしびれ・神経痛なら

アールカイロプラクティックセンター

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回外筋症候群(かいがいきんしょうこうぐん)

肘の外側〜前腕のしびれや痛み——その本当の原因と改善法

公開日:2016年7月5日

更新日:2025年10月13日

「肘の外側がズキッと痛い」「腕をひねるとしびれる」——その違和感、神経の圧迫かもしれません

「ドライバーを回すと肘が痛む」
「ペンを握ると腕の外側がしびれる」
「マッサージでは良くならない」

こうした症状の多くは、回外筋症候群(かいがいきんしょうこうぐん)と呼ばれる神経障害が関係しています。
原因は「神経そのもの」よりも、その通り道である筋膜・骨膜・姿勢バランスの乱れにあることが少なくありません。

よくある症状・悩み

  • 肘の外側から前腕にかけてのしびれや痛み

  • 物を持つ・ねじる動作で痛みが出る

  • 力が入りにくい、握力が落ちた

  • 腕全体のだるさや違和感が取れない

  • 「テニス肘(外側上顆炎:がいそくじょうかえ)」と診断されたが良くならない

回外筋症候群とは

前から見た橈骨神経

回外筋と後骨間神経(黄)
が圧迫されやすい所

回外筋症候群は、橈骨神経(とうこつしんけい)の枝である後骨間神経(こうこっかんしんけい)が、前腕の外側にある回外筋で圧迫されて起こる神経障害です。
回外筋は、肘から手首にかけて前腕を外にひねる動きを担う筋肉で、日常生活の繰り返し動作でも緊張しやすい部分です。

神経が圧迫されると、痛みだけでなく「手のしびれ」「握力低下」「肘外側のだるさ」といった症状が現れます。

症状が起こる背景

腕の骨と回外筋
※右手を手の甲側から見た画像

デスクワークや手作業、スポーツ(テニス・野球・ゴルフなど)による肘の使いすぎで筋肉が硬くなり、
後骨間神経が締め付けられることで発症します。

また、姿勢不良や肩甲骨の動きの制限など、肘以外の部位のバランス崩れが原因となることもあります。
そのため、肘だけを治療しても改善しないケースが多いのが特徴です。

ダブルクラッシュ理論

首と肘の“二重の圧迫”が症状を長引かせる

回外筋症候群の多くは、肘だけに原因があるわけではありません。

実際には、

  • 上位では「頸椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニア」や「四辺形間隙症候群(しへんけいかんげきしょうこうぐん)」で神経が圧迫され、

  • 末梢(肘〜前腕)では「回外筋」で後骨間神経が締め付けられている

——という “二重の圧迫状態(ダブルクラッシュ)” が起きています。

首での軽い神経圧迫でも、肘の負担が重なると神経の耐性が下がり、
結果として痛みやしびれが強く・長引くことがあるのです。

そのため、アールカイロでは首〜肩〜肘を一つの神経連鎖として評価し、
局所だけでなく、神経の通り道を全体で整える施術を行います。

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誤診・見落としのケース

実際には「テニス肘」「腱炎」「頸椎症」などと診断されていたが、主因は神経の通り道の圧迫だった、
というケースも少なくありません。

画像検査では異常が見つからないことも多く、筋膜や神経滑走性を評価する専門的な視点が必要です。

当院の施術の考え方

アールカイロでは、「痛みのある場所を揉む」のではなく、
神経が通りやすくなるための“条件”を整える施術を行います。

  • 筋膜スラッキング法で回外筋・橈骨神経の滑走性を回復

  • キネシオテーピングで皮膚と神経の感覚センサーを再調整

  • 姿勢や肩甲骨の動き、呼吸のパターンまで含めて全体を評価

症状を抑えるだけでなく、再発しにくい体の使い方を取り戻すことを目指します。

症例紹介

①40代男性・デスクワーク
肘を伸ばすと痛み、物を持つとしびれ。
整形外科では異常なしと言われたが改善せず。
筋膜と神経の滑走を調整後、3回目で「力を入れても違和感がない」と実感。

※これは個人の体験であり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

実際の声

・「テニス肘と言われていたけど違っていた」
ずっと治らず諦めていたが、原因が神経の圧迫だとわかって納得できた。

・「パソコン作業が楽になった」
右肘の重だるさが消え、タイピングがスムーズになった。

・「夜のしびれがなくなった」
寝返りのたびに腕がしびれていたが、今では気にならない。

※これは個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

よくあるご質問

通った方がいいですか?

.お体の状態や目的によって異なります。初回の検査とカウンセリングをもとに、一人ひとりに合ったペースをご提案しています。

ストレッチしても大丈夫ですか?

自己流で行うと悪化することがあります。神経や筋膜の状態を見極めてから安全に行うことが大切です。

痛み止めを飲んでも良くならないのはなぜですか?

すべての痛みが「痛覚過敏」で起きているわけではありません。

なかには、痛みを感じにくくなる「痛覚鈍麻」や神経伝達の低下が起きているケースもあります。
その場合、痛み止めを使っても効果が出にくく、かえって神経の働きを抑えてしまうこともあります。

仕事や運動を続けても大丈夫ですか?

状態に合わせて調整すれば可能です。

痛みが強い時は安静よりも、安全に動ける範囲で循環を保つ方が回復が早い場合もあります。
当院では、日常生活や仕事での動作・姿勢の工夫もお伝えしています。

痛みが強い時はどうすればいいですか?

痛みが強い時に完全な安静を続けると、神経伝達がさらに鈍くなることがあります。

状態に合わせて、安全に動かせる範囲で循環を保つことが回復を助けます。
施術中に、無理のない姿勢や動作の方法をお伝えしています。

院長より

院長・菊池 竜

─「“原因が分からない症状”にも必ず意味がある」

これまで20年以上、のべ2万人以上のしびれ・神経痛に悩む方に関わってきた。
病院で「異常なし」と言われても続く違和感や、薬や注射では変わらなかった症状に向き合い、
筋膜・神経・栄養・姿勢を統合して整えるアプローチを続けている。

 

「必ず治ります」とは言えないが、体が本来持つ回復力を引き出すことで、動きやすさを取り戻していく方は少なくない。
一人ひとりに合った最適なサポートを心がけている。

よく検索される疑問とその背景

「肘 外側 しびれ」「前腕 だるい」「テニス肘 改善しない」「橈骨神経 圧迫」などで検索されることが多い。

これらは、

  • 痛みの正体が神経や筋膜の滑走障害であること

  • 画像では異常がなくても症状が出ること

  • 頸椎や肩甲骨など上位連鎖の影響があること

を反映している。

回外筋症候群は「テニス肘」と混同されやすいが、
原因は筋肉や関節だけでなく、神経の通り道にある滑走不全であることが多い。

アールカイロでは、神経・筋膜・姿勢のつながりを整え、再発しにくい体を取り戻すサポートを行っている。

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新着情報

2025/10/16
院長ブログを更新しました。

 

なぜ「しびれ」が整わないのか——本当の原因は“見分けられていない”から

 

2025/9/30
当院の10月の定休日は、3日(金)・5日(日)・10日(金)・12日(日)・17日(金)・19日(日)・24日(金)・26日(日)です。  
尚、13日(月)は祝日のため定休日、18日(土)は大阪で開催されるキネシオテーピング学術臨床大会の出席のため臨時休業します。

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菊池 竜

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