【三軒茶屋駅】手足のしびれ・神経痛なら

アールカイロプラクティックセンター

〒154-0011 東京都世田谷区上馬5-35-25 JLBグランエクリュ三軒茶屋601号室
(東急田園都市線 三軒茶屋駅世田谷通り口より徒歩13分)

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──「痛み」や「しびれ」の背景にある“感覚のズレ”

「検査では異常なしと言われた」
「薬を飲んでも改善しない」
「治療を受けても痛みやしびれが残る」

このような訴えをもつ患者は少なくない。画像診断や血液検査で“異常なし”という結果が出ても、明らかに不快な感覚が持続している場合、それは神経の“感じ方のエラー”によるものと考えられる。

 

本稿では、そうした見えにくい神経の機能不全、特に「感覚のズレ」に注目し、痛みやしびれの背景にある真の原因と、アールカイロでの改善アプローチを提示する。

■「しびれ」と「しびれ感」の本質的な違い

一言で「しびれ」と言っても、その実態には大きな違いがある。臨床的には、以下のように分類される。

種別 状態の本質 感覚的な例え
しびれ 神経が過敏になり、通常の刺激に対して過剰反応を起こしている状態 正座の後のジンジンした感覚
しびれ感 神経の感度が低下し、知覚が鈍くなっている状態 歯科麻酔の後のぼんやりとした感覚

 

この2つは発生メカニズムも、治療のアプローチもまったく異なる。たとえば「しびれ感」は痛覚の低下・麻痺であり、外部からの刺激を加えることでむしろ悪化するケースも存在する。

■ 画像に映らない“感覚の異常”が症状を生む

MRIやレントゲンは、骨や軟部組織の“構造異常”を映し出す優れたツールである。しかし、神経の“機能的な異常”──すなわち「どう働いているか」という情報は、画像では判断できない。

以下のような要因が、検査で異常が見られないにもかかわらず、強い症状を引き起こすことがある。

  • 神経が引きつれたり、ねじれて生じる“張力ストレス”

  • 酸素や栄養の不足による神経エネルギー(ATP)産生の低下

  • 脳内のブレーキ機能(下降性疼痛抑制)が作動していない状態

したがって、症状があるにもかかわらず異常が見つからないケースでは、「神経の働き方」に注目する必要がある。

■ 出力(症状)よりも「入力(感覚)」を整えるべき理由

痛みやしびれをコントロールするためには、単に出力(痛みの表出)を止めようとするのではなく、神経に入ってくる感覚情報=“入力”の質を整えることが重要である。

神経は、日々の生活の中で得られる以下のような“当たり前の感覚刺激”を手がかりに機能を調整している。

  • 衣服が皮膚に触れる程度の軽微な触覚刺激

  • 足裏や手先の位置感覚(位置覚)

  • 呼吸のリズム、姿勢の変化

  • 視線の動きや音・光などの外部刺激

これらは神経にとっての“ウォーミングアップ”のようなものであり、これが不足していると神経は適切な反応ができず、誤作動を起こしやすくなる。

■ アールカイロで行う感覚評価と調整戦略

当院では、神経の感じ方そのものに着目した以下のような検査と再教育を行っている。

感覚評価

  • 位置覚テスト:目を閉じた状態で触られた位置を再現できるか

  • 2点識別検査:1点と2点を区別できるか

  • 触覚文字識別検査:皮膚上で書かれた文字の形を識別できるか

 

これらの検査は、感覚入力の精度を評価するものである。検査結果から、神経の感受性が低下しているのか、過敏になっているのか、脳での統合に問題があるのかといった見立てが可能となる。

■ 慢性痛=感覚のズレによる“誤作動”

慢性化した痛みやしびれの背景には、「壊れた場所」が存在するわけではなく、神経が“間違って感じている”状態が多い。

以下のような傾向が見られる場合、「感覚のズレ」を強く疑うべきである。

  • 刺激に全く反応しない → 神経の鈍麻、抑制系の低下

  • わずかな刺激で強く痛む → 感作、ATP不足、エネルギー異常

  • 日によって感じ方がバラバラ → 神経の統合エラー、脳の処理の不安定さ

 

これらはすべて、「どこかが壊れている」わけではなく、“神経がうまく働いていない”結果として出ている症状なのである。

■ 整えるための実践的ステップ

アールカイロでは、次のような段階的アプローチで神経系の機能回復を目指している。

  1. 神経の感覚ズレを評価する検査

  2. 皮膚・関節・呼吸などへのやさしい刺激入力

  3. 感覚と運動のリンク回路(感覚運動ループ)の再教育

  4. 脳と神経の“抑制機構”の回復(下降性疼痛抑制)

 

これにより、再発しにくく、神経が本来の働きを取り戻せる身体を構築していくことが可能となる。

◎結論|壊れているのではなく、“感じ方”がズレているだけ

痛みやしびれは「構造の破損」によって起きているとは限らない。
多くの場合、「感じ方」がずれている──それが真の原因である。

✔ 検査では異常が見つからない
✔ 治療しても効果が出ない
✔ 痛みが続くのに説明がつかない

こうしたケースにおいては、「壊れている」ではなく「神経の感じ方がズレている」という視点で見直すことが、回復への突破口となる。

感覚のズレに不安がある方へ
アールカイロでは、丁寧な感覚検査と神経の再教育を通じて、本来の「感じ方」を取り戻すサポートを行っている。

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