肩甲骨内側の痛み

― 「異常なし」と言われたのに痛い、その本当の理由―

公開日:2016年7月13日

更新日:2026年6月23日

肩甲骨の内側がズキズキ痛む。
背中の奥が重い。
肩甲骨の内側に鉄板が入ったように硬い。
ストレッチすると一時的に楽になるが、また戻る。
マッサージを受けても、その場だけで終わる。
朝起きた直後がつらく、動いているうちに少し楽になる。
病院では「異常なし」と言われた。

このような肩甲骨内側の痛みは、単なる肩こりや筋肉の硬さだけで起きているとは限らない。

肩甲骨内側には、首・胸椎・肋骨・肩甲骨・神経・呼吸・姿勢制御が複雑に関係している。
そのため、痛む場所だけを揉む、伸ばす、温めるといった対応では、一時的に楽になっても戻りやすい。

特に、肩甲背神経だけでなく、肩甲上神経、棘上筋、棘下筋、胸郭の動き、呼吸の浅さ、さらには重力への適応や前庭系・小脳による姿勢制御まで関係していることがある。

つまり、肩甲骨内側の痛みは、肩甲骨だけの問題ではない。
「なぜそこに負担が集まっているのか」を整理することが重要である。

肩甲骨内側の痛み【結論】

肩甲骨内側の痛みは、肩甲骨だけを揉んでも解決しないことがある

肩甲骨内側の痛みは、痛む場所だけを見ても本質に届かないことがある。

肩甲骨の内側が痛いと、多くの方は、

  • 肩甲骨まわりが硬い
  • 姿勢が悪い
  • 肩こりがひどい
  • 背中の筋肉が張っている
  • 肩甲骨が動いていない

と考える。

もちろん、それらが関係していることはある。
しかし、それだけでは説明できないケースも少なくない。

肩甲骨内側の痛みには、次のような要素が関係することがある。

  • 首の神経
  • 肩甲背神経
  • 肩甲上神経
  • 棘上筋・棘下筋
  • 胸椎や肋骨の動き
  • 胸郭の硬さ
  • 呼吸の浅さ
  • 猫背や肩甲骨の前方化
  • 神経の滑走障害
  • 血流低下や酸素不足
  • 前庭系や小脳による姿勢制御
  • 重力下での身体の使い方

そのため、肩甲骨内側だけを揉む、伸ばす、はがすだけでは改善が続かないことがある。

大切なのは、
「どこが痛いか」
だけでなく、
「なぜそこに負担が集中しているのか」
を確認することである。

「異常なし」と言われたのに、痛みだけが残っていないだろうか

肩甲骨内側の痛みは、非常に説明されにくい症状である。

レントゲンでは異常なし。
MRIでも大きな問題なし。
湿布と痛み止めで様子見。
マッサージでは一時的に楽になる。
ストレッチをするとその場では伸びた感じがする。

しかし、仕事に戻るとまた痛む。
朝起きると戻っている。
デスクワークをしていると肩甲骨の内側がつらい。
深呼吸しにくい。
肩を回しても奥の痛みが残る。

こうなると、

「結局、何が原因なのか」
「この痛みは本当に肩こりなのか」
「なぜ検査で異常がないのに痛いのか」
「このまま慢性化するのではないか」

と不安になるのは当然である。

肩甲骨内側の痛みでつらいのは、痛みそのものだけではない。
仕事中に背中の違和感へ意識を奪われること。
呼吸が浅くなり、集中力が落ちること。
寝ても回復した感じがしないこと。
そして「どうせまた戻る」と感じてしまうことである。

だからこそ、肩甲骨内側の痛みは、単なるコリとして片づけてはいけない。

肩甲骨内側の痛みでよく見られる症状

肩甲骨内側の痛みでは、次のような症状がみられることがある。

  • 肩甲骨の内側がズキズキ痛む
  • 背中の奥が重い
  • 肩甲骨の内側に鉄板が入ったように硬い
  • 肩甲骨を動かすとゴリゴリする
  • 首から肩甲骨内側にかけて張る
  • 肩を回しても奥の痛みが残る
  • デスクワークで悪化する
  • 朝起きた直後がつらい
  • 動いているうちに少し楽になる
  • 深呼吸しにくい
  • 背中を伸ばしてもすぐ戻る
  • マッサージ後は楽でも数日で戻る
  • 肩甲骨はがしを受けても戻る
  • 腕を上げると肩甲骨内側に響く
  • 立っていると痛いが、仰向けでは楽になる
  • 自分で腕を上げると痛いが、他人に動かされると動く
  • 病院で異常なしと言われた

このような症状がある場合、肩甲骨内側だけでなく、首・胸郭・肋骨・肩甲骨・神経・呼吸・姿勢制御を含めて確認する必要がある。

放置するとどうなるのか

痛みそのものより、姿勢と呼吸が崩れていくことが問題である

肩甲骨内側の痛みを放置すると、痛みだけでなく、姿勢や呼吸、肩の動きに影響が広がることがある。

最初は、肩甲骨の内側が少し痛いだけかもしれない。
しかし、痛みが続くと身体は無意識にかばい始める。

  • 背中を丸める
  • 肩をすくめる
  • 首を前に出す
  • 肩甲骨を動かさなくなる
  • 呼吸が浅くなる
  • 胸郭が硬くなる
  • 腕を上げる動作を避ける

このような状態が続くと、さらに肩甲骨周囲の動きが悪くなる。

肩甲骨は、単独で動いているわけではない。
胸椎、肋骨、鎖骨、上腕骨、首、呼吸と連動して動いている。

そのため、肩甲骨内側の痛みをかばい続けると、

  • 首こりが強くなる
  • 背中の張りが慢性化する
  • 肩が上がりにくくなる
  • 呼吸が浅くなる
  • 疲れやすくなる
  • デスクワークに集中しにくくなる
  • 朝の痛みが抜けにくくなる

といった状態につながることがある。

痛みを我慢することが問題なのではない。
痛みをかばうことで、身体全体の使い方が崩れていくことが問題なのである。

改善しない理由

ストレッチやマッサージで戻るのは、筋肉だけの問題ではないからである

肩甲骨内側が痛いと、多くの方はストレッチやマッサージを行う。

肩甲骨を寄せる。
背中を丸めて伸ばす。
肩を回す。
肩甲骨の内側を押してもらう。
マッサージガンを当てる。

これで一時的に楽になることはある。
しかし、すぐ戻る場合は、筋肉が硬いだけではない可能性がある。

肩甲骨内側の痛みでは、

  • 神経の滑走障害
  • 肩甲背神経への負担
  • 肩甲上神経への負担
  • 胸郭や肋骨の動きの低下
  • 呼吸の浅さ
  • 猫背や肩甲骨の前方化
  • 血流低下
  • 酸素不足
  • 神経の過敏状態
  • 重力下での姿勢制御の乱れ

が関係していることがある。

特に、朝起きた直後に痛みが強く、動いているうちに少し楽になる場合は、単純な筋損傷だけでは説明しにくい。

睡眠中は動きが少なく、呼吸も浅くなりやすい。
その結果、血流低下や酸素不足が起こり、神経や筋膜が働きにくくなることがある。

動き始めると血流が上がり、胸郭や肩甲骨周囲の動きが出てくる。
その結果、神経の過敏性が少し落ち着き、症状が軽くなるケースもある。

つまり、
「動くと楽になる」
「朝が一番つらい」
「じっとしていると痛い」
という場合、単純に筋肉を伸ばせばよいという話ではない。

大切なのは、肩甲骨内側の筋肉を伸ばすことではなく、なぜその部分に血流低下や神経の負担が起きているのかを確認することである。

なぜ肩甲骨はがしで改善しないことがあるのか

肩甲骨内側の痛みで検索すると、「肩甲骨はがし」という言葉を目にすることがある。

実際に、肩甲骨周囲の筋肉や筋膜が硬くなっている場合、一時的に動きが良くなったり、楽になったりすることはある。

しかし、背景に、

  • 肩甲背神経への負担
  • 肩甲上神経への負担
  • 呼吸機能の低下
  • 胸郭や肋骨の動きの低下
  • 猫背や肩甲骨の前方化
  • 神経の過敏状態
  • 重力下での姿勢制御の乱れ

がある場合、肩甲骨周囲だけを動かしても症状が繰り返されることが少なくない。

実際に、
「肩甲骨はがしを受けた直後は楽だったが、数日で戻った」
という相談は少なくない。

肩甲骨はがしが悪いわけではない。
ただし、肩甲骨内側の痛みをすべて「肩甲骨が固まっているから」と考えるのは危険である。

大切なのは、肩甲骨を無理に動かすことではない。
なぜ肩甲骨周囲に負担が集中しているのかを確認することである。

肩甲骨内側が痛む仕組み 

肩甲骨内側の痛みには、肩甲背神経と肩甲上神経が関係することがある

肩甲骨内側の痛みでは、肩甲背神経(けんこうはいしんけい)が関係することがある。

肩甲背神経は、首から出て肩甲骨内側の筋肉へ向かう神経である。
主に菱形筋(りょうけいきん)や肩甲挙筋(けんこうきょきん)などと関係し、肩甲骨の位置や内側の安定に関わる。

この神経が、首や肩甲骨周囲の姿勢不良、筋膜の滑走低下、胸郭の硬さなどで負担を受けると、肩甲骨内側に痛みや重だるさが出ることがある。

さらに、今回重要になるのが肩甲上神経(けんこうじょうしんけい)である。

肩甲上神経は、肩の安定に重要な棘上筋(きょくじょうきん)と棘下筋(きょっかきん)を支配している。
棘上筋は腕を上げ始める動きに関わり、棘下筋は肩の外旋や肩関節の安定に関わる。

肩甲上神経は、肩甲切痕(けんこうせっこん)や棘下切痕(きょっかせっこん)周辺を通る。
猫背や肩甲骨の前方化が続くと、この神経の通り道で神経や血流に負担がかかりやすくなることがある。

その結果、

  • 肩甲骨内側の痛み
  • 肩の重だるさ
  • 腕の上げにくさ
  • 肩後面の違和感
  • 肩甲骨まわりの不安定感

として現れることがある。肩甲上神経の障害は、肩の痛みや機能低下の一因として扱われ、圧迫・牽引・炎症などが関係するとされています。

つまり、肩甲骨内側の痛みは、肩甲背神経だけでも、筋肉の硬さだけでも説明できないことがある。

首、肩甲骨、胸郭、肋骨、肩甲上神経、肩甲背神経、棘上筋、棘下筋を含めて見る必要がある。

見落とされやすいポイント

立位では痛いが、仰向けでは楽になるケースがある

肩甲骨内側の痛みで見落とされやすいのが、姿勢によって症状や可動域が変わるケースである。

たとえば、

  • 立位では腕が上がらない
  • 仰向けになると腕が上がる
  • 自分で動かすと痛い
  • 他人が動かすと動く
  • 肩の検査では大きな異常がない
  • でも日常では痛い

というケースがある。

この場合、肩関節そのものだけが問題とは限らない。

立っている状態では、身体は常に重力に対応している。
姿勢を保ち、頭の位置を安定させ、肩甲骨を適切な位置に保ち、腕を動かす必要がある。

ここには、

  • 前庭系(ぜんていけい:身体の傾きやバランスを感じるセンサー)
  • 小脳
  • 眼球運動
  • 姿勢制御
  • 体幹の安定
  • 呼吸
  • 肩甲骨の位置制御
  • 神経の協調運動

が関係する。

仰向けでは重力の影響が変わるため、肩が上がる。
しかし立位では、姿勢制御がうまく働かず、肩甲骨や肩まわりに負担が集中する。

このような場合、肩を直接揉んだり、肩甲骨だけを動かしても改善が続きにくい。

肩が悪いとは限らない。
肩甲骨内側が痛いからといって、原因が肩甲骨内側だけにあるとは限らない。

ここが大きな見落としである。

当院の施術で何をしているのか

アールカイロでは、肩甲骨内側だけを見ない

アールカイロでは、肩甲骨内側の痛みを「背中のコリ」として扱わない。

なぜなら、実際の臨床では、

  • マッサージで戻る
  • ストレッチで戻る
  • 肩甲骨はがしで戻る
  • 検査では異常なしと言われた
  • 朝が一番つらい
  • 動いているうちに楽になる
  • 立位では痛いが仰向けでは楽
  • 肩だけでなく首や呼吸も関係している

という方が多いからである。

当院では、肩甲骨内側の痛みを評価する際に、

  • 首の可動性
  • 胸椎の動き
  • 肋骨の動き
  • 胸郭の広がり
  • 呼吸の深さ
  • 肩甲背神経の走行
  • 肩甲上神経の負担
  • 棘上筋・棘下筋の働き
  • 肩甲骨の位置
  • 姿勢制御
  • 立位と仰向けでの差
  • 自動運動と他動運動の差
  • 眼球運動
  • 前庭系・小脳の関与

まで含めて確認する。

施術では主にキネシオテーピングを用いる。

キネシオテーピングは、固定するためのテープではない。
皮膚や筋膜を介して、神経や筋肉が働きやすい方向へ身体を戻すために使用する。

肩甲骨内側の痛みでは、

  • 弱い刺激で神経に負担をかけにくい
  • 24時間持続的に作用しやすい
  • 胸郭や呼吸に働きかけやすい
  • 肩甲骨の位置を整えやすい
  • 神経の過敏性を落ち着かせやすい
  • 立位での姿勢制御をサポートしやすい

という利点がある。

目的は、肩甲骨内側をその場だけ軽くすることではない。
肩甲骨内側に負担が集中しにくい身体の条件を整えることである。

改善の可能性について

背中の痛みに意識を奪われない生活を目指す

本当に変わるのか。
それは当然の疑問である。

これまでマッサージ、ストレッチ、肩甲骨はがしを受けても戻っていたなら、そう思うのは無理もない。

しかし、変わらなかったのには理由がある。

肩甲骨内側の痛みは、痛む場所だけを処置しても本質的な改善に至りにくいことがある。
首、胸郭、肋骨、肩甲骨、肩甲背神経、肩甲上神経、呼吸、姿勢制御まで含めて整理する必要がある。

その条件が整うと、変わるのは痛みの強さだけではない。

  • 朝の背中の痛みが抜けやすくなる
  • デスクワーク中に肩甲骨内側を気にしにくくなる
  • 深呼吸しやすくなる
  • 肩を回しても奥に残る違和感が軽くなる
  • 立ち上がった姿勢でも肩が動かしやすくなる
  • 腕を上げる時の不安が減る
  • 「また戻るのでは」という不安が軽くなる
  • 仕事や日常動作に集中しやすくなる

肩甲骨内側の痛みを改善する目的は、痛みを一瞬消すことではない。
背中の違和感に意識を奪われず、呼吸や動作が自然に行える状態を取り戻すことである。

当院の施術が合う可能性があるケース

次のような方は、当院の評価が役立つ可能性がある。

  • 肩甲骨内側の痛みが続いている
  • 病院で異常なしと言われた
  • マッサージを受けても戻る
  • ストレッチをしても戻る
  • 肩甲骨はがしを受けても数日で戻る
  • 朝起きた直後がつらい
  • 動いているうちに楽になる
  • デスクワークで悪化する
  • 深呼吸しにくい
  • 首や肩の張りも強い
  • 腕を上げると肩甲骨内側に響く
  • 立位では痛いが仰向けでは楽
  • 自分で動かすと痛いが他人が動かすと動く
  • 肩だけでなく全体から見てほしい
  • 原因をきちんと説明してほしい

こうした場合は、肩甲骨内側だけでなく、神経・胸郭・呼吸・姿勢制御まで含めて整理することで、改善の糸口が見えてくることがある。

医療機関での検査が必要な場合

次のような場合は、まず医療機関での評価を優先すべきである。

  • 強い胸痛を伴う
  • 息切れ、冷や汗、吐き気を伴う
  • 痛みが左腕、顎、背中へ広がる
  • 発熱を伴う
  • 安静にしていても強い痛みが続く
  • 外傷や転倒後から痛みが出た
  • 腕や手に明らかな筋力低下がある
  • しびれが急速に広がっている
  • 夜間痛が強い
  • がん、感染症、内臓疾患の既往がある
  • 医師から精密検査を勧められている

特に胸痛、息切れ、冷や汗、吐き気、腕・背中・顎へ広がる痛みを伴う場合は、心臓由来の可能性もあるため、早急な医療機関での評価が必要である。胸痛が腕・背中・首・顎へ広がる、息切れや冷や汗を伴う場合は緊急対応が必要とされています。

肩甲骨内側の痛みは、ほとんどが筋肉や神経、姿勢に関係するとは限らない。
内臓疾患や重大な病気が隠れていないかを確認する視点も重要である。

症例紹介

①50代女性

「異常なし」と言われた肩甲骨内側の痛み

肩甲骨内側のズキズキした痛みが続いていた。
病院では異常なしと言われ、湿布と痛み止めで様子を見るように言われたが、症状は変わらなかった。

マッサージを受けると一時的に楽になるが、数日で戻る状態だった。

評価すると、肩甲骨内側だけでなく、首の可動性低下、胸郭の硬さ、呼吸の浅さ、肩甲骨の前方化が確認された。
さらに、肩甲背神経周囲の緊張も強く、神経の滑走性が落ちている状態だった。

施術では、首・胸郭・肋骨・肩甲骨の動きを整え、キネシオテーピングで神経と筋膜が働きやすい環境を作った。
数回の施術で、デスクワーク中の背中の痛みが軽くなり、朝のつらさも減っていった。
 

②20代男性

筋トレ後から続く肩甲骨内側の痛み

筋トレ後から、肩甲骨内側にズキッとする痛みが出るようになった。
ストレッチをしても戻り、肩甲骨はがしを受けても数日で痛みが戻っていた。

評価すると、肩甲骨内側の筋緊張だけでなく、肩甲骨の前方化、棘下筋の働きの低下、肩甲上神経周辺の負担が疑われた。
立位では腕を上げると痛みが出るが、仰向けでは動きが改善するという特徴もあった。

施術では、肩甲骨だけでなく、胸郭、呼吸、肩甲上神経周辺、姿勢制御を含めて調整した。
その結果、トレーニング時の肩甲骨内側の痛みが軽くなり、腕を上げる動作への不安も減っていった。

 

※症例は一例であり、すべての方に同じ結果を保証するものではない。

実際の声

  • 「異常なしと言われたけれど、確かに痛みはあった。今は呼吸がしやすい」

  • 「マッサージではすぐ戻っていたが、ここでは長持ちする」

  • 「肩甲骨の奥の違和感が消えて仕事に集中できるようになった」

※これは個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

院長より

院長・菊池 竜

─「“原因が分からない症状”にも必ず意味がある」

これまで25年以上、のべ2万5千人以上のしびれや神経痛に悩む方に関わってきました。
病院で「異常なし」と言われても続く違和感や、薬や注射では変わらなかった症状に向き合い、筋膜・神経・栄養・姿勢を統合して整えるアプローチを続けています。

 

「必ず治ります」とは言えませんが、身体が本来持つ回復力を引き出すことで、動きやすさを取り戻していく方は少なくありません。
一人ひとりの状態に合わせた最適なサポートを心がけています。

この痛み、検査で整理したい

よくある質問

肩甲骨内側の痛みは姿勢のせいですか?

姿勢が関係することは多いです。

ただし、姿勢だけが原因とは限りません。

肩甲骨内側の痛みには、首、胸椎、肋骨、呼吸、肩甲背神経、肩甲上神経、姿勢制御などが関係することがあります。
そのため、姿勢だけでなく、神経や呼吸、胸郭の動きまで確認することが大切です。

ストレッチで改善しないのはなぜですか?

筋肉の硬さだけが原因ではない可能性があります。

神経の滑走障害、血流低下、酸素不足、呼吸の浅さ、肩甲骨の位置異常などが残っていると、ストレッチをしても戻りやすくなります。

また、神経が過敏な状態では、強く伸ばすことで症状が悪化することもあります。

肩甲骨はがしは受けた方が良いですか?

肩甲骨周囲の筋肉や筋膜が硬くなっている場合、一時的に楽になることはあります。

しかし、肩甲骨内側の痛みの原因が、神経の圧迫、呼吸機能の低下、姿勢の崩れ、神経系の過敏状態にある場合は、肩甲骨だけを動かしても改善が続かないことがあります。

まずは、なぜ肩甲骨内側が痛くなっているのかを確認することが大切です。

朝起きた時に痛みが強いのはなぜですか?

 睡眠中は動きが少なく、呼吸も浅くなりやすいため、血流や酸素供給が低下しやすくなります。

その結果、神経や筋膜が働きにくくなり、朝に肩甲骨内側の痛みが強く出ることがあります。
動いているうちに楽になる場合は、血流や神経の過敏性が関係している可能性があります。

肩甲骨内側の痛みなのに、目の動きや呼吸を確認するのはなぜですか?

肩の動きは肩だけで決まるわけではありません。

眼球運動は前庭系(身体の傾きやバランスを感じるセンサー)や小脳とつながり、姿勢や肩の安定にも影響します。
また、呼吸が浅くなると胸郭の動きが低下し、肩甲骨や首の筋肉にも負担がかかります。

そのため当院では、肩だけを見るのではなく、呼吸や眼球運動も含めて評価しています。

レントゲンやMRIで異常なしと言われました。それでも原因はありますか?

あります。

画像検査では、骨折や腫瘍、明らかな構造異常を確認できます。

しかし、神経の滑走障害、筋膜の硬さ、呼吸の浅さ、姿勢制御の乱れ、立位と仰向けでの動きの差までは分かりにくいことがあります。

画像で異常がなくても、機能的な問題が残っていることはあります。

痛み止めを飲んでも良くならないのはなぜですか?

すべての痛みが炎症だけで起きているわけではないからです。

肩甲骨内側の痛みには、神経の滑走障害、血流低下、酸素不足、姿勢制御、呼吸の浅さなどが関係していることがあります。
痛み止めで一時的に楽になっても、負担の原因が残っていれば戻ることがあります。

内臓の問題と関係することはありますか?

あります。

頻度としては多くありませんが、心臓、肺、消化器などの問題で背中や肩甲骨周囲に痛みが出ることがあります。

胸痛、息切れ、冷や汗、吐き気、強い夜間痛、発熱、急激な悪化がある場合は、まず医療機関での評価が必要です。

よく検索される疑問とその背景

「肩甲骨 内側 痛い」
「肩甲骨 痛み 異常なし」
「背中の痛み ストレッチ 効かない」
「肩甲骨 筋膜リリース」
などで検索されることが多い。

これらは、

  • 痛みの正体が筋膜・神経の滑走障害や炎症であること

  • 画像に異常がなくても症状が続くこと

  • 頸椎椎間板ヘルニアや胸椎椎間関節症など神経起因の可能性もあること

を反映している。

肩甲骨内側の痛みを、ただのコリで終わらせないために

肩甲骨の内側が痛い。
ストレッチしても戻る。
マッサージしても戻る。
肩甲骨はがしを受けても数日で戻る。
検査では異常なしと言われた。

そのような状態なら、痛みの場所だけを追いかけるのではなく、首・胸郭・肋骨・肩甲骨・神経・呼吸・姿勢制御まで含めて整理する必要がある。

相談することで、

  • 肩甲骨内側の痛みが筋肉だけの問題なのか整理できる
  • 肩甲背神経や肩甲上神経の影響を確認できる
  • 朝つらい理由、動くと楽になる理由を整理できる
  • 立位と仰向けで動きが変わる理由を確認できる
  • 肩甲骨はがしやストレッチで戻る理由が分かりやすくなる
  • 背中の痛みに意識を奪われ続ける状態から抜けるきっかけが見える

ことがある。

肩甲骨内側の痛みを、ただのコリとして終わらせたくない場合は、一度相談してほしい。

※本ページは、現在の状態を理解するための参考情報です。
実際の評価や方針については、状態を確認したうえでご説明しています。

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