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アールカイロプラクティックセンター

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肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)

小指や薬指のしびれや握力低下…それは「肘の圧迫」だけではない

公開日:2016年10月3日

更新日:2025年12月18日

日常生活でのしびれや違和感に悩んでいないか

「小指と薬指にかけてのしびれや違和感が続く」
「肘を曲げていると症状が強まる」
「握力が弱まり、細かい作業が難しくなってきた」

このような声は少なくない。
検査で「異常なし」と言われても症状は続き、湿布や安静では改善しないことも多い。
その背景には、肘の内側を通る尺骨神経に負担がかかる肘部管症候群が隠れている可能性がある。

よくある症状・悩み

  • 小指と薬指のしびれや違和感

  • ペットボトルのキャップが開けにくい

  • パソコン作業で肘を曲げているとしびれが強まる

  • 握力が低下して細かい作業が難しい

  • 病院(検査)で診断されても何もしてくれないと感じている

肘部管症候群とは?

尺骨神経(黄)

肘部管と尺骨神経(黄)
内が圧迫される所

肘の内側には「肘部管」と呼ばれる狭いトンネルがあり、その中を尺骨神経が通過している。
この部位で神経が圧迫や摩擦を受けると、小指や薬指のしびれ、握力低下といった症状が出現する。

ただし、同じ圧迫があっても症状がない人もいれば、わずかな圧迫で強い症状を訴える人もいる。
つまり「圧迫=原因」とは限らない。

圧迫だけでは説明できない症状の背景

  • 神経の酸素・栄養不足によるATP(エネルギー)低下

  • 炎症物質の残存による慢性化

  • 呼吸の浅さや姿勢の乱れによる血流低下

  • 「また痛むのでは」という不安や記憶による神経の過敏化

症状の強さは、構造そのものではなく神経の環境に左右されることが多い。

日常生活での困りごと

  • 長時間のデスクワークやスマホ操作でしびれが悪化する

  • 楽器演奏や細かい作業がつらい

  • 洗濯物を干す動作で腕がだるくなる

  • 就寝時に肘を曲げて眠るとしびれで目が覚める

こうした困りごとが続くと、生活や仕事の質が大きく低下してしまう。

ダブルクラッシュ(Double Crush)という考え方

肘部管症候群では、肘の内側に位置する「肘部管」というトンネルを尺骨神経が通過する際に、
圧迫や牽引などの負担が加わることで、
小指・薬指のしびれや痛み、握力低下といった症状が現れると考えられている。

ただし、
肘だけの問題で症状のすべてが説明できないケースも少なくない。
その背景にあるのが、
「神経は一本の連続した線として機能している」という視点である。

この考え方では、

頚椎や肩周囲といった神経の近位部で何らかの働き低下が起こると、
尺骨神経の伝達や栄養供給が弱まり、
結果として肘部管での症状が強く出やすくなる

と捉えられている。

これは、単に複数箇所で神経が圧迫されているという意味ではなく、
神経全体の機能が低下しているために、
特定の狭い部位で症状が目立つようになっている

という理屈である。

つまり、

肘で現れている症状は、
肘だけが問題であるとは限らない

という視点が重要となる。

リバース・ダブルクラッシュ(Reverse Double Crush)という考え方

神経は、中枢(首・脊髄)から末端(肘・手指)へ情報を伝えるだけでなく、
末端から中枢へも、情報や栄養のやり取りを行っている。

そのため、末端側で神経の働きが低下した状態が続くと、
その影響が上流である肩や首にまで及び、
痛みや違和感として現れることがある
と考えられている。

肘部管での症状が強い場合でも、
首から肩にかけての神経の流れや動きの低下が関与していたり、
肘を起点として、肩や首の違和感へと症状が連鎖していることがある。

このような場合には、

肘の症状は肘だけの問題ではなく、
神経全体の働き低下の影響として現れている

と理解する必要がある。

当院が肘だけを見ない理由

これらの考え方に共通しているのは、

症状が出ている場所と、原因となっている場所が一致するとは限らない

という点である。

肘部管症候群では、
肘の内側(肘部管)で尺骨神経が負担を受けることが中心に語られやすい。
しかし実際には、

  • 首から肩、腕へと続く神経の通り道全体の負担

  • 日常的な姿勢や肩から肘にかけての使い方

  • 神経への栄養や酸素供給の状態

  • 末端(手指)における反射的な負担

といった要素が重なり合い、
神経全体の機能低下として症状に影響していることがある。

当院では、
肘の局所だけを切り取って評価・対応するのではなく、
神経・筋・筋膜・姿勢などを含めた全体像を確認し、
症状の背景にあるバランスを整えることを重視している。

局所のみを追い続けても変化が乏しい場合であっても、
このような広い視点で評価とアプローチを行うことで、
これまで説明がつかなかった違和感や、
改善への手がかりが見えてくることがあるからである。

関連症状ページも参考に

誤診や見落としのケース

「頚椎椎間板ヘルニア」と診断されたが、主因は肘部管での神経圧迫であったというケースもある。
画像所見では見えにくいため、臨床での機能評価が重要となる。

当院の施術の考え方

アールカイロでは「肘をほぐす」ことだけに注目せず、なぜ尺骨神経が過敏になったのかを重視する。

  • 神経ルートに沿った筋肉の張力と圧迫状態

  • 筋膜の連動性(アナトミートレイン)

  • 姿勢と呼吸の乱れ

  • 神経の酸素・栄養環境

  • 栄養・代謝・自律神経の安定性

  • 感覚センサーの誤作動

症例紹介

30代女性・事務職

  • 主訴:小指と薬指のしびれ、握力低下

  • 経過:肘部管症候群と診断されたが、湿布と安静では変化なし

  • 結果:施術と呼吸改善、テーピング指導を行い、5回目にはしびれが軽減。PC作業が継続可能になった

※これは一例であり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

実際の声

  • 「病院(検査)で診断されても何もしてくれないと感じていたが、ここでは全体を見て説明してもらえたので安心できた」

  • 「夜中にしびれで目が覚めていたが、施術を受けてから眠れるようになった」

  • 「仕事でのタイピングが苦痛だったが、少しずつ改善を実感できている」

※これは個人の感想であり、効果を保証するものではない。

院長より

院長・菊池 竜

─「“原因が分からない症状”にも必ず意味がある」

これまで20年以上、のべ2万人以上のしびれ・神経痛に悩む方に関わってきた。
病院で「異常なし」と言われても続く違和感や、薬や注射では変わらなかった症状に向き合い、筋膜・神経・栄養・姿勢を統合して整えるアプローチを続けている。

 

「必ず治ります」とは言えないが、体が本来持つ回復力を引き出すことで、動きやすさを取り戻していく方は少なくない。
一人ひとりに合った最適なサポートを心がけている。

よくあるご質問

肘部管症候群は手術が必要ですか?

多くのケースでは保存的な施術や生活習慣改善で軽減していきます。

サポーターや安静で改善しますか?

完全な安静を続けると、神経伝達がさらに鈍くなることがあります。

状態に合わせて、安全に動かせる範囲で循環を保つことが回復を助けます。
施術中に、無理のない姿勢や動作の方法をお伝えしています。

ストレッチは効果がありますか?

神経が過敏な時期に強く伸ばすと悪化することがあります。まずは条件を整えることが重要です。

どのくらいのペースで通えばよいですか?

お体の状態や目的によって大きく異なります。初回の検査・カウンセリングをもとに、一人ひとりに合ったペースをご提案しています。

仕事や運動は続けても大丈夫ですか?

状態に合わせて調整すれば可能です。

痛みが強い時は安静よりも、安全に動ける範囲で循環を保つことが回復を早めるケースもあります。
施術中に、体に負担をかけずに動くコツや再開のタイミングをご案内しています。

肘部管症候群は「圧迫=原因」ではなく、神経の代謝や姿勢、生活習慣も関わる複合的な問題である。
症状の出方や回復のプロセスは一人ひとり異なり、短期間で変化する方もいれば、生活習慣を見直すことで少しずつ和らぐ方もいる。

アールカイロでは、「症状を取り除く」のではなく「整える力を引き出す」施術を通じて、再び安心して日常を送れる体づくりを支えている。

手足のしびれ・神経痛専門として20年以上、延べ2万人以上に対応。

「薬や注射に頼らず、体の仕組みから整えたい」  

そう願う方のために、構造・神経・栄養の三方向からサポートしています。  

症状の背景を理解しながら、自分の体を整える第一歩に。 

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2025/12/30
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院長ごあいさつ

菊池 竜

親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。