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腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア

腰や脚のしびれや痛み…それは「圧迫」だけではない

公開日:2016年5月7日

更新日:2026年1月22日

「腰椎ヘルニアですね」

そう言われた瞬間、頭が真っ白になった人は少なくない。

・この痛みは治るのか
・しびれは一生残るのか
・仕事は続けられるのか
・手術しかないのか

答えが分からないまま、痛みと不安だけが日常に残る。

座っていてもつらい。
立ってもつらい。
朝起きるのが怖い。
靴下を履く動作ひとつで、息を止める。

検査では「ヘルニアが出ています」と説明された。
でも、

なぜ今こうなったのか
なぜ良くならないのか
いつまで続くのか

その説明は、どこにもなかった。

画像に写った「異常」は見せられた。
だが、自分の体の中で何が起きているのかは分からない。

 

痛みよりもつらいのは、
「分からないまま耐え続けること」なのかもしれない。

よくある症状・悩み

  • 腰やお尻の奥の痛み

  • 朝起きた時が一番悪く、だんだん気にならなくなる

  • 前かがみで症状が悪化する

  • 足先に力が入りにくい

  • 病院(検査)で診断されても何もしてくれないと感じている

「しびれ」と「しびれ感」は同じではない

患者さんの話を聞いていると、

  • ビリビリするジンジンする

  • 感覚が鈍い

  • 皮膚が一枚厚くなった感じ

  • 触っても自分の足じゃないみたい

こうした表現がよく出てくる。

医学的にも、実際には次の2つは別物である。
 

■ しびれ(感覚低下)

  • 触っても分かりにくい

  • 冷たい・熱いの感覚が鈍い

  • 皮膚の感覚が抜けたような感じ

神経の伝達そのものが弱くなっている状態
 

■ しびれ感(異常感覚)

  • ビリビリ

  • ピリピリ

  • ゾワゾワ

  • 電気が走る感じ

神経が過敏・興奮して誤作動している状態
 

重要なポイント

腰椎椎間板ヘルニアでは、

  • 圧迫

  • 炎症

  • 血流低下

  • 酸素不足

  • 自律神経の乱れ

などが重なり、

「感覚が鈍るタイプ」と「過敏になるタイプ」が混在することも多い。

つまり、

しびれがある=神経が完全に壊れている

ではない。

多くの場合は、

神経が「うまく働けない環境」に置かれている

だけである。

腰椎椎間板ヘルニアとは?

腰椎の椎間板が変性・突出し、神経を圧迫するとされる状態である。
ただし、MRIで突出が確認されても症状がない人もいれば、わずかな突出で強い症状を訴える人もいる。
つまり「突出=原因」とは限らない。

圧迫だけでは説明できない症状の背景

  • 神経はある程度の圧迫には耐えられる

  • 炎症物質の残存が痛みやしびれを引き起こす

  • 酸素・栄養不足により神経が過敏化しやすい

  • 「また痛むのでは」という不安や記憶が神経を興奮させる

症状の正体は構造そのものではなく、神経の環境や感受性にあることが多い。

日常生活での困りごと

  • 長時間座っていると腰から脚にかけてしびれる

  • 前かがみで荷物を持つと痛みが強くなる

  • 階段や坂道で脚に力が入りにくい

  • 夜に脚のしびれで目が覚める

こうした困りごとが続くと、生活や仕事の質が大きく低下してしまう。

ダブルクラッシュ理論

腰椎での圧迫に加え、股関節や膝、足首など別の部位で神経や血管にストレスがかかると、症状が強まることがある。
これを「ダブルクラッシュ(二重圧迫)理論」と呼ぶ。

関連症状ページも参考に

腰から脚にかけての痛み(坐骨神経痛)はこちら

誤診や見落としのケース

MRIで「腰椎椎間板ヘルニア」と診断されても、症状の主因は筋肉や靭帯の緊張、または代謝環境の乱れであることも少なくない。
画像に映る所見が強調されても、それが必ずしも症状の原因ではないのである。

頚椎と腰椎にヘルニアが併発するケース

腰椎椎間板ヘルニアの方は、頚椎椎間板ヘルニアも併発していることが少なくない。
これは体質的(遺伝的)な背景が関与しており、家族歴に「ヘルニアを経験している親族がいる」というケースは多い。

さらに、タンパク質不足により椎間板の修復やコラーゲン生成が不十分となり、頚椎・腰椎ともに変性が進みやすくなる。
そのため、家族歴や食事習慣の確認も症状を理解する上で重要である。

当院の施術の考え方

アールカイロでは「突出を小さくする」ことにこだわるのではなく、神経が正常に働く条件を整えることに重点を置く。

  • 神経ルートに沿った筋肉の張力と圧迫状態

  • 筋膜の連動性(アナトミートレイン)

  • 姿勢・呼吸の乱れ

  • 神経の酸素・栄養環境

  • 栄養・代謝・自律神経の安定性

  • 感覚センサーの誤作動

なお、施術内容の詳細は症状や身体の状態によって一人ひとり異なるため、初回検査後に個別に説明している。

症例紹介

40代男性・配送業

  • 主訴:腰と左脚のしびれ

  • 経過:MRIで腰椎椎間板ヘルニアと診断、ブロック注射をすすめられるが改善せず

  • 結果:施術と呼吸改善で4回目からしびれが軽減し、仕事を続けられる状態に


※これは一例であり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

【症例紹介34】 しゃがむと膝の外側が痛む
—半月板ではなく“腰椎椎間板”が関与していたケース(40代男性・会社役員)

【症例紹介41】開脚動作で太もも裏が張る

—ハムストリングスではなく“腰椎と中殿筋”が関与していたケース(40代女性・ダンサー)

【症例紹介43】膝がカクカクする・内側がヒリつく

—膝ではなく“腰椎と大腿神経”が原因だったケース(50代男性・会社員)

【症例紹介45】空手の上段蹴りで太もも裏が張る

—筋肉ではなく腰椎椎間板が原因だったケース(40代男性・会社員)

実際の声

  • 「病院(検査)で診断されても何もしてくれないと感じていたが、こちらでは全体を見て説明してもらえたので安心できた」

  • 「ブロック注射で一時的に楽になってもまた戻ってしまったが、施術を受けてからは少しずつ変化を実感できている」

  • 「画像では異常ありと言われても、原因を全体から考えてもらえたので納得して通えている」

※これは個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

院長より

院長・菊池 竜

─「“原因が分からない症状”にも必ず意味がある」

これまで25年以上、のべ2万5千人以上のしびれや神経痛に悩む方に関わってきました。
病院で「異常なし」と言われても続く違和感や、薬や注射では変わらなかった症状に向き合い、筋膜・神経・栄養・姿勢を統合して整えるアプローチを続けています。

 

「必ず治ります」とは言えませんが、身体が本来持つ回復力を引き出すことで、動きやすさを取り戻していく方は少なくありません。
一人ひとりの状態に合わせた最適なサポートを心がけています。

よくあるご質問

ヘルニアは手術しないと治らないのですか?

いいえ。多くのケースでは施術や習慣改善で軽減していきます。

ブロック注射は効かないのですか?

すべての痛みが「痛覚過敏」で起きているわけではありません。

なかには、痛みを感じにくくなる「痛覚鈍麻」や神経伝達の低下が起きているケースもあります。
その場合、ブロック注射の効果が出にくく、かえって神経の働きを抑えてしまうこともあります。

ストレッチは効果がありますか?

神経が過敏なときに強く伸ばすと悪化することがあります。まずは条件を整えることが大切です。

どのくらいのペースで通えばよいですか?

お体の状態や目的によって大きく異なります。初回の検査・カウンセリングをもとに、一人ひとりに合ったペースをご提案しています。

仕事や運動は続けても大丈夫ですか?

状態に合わせて調整すれば可能です。

痛みが強い時は安静よりも、安全に動ける範囲で循環を保つことが回復を早めるケースもあります。
施術中に、体に負担をかけずに動くコツや再開のタイミングをご案内しています。

腰椎椎間板ヘルニアは「圧迫があるから痛い」と単純に片づけられるものではない。
神経や栄養環境を整えることで改善の可能性は広がる。
さらに、体質的背景や食事内容の影響を考慮することも重要である。

アールカイロでは、「症状を取り除く」のではなく「整える力を引き出す」施術を通じて、再び安心して生活を送れる体づくりを支えている。

よく検索される疑問とその背景

実際にインターネットで
「腰椎椎間板ヘルニア 圧迫ではない」
「腰ヘルニア 無症状」
「腰椎椎間板ヘルニア 痛みの原因」
「神経炎症 過敏状態」
「中枢性感作 腰痛」
といった検索が多く行われている。

これらは次のような事実を反映している。

  • ヘルニアが見つかっても 圧迫だけが原因ではない ことがある

  • 画像でヘルニアがあっても 無症状 の人は少なくない

  • 痛みの正体は 神経炎症や過敏状態 にある場合もある

  • 慢性の腰痛では 中枢性感作 が関与するケースもある

つまり、腰椎椎間板ヘルニアによる症状を理解するには「圧迫の有無」だけでなく、神経の働きや全身環境を含めて考える必要があるのである。

※本ページは、現在の状態を理解するための参考情報です。
実際の評価や方針については、状態を確認したうえでご説明しています。

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2025/2/1
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院長ごあいさつ

菊池 竜

「私が最初から最後まで責任をもって対応します。」