「病院では異常なしと言われた」
「ストレッチやマッサージで悪化した」
「薬や注射では変わらなかった」

こうした声は少なくない。

実際、しびれや痛みの背景には骨や神経の圧迫だけではなく、他の要因が関わっている可能性がある。

• 神経は酸素や栄養が不足すると過敏になることがある

• ATP不足では筋肉が緩みにくく、圧迫や摩擦が生じやすい

• 炎症や自律神経の乱れが症状を長引かせるケースもある

つまり、症状は構造的な問題に加え、体の環境全体が関与していることも多いのである。

筋肉の硬さや疲労が続けば、神経や血流に負担がかかることがある。
さらに姿勢の乱れや内臓機能の不調、栄養不足が重なれば、症状を繰り返しやすい悪循環が形成される可能性がある。

• 長時間の悪い姿勢

• 浅い呼吸

• 同じ動作の繰り返し

• 偏った食生活やストレス

これらは筋肉や神経の機能を妨げ、慢性化を助長する要因になる場合がある。

アールカイロでは、次のような「手足のしびれ・神経痛」に特化した相談を多く受けている。

• お尻から足にかけてのしびれ・痛み（坐骨神経痛）

• お尻の奥の痛みや足のしびれ（梨状筋症候群）

• 手のしびれや細かい動作のしづらさ（手根管症候群）

• 足裏のしびれ・灼熱感（足根管症候群）

• 太ももの外側のジンジン・ピリピリ感（外側大腿皮神経痛）

• 首から腕に広がるしびれ・違和感（頚椎症性神経根症）

• 肘から小指にかけてのしびれ（肘部管症候群）

• 首から腕にかけての重だるさ・しびれ（斜角筋症候群）

• 複数の神経に負担がかかるケース（ダブルクラッシュシンドローム）

「病院では異常なし」「薬で変わらなかった」と言われた方の中にも、体の環境を整えることで少しずつ楽になったという声がある。

70代女性。背中から肋骨にかけての痛みで、寝返りや深呼吸がつらいと来院。
整形外科では「神経の圧迫」と診断され注射を受けたが変化は乏しかった。

検査から、神経圧迫そのものよりも筋肉の痙攣やATP不足が関与していた可能性が高いと考えられた。
施術と生活習慣の工夫を組み合わせることで、2週間後には「以前より楽になった」との声があった。

※これは一例であり、すべての方に同じ変化があるわけではありません。診断や治療を目的とした記載ではなく、あくまで参考情報です。

• 「ヘルニア＝必ず手術が必要」ではない
  　画像にヘルニアがあっても症状のない人は多い。痛みの有無は圧迫の程度よりも、神経の環境や炎症の有無が影響する。

• 「筋肉が硬い＝力を入れすぎ」ではない
  　ATP不足によって緩めない状態が「硬さ」として現れることがある。

• 「画像で異常がない＝問題なし」ではない
  　神経の機能低下や膜電位の乱れは画像には映らない。

症状を繰り返さないためには、施術だけでなく日常生活の工夫が重要である。

• 深い呼吸を意識する

• 食事でビタミンB群やマグネシウムを取り入れる

• 長時間同じ姿勢を避ける

ただし、最適な方法は一人ひとり異なるため、初回カウンセリングで適切なアドバイスを行っている。