検査では大きな異常がないと言われた。
傷も治っているはず。
それなのに、痛みだけが残っている。
こうした状態は、決して珍しいものではない。
そして、「異常が見つからないのだから、痛みも気のせい」ということでもない。
痛みが長引く過程では、傷ついた場所だけではなく、痛みを受け取り、処理している神経系や脳の働きにも変化が起こることがある。
つまり、長引く痛みを考えるときには、「どこが傷ついているのか」だけでは説明できないことがある。

【三軒茶屋駅】手足のしびれ・神経痛なら
アールカイロプラクティックセンター
〒154-0004 東京都世田谷区太子堂2-8-17 88.SANGENJAYA202号室
(東急田園都市線 三軒茶屋駅北口Bより徒歩6分)
検査では大きな異常がないと言われた。
傷も治っているはず。
それなのに、痛みだけが残っている。
こうした状態は、決して珍しいものではない。
そして、「異常が見つからないのだから、痛みも気のせい」ということでもない。
痛みが長引く過程では、傷ついた場所だけではなく、痛みを受け取り、処理している神経系や脳の働きにも変化が起こることがある。
つまり、長引く痛みを考えるときには、「どこが傷ついているのか」だけでは説明できないことがある。
本来痛くない刺激が痛くなる仕組み
「服が擦れるだけでヒリヒリする」
「布団が触れるだけでも痛い」
「皮膚を軽く触られただけなのに、ビリッとする」
「痛いというより、触られるのが気持ち悪い」
このような症状があると、皮膚そのものに何か問題があるのではないかと考えたくなる。
もちろん、傷や炎症、皮膚疾患などによって触れると痛い場合もある。
しかし、皮膚に目立った異常がないにもかかわらず、本来なら痛くないはずの刺激を「痛い」と感じることがある。
このような状態をアロディニア(異痛症)という。
アロディニアを理解するうえで重要なのは、痛みを感じている場所だけを見るのではなく、その刺激を神経がどのように受け取り、脊髄や脳でどのように処理しているのかまで考えることである。
昨日はそれほど気にならなかったのに、今日は同じ場所が痛い。
朝起きたときはつらかったのに、午後になると少し楽になっている。
反対に、日中は問題なかったのに、仕事が終わる頃になると痛みやしびれが強くなる。
このような経験をしたことがある人は少なくない。
ここで一つ疑問が生まれる。
同じ身体で、同じ場所に症状があるのに、なぜ日によって痛みの強さが変わるのだろうか。
痛みが強くなった日は、身体のどこかが急に悪化したのだろうか。
必ずしもそうとは限らない。
痛みの強さは、「傷んでいる場所の状態」だけで決まっているわけではないからである。
身体のつながりから考える
9月6日、キネシオテーピングスーパートレーニングの講義に参加してきた。
今回の講義では、太ももの内側にある内転筋群、太ももの前側にある大腿四頭筋、そして外側にある大腿筋膜張筋を中心に、実際に身体を検査しながらテーピングを行った。
今回も改めて感じたのは、
「弱い筋肉を見つけて、そこにテープを貼ればよい」というほど身体は単純ではない
ということである。
同じ筋肉でも、なぜ働きにくくなっているのかによって対応は変わる。
さらに、ある筋肉にとって良いテープが、別の動作ではかえって邪魔になることさえある。
テーピングで大切なのは「どこに貼るか」だけではなく、その前後で身体全体の働きがどう変化したのかを確認することである。
手や足の不調が、痛みではなく「しびれ」から始まることがある。
ジンジンする。
ピリピリする。
薄い膜がかかったように感じる。
触った感覚が左右で少し違う。
強い痛みはないのに、どこかおかしい。
こうしたしびれは、「痛くないからまだ軽い」と考えられがちである。
しかし、神経の状態は痛みの強さだけでは判断できない。
神経そのものが大きく傷ついていなくても、神経を取り巻く環境が変化し、信号を伝える働きが低下することで、しびれや感覚の鈍さが現れることがあるからである。
痛みやむくみを立体的に見る理由
先日、総合保証型セミナー「THE INSPIRE」第5回に参加し、筋膜をどう見るかについて学んできた。
「筋膜は全身につながっている」
この言葉は、最近では一般にも少しずつ知られるようになってきた。
足裏が硬いと腰に影響する。 股関節の動きが悪いと肩に負担がかかる。 首や肩の不調が、腕や手のしびれに関係することがある。
このように、身体は部分ごとにバラバラに動いているわけではない。
ただし、ここで注意したいのは、筋膜を「一本の線」のように単純に考えすぎないことである。
筋膜は、身体の中をまっすぐ走る一本のロープではない。もっと立体的で、もっと柔らかいネットワークである。
ー朝には引いていく理由
夜中に手が痺れて目が覚める。振ったり、握ったり開いたりしているうちに、なんとなく落ち着く。
朝はいちばん動きが悪いのに、支度をしているうちに引いていく。日中はほとんど気にならない。
この時間帯の偏りには、理由があると考えられている。
キネシオテーピングスーパートレーニングに参加して
8月2日、KTスーパートレーニングの講義に参加してきた。
今回も、一般向けに販売されているテーピングの書籍を教材にしながら、そこに書かれている貼り方を実際の身体にどう応用するのかを学ぶ内容であった。
テーピングの本には、身体の部位ごとに基本となる貼り方が紹介されている。
しかし実際の臨床では、同じ場所が痛いからといって、全員に同じテープを貼ればよいわけではない。
今回の講義では、こうした身体の状態を確認しながら、テープを選ぶまでの考え方を学んだ。
「痛い場所を指させるか」で分かること
同じ「痛い」という言葉でも、体の中で起きていることは同じではない。
ぶつけた。 切った。 ひねった。
こうした直後に出る痛みもあれば、
何もしていないのに痛む。 どこが痛いのか、はっきり示せない。 何か月も良くなったり悪くなったりしている。
という痛みもある。
痛む場所が同じでも、痛みを生み出している仕組みまで同じとは限らない。
その違いを整理しないまま、揉む・伸ばす・休むといった同じ対応を続けても、変化が出にくいことがある。
THE INSPIRE第4回に参加して
先日、総合保証型セミナー「THE INSPIRE」第4回に参加してきた。
第1回から第3回までは、「症状ではなく状態を見る」という考え方を中心に学んできた。
筋膜、流体、腹圧、横隔膜、手術痕や古傷の影響——身体を局所ではなく全体として捉える視点である。
今回の第4回では、さらに具体的に、キネシオテープそのものが身体にどのような刺激を入れているのかを学ぶ内容だった。
キネシオテープというと、「関節を支えるもの」「痛い場所に貼るもの」というイメージが強いかもしれない。
しかし本来のキネシオテーピングは、固定を目的としたテープではない。
大切なのは、皮膚にやさしい刺激を入れることで、身体が動きやすい状態を作るという視点である。
長く座ったあと、立ち上がる最初の一歩。そこに走る痛みや重だるさ。
じっとしていたはずなのに、動き出した瞬間がいちばんつらい。
この不思議な現象の背景には、「酸素」と「痛みのセンサー」という二つの鍵がある。
座りっぱなしとしびれのあいだには、静かに進むひとつのつながりがある。
「神経が圧迫されていますね」
「神経が傷ついているかもしれません」
こう言われると、多くの方は不安になる。
「もう治らないのでは」 「神経は一度傷つくと元に戻らないのでは」
しかし実際には、神経は思っている以上に丈夫な組織である。
しびれや痛みがあるからといって、神経そのものが壊れているとは限らない。
なぜ同じ場所ばかり痛くなるのか
「何度治療しても同じ場所が痛くなる」
「その場では楽になるのに、数日すると元に戻ってしまう」
このような経験は珍しくない。
実は、このような症状では
痛みが出ている場所だけを治療している
ことが少なくない。
しかし、本当に見るべきなのは、
「痛みがある場所」ではなく、「なぜそこだけに負担が集中したのか」
である。
この違いを理解すると、なぜ治療を繰り返しても再発する人がいるのか、その理由が見えてくる。
― THE INSPIRE第3回で学んだ「手術痕・古傷・腹圧」から見る身体のつながり ―
先日、総合保証型セミナー「THE INSPIRE」第3回に参加してきた。
第1回・第2回では、「症状ではなく状態を見る」という考え方や、筋膜・皮膚感覚・腹圧・横隔膜などを通して身体を見立てる重要性を学んできた。
今回の第3回では、その考え方をさらに実際の臨床に近い形で確認する内容だった。
特に印象的だったのは、昔の手術やケガが、現在の痛みやしびれに関係することがあるという視点である。
肩が痛い。
腰が重い。
膝がつらい。
股関節が動かしにくい。
こうした症状があると、「今痛い場所」に原因があると考えがちである。
肩が痛ければ肩が悪い。
腰が痛ければ腰が悪い。
膝が痛ければ膝が悪い。
もちろん、症状の場所を確認することは大切である。
しかし実際には、痛みが出ている場所と、その原因がある場所は、必ずしも同じではない。
特に見落とされやすいのが、昔の手術やケガの影響である。
「首が凝るとつい鳴らしてしまう」
「パキッと鳴ると楽になる」
「気づくと毎日何回も鳴らしている」
こうした経験は珍しくない。
しかし、毎日鳴らしているのに凝りが取れない。むしろ以前より凝るようになった気がする。
そうした声もよく耳にする。
これは偶然ではない。首を鳴らす行為そのものが、凝りを作り続けている可能性がある。
「朝起きたら急にしびれていた」
「特に何もしていないのに痛くなった」
「昨日まで平気だったのに、急に腕が重くなった」
こうした経験は珍しくない。
しかし、身体の中で起きていることを詳しく見ていくと、症状は本当に突然始まったわけではないことが多い。
症状が出た日は、原因が始まった日ではない。
身体がそれ以上耐えられなくなり、表面化した日である。
発症の前には、多くの場合「蓄積期間」がある。
マッサージで戻る理由と繊維化の正体
「マッサージしてもすぐ戻る」
「ストレッチしても次の日には元通り」
「温めているあいだだけ楽になる」
こうした経験がある方は多い。
一時的に楽になるのに、なぜ戻るのか。
その答えは、筋肉が「硬くなっている」のではなく、「緩めない状態になっている」という見方にある。
そしてその背景に、繊維化という組織の変化が関係していることがある。
実際に貼って確かめながら、臨床での使い方を学んできた
毎月第一日曜日恒例のキネシオテーピングスーパートレーニング講座に参加してきた。
今回の講義も、一般向けに販売されているテーピング本の内容を土台にしながら、実際にその場で貼ってみて、身体がどう変わるのかを確認し、さらに臨床でどう応用するかを深めていく内容であった。
病院でレントゲンやMRIを撮ると、こう言われることがある。
「石灰化があります」
「椎間板ヘルニアがあります」
「軟骨がすり減っています」
すると多くの方は、
「だから痛いのか」
「もう治らないのではないか」
と感じる。
画像検査は重要である。
骨折・腫瘍・強い炎症などの確認には欠かせない。
ただし、画像に写っているものが、必ずしも今の痛みの原因とは限らない。
ここを知っているかどうかで、選択肢は大きく変わる。
― THE INSPIRE第2回で学んだ「身体のつながり」と見立て ―
先日、総合保証型セミナー「THE INSPIRE」第2回に参加してきました。
今回の大きなテーマは、
「身体はつながっている。しかし、何でもかんでも全部つながっていると雑に考えてはいけない」
ということでした。
最近は「筋膜」という言葉を耳にする機会が増えています。
筋膜は、筋肉や内臓、皮膚、骨などを包み込み、身体全体をつなげている組織です。
そのため、よく「筋膜は全身につながっている」と言われます。
これは間違いではありません。
ただし、今回の講義で強調されていたのは、
実際にどこまで影響しているのかを確認することの大切さ
でした。
腕を動かしたからといって、必ず足首まで影響するわけではありません。
手首を動かしただけで、毎回膝が悪くなるわけでもありません。
身体はつながっています。
しかし、そのつながり方は人によって違い、動作によっても変わります。
だからこそ、ただ「全身がつながっているから」と決めつけるのではなく、実際に見て、触れて、動かして、どこまで影響しているのかを確認する必要があります。
一般的には、筋肉が縮み、腱を介して骨が引かれ、関節が動くと説明されます。
もちろんこれは正しい説明です。
ただ、実際の身体では、それだけではありません。
筋肉が動くと、その周囲にある筋膜も引かれます。
筋膜の張力が、身体全体の動きに影響します。
腕を上げる、身体をひねる、歩く、踏ん張る。
こうした動きは、ひとつの筋肉だけで行われているわけではありません。
筋膜のゆとり、皮膚感覚、体幹の圧力、重心の位置、呼吸などが組み合わさって、ひとつの動作になります。
だから、筋肉だけを見ると見落とすことがあります。
「筋肉が硬いから揉む」
「関節が硬いからストレッチする」
もちろん必要な場合もあります。
しかし、筋膜のどこかが引っかかり、身体の力の伝わり方が乱れていることで、痛みや動きにくさが出ていることもあります。
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