
「力加減がうまくいかない」「転びやすくなった」そんな感覚ありませんか?
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ペンを握るときに妙に力が入る
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ボールを投げても、毎回コースがバラつく
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歩いていて、つまずく・バランスを崩しやすくなった
こうした悩み、筋力のせいと思っていませんか?
実はそれ、“感覚”と“予測”のズレによる【運動のコントロール不良】かもしれません。
「動け」という命令だけでは、うまく動けない

人が動く時には、まず脳の中の「運動野」から筋肉へ「動け!」という指令が出ます。
でも、それだけでは動きの精度やスムーズさは保証されません。
実際の動きには、
✅ 筋肉へ出す“命令”
✅ 同じ側の脳や小脳による“微調整”
✅ センサーから返ってくる“感覚フィードバック”
この3つのやり取りが必要です。
「エフェレンスコピー」=動きの“設計図”

脳が「こう動こう」と指令を出すと同時に、
その“設計図”がコピーされて小脳などに送られます。
この情報を「エフェレンスコピー(遠心性コピー)」と呼びます。
これがあるからこそ、投げたボールのズレに気づき、修正できるのです。
「感覚フィードバック」がないと、うまく力が入らない
たとえば:
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ペンが重いのか軽いのか
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コップの水がどれくらい入っているか
こうした情報をキャッチするのが、筋肉の中のセンサー(筋紡錘)です。
感覚が正確でないと、必要な力加減がわからず、動きが雑になってしまいます。
こんな症状がある方は、感覚と予測のズレがあるかも

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ふらつく・転びやすい
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力加減がうまくいかない
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片手だけ極端に使いにくい
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運動のときに左右差がある
それ、筋肉の問題ではなく「神経の情報処理」が乱れているサインかもしれません。
アールカイロでは、“動きのズレ”の背景を見抜きます
当院では、筋肉だけでなく、
✅ 運動を制御する神経ルート
✅ エフェレンスコピーや感覚フィードバックの状態
✅ 微細な動きや反射のズレ
を総合的にみて「なぜ同じ動きができないのか」を見極めます。
動きの質は「命令・予測・感覚」のチームワークで決まる
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命令=脳の運動野 → 動け!
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予測=エフェレンスコピー → 設計図どおり?
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感覚=筋紡錘などのセンサー → 今どうなってる?
この3つのズレが起きると、
「同じように動けない」「力加減がうまくいかない」などの不調に繋がります。
「リハビリしても同じ動きができない」「力はあるのに動きがぎこちない」
そんなお悩みがあれば、ぜひ一度「感覚と予測のズレ」の視点からチェックしてみてください。