「ぐっすり寝たのに疲れが残る」
「朝がとにかくつらい」
「原因不明のだるさや痛みがずっと続いてる」

——それ、もしかしたら体の“電池切れ”かもしれません。

人の体は、電気で動く“生きてるロボット”のようなもの。
そして、その電気（＝エネルギー）をつくるには、この3つが必要です：

1. 動くこと（刺激）

2. 呼吸（酸素）

3. 食事（栄養・特に糖）

このどれかが欠けると、体のエネルギーがうまく作れなくなり、
“ガス欠”状態に陥ってしまいます。

エネルギー不足になると…

• 小さな刺激で痛みを感じやすくなる（神経が過敏）

• 寝ても疲れが取れない

• 動く気がしない

• 座っているだけで腰や肩がつらい

でも、レントゲンを撮っても「異常なし」。
——それは、“構造の異常”ではなく、“機能の低下”。

体が、「ちゃんと働けないよ」と教えてくれているサインなのです。

夜、わたしたちの体は「動かない・食べない・呼吸が浅い」の三重苦。
だから朝は、いちばん“電池残量”が少ない時間帯。

でも、動き始めると…

• 血流が増え

• 酸素が巡り

• 刺激が入る

この「再起動」のおかげで、少しずつラクになっていきます。
⇒朝つらくて昼ラクになる人は、“エネルギー不足タイプ”の可能性大。

長時間座っていると…

• 呼吸が浅くなる

• 筋肉が動かず、刺激が消える

• 血流も滞り、酸素や栄養が届かない

特に、猫背・丸まり姿勢でのデスクワークは要注意。
気づけば「肩こり・頭痛・腰痛」につながっていきます。

「タバコを吸うと落ち着く」——そう感じる方もいるかもしれませんが、
体の中ではこんなことが起きています：

• タバコの煙に含まれる一酸化炭素が、酸素の邪魔をする

• 結果、脳も筋肉も酸欠状態に

• 体が“電気切れ”を起こして、痛みや不調につながりやすくなる

つまり、タバコは“酸素を奪うスイッチ”でもあるのです。

私たちが食べたごはんやパンは、体の中で小さく小さく分解され、
最終的には「糖（グルコース）」になってエネルギーに変わります。

糖が足りなくなると…

• 筋肉や脂肪を分解してエネルギーに

• その“非常用モード”が長く続くと、疲労や不調が続く

⇒体がラクになるには、ちゃんとエネルギーを作れる環境が必要なんです。

「なんかおかしい」「最近疲れやすい」「朝が苦手になってきた」
そんな体の声を、“年齢のせい”にしないでください。

それは、壊れたサインではなく、足りないサイン。

• 呼吸を整える

• 姿勢を見直す

• 食事と動きのバランスを変える

それだけでも、“体の電池”は自然と充電されていきます。