——神経という「スイッチ」の誤作動が原因かもしれません
「痛みの原因がわからない」「疲れが取れない」
-
整体に行ってもすぐ戻る
-
検査では異常が出ないのに不調が続く
-
「どこが痛いか自分でもよくわからない」
こうした症状には、実は共通する原因があります。
それは、“神経の誤作動”。
私たちの体は「電気信号」で動いている

脳から出た信号が、神経という“電線”を通って体中に伝わることで、
-
動ける
-
感じられる
-
調整できる
でもこの神経、ちょっとしたことで誤作動を起こします。
神経がうまく働くための「3つの条件」
-
刺激(動く・触れる・重力など)
-
酸素(呼吸)
-
栄養(特に糖)
このどれかでも不足すると…
-
「だるい」
-
「痛い」
-
「しびれる」
といった、“原因不明の不調”が現れやすくなります。
「強い刺激ほど効く」は、誤解です
刺激には強弱があり、体の状態によって合う刺激の強さが違います。
刺激の強さ | 体の反応 | 例 |
---|---|---|
強い | 一気に反応する | ボキッとする矯正、強押し |
中くらい | やさしく整う | 皮膚をなでる、軽く押す |
弱い | 深くしみこむように反応する | ティッシュでのなで刺激 |
体が弱っているときに強い刺激を入れると、
逆に不調を悪化させることもあるんです。
「痛みが取れたのに、なんかおかしい」は要注意
-
耳鳴りが出てきた
-
だるくて動けない
-
頭がボーッとする
それ、“治った”のではなく“強すぎた”可能性も。
私たちの体には“ちょうどいい刺激”があり、
それを超えると「好転反応」ではなく“過剰反応”になってしまいます。
「説明できない痛み」は、心と神経のサインかも
痛みには大きく2つのタイプがあります:
-
鋭くピンポイントでズキッとくる → ケガや炎症タイプ
-
ジワジワ広がる、説明しにくい → ストレスや神経疲れの影響が大きい
⇒「広がる・説明しにくい痛み」は、感情や神経の疲れが関係している可能性が高いんです。
神経は「伝言ゲーム」
神経は一本の線ではなく、バトンのように中継して伝えています。
でも途中の神経が疲れていたり過敏だったりすると、
「ただの刺激」が「痛み」として伝わってしまうことも。
⇒ “伝える力”を整えることが、痛み改善のカギです。
朝やじっとしている時に痛みが出る理由

-
動かない
-
呼吸が浅い
-
食事していない
この「三拍子」がそろうと、神経のエネルギーが減って過敏状態に。
⇒ 朝や、座りっぱなしのときに痛みが出る人は、「電池切れタイプ」かもしれません。
姿勢が悪いと、神経が“誤作動”する

-
寝てばかり
-
丸まり姿勢でのスマホやパソコン
このような状態では、神経がうまく働かなくなります。
「良い姿勢」は、単なる見た目ではなく、
“神経へのスイッチを入れる自然な刺激”なのです。
体には「やりすぎを防ぐブレーキ」がある
例えば:
-
自分で出した力を自分で抑える
-
曲げる筋肉が働くと、伸ばす筋肉が休む
-
そしてなんと、「ブレーキにブレーキをかける機能」もある
この繊細なバランスで、体は日々調整されているのです。
例えるなら…
-
神経の誤作動は、「電気がブレてる状態」
-
強すぎる刺激は、「焦げる火加減」
-
広がる痛みは、「伝言ゲームのミス」
-
姿勢は、「神経にスイッチを入れる動作」
-
疲れやすさは、「体のバッテリー切れ」
「神経のスイッチ」を整える暮らしへ
✅ 深い呼吸を意識する
✅ 姿勢を整える
✅ こまめに動く
✅ 糖分を含む栄養をしっかりとる
✅ 自分に合った強さの刺激を選ぶ
——それが、“神経の調子を整える=不調の改善”につながります。
もし、「どこが悪いのかわからない」「でも、なんとなくつらい」
そんな違和感があるなら、
“神経のスイッチ”が乱れていないかを、ぜひ一緒に見直していきましょう。