見逃されやすい炎症と瘢痕の問題
「特にぶつけたわけでもないのに急に痛くなった」
「昔の傷は治っているはずなのに不調が続く」
「体に良いと思って食事を変えたのに、逆に調子が安定しない」
こうしたケースは珍しくありません。
多くの場合、痛みは
「筋肉が硬い」
「骨がゆがんでいる」
「使いすぎ」
と考えられがちです。
もちろん間違いではありません。
ただ、それだけでは説明できない痛みがあります。
その背景にあるのが
体内の炎症 です。
しかもこの炎症は
・ケガ
・打撲
だけで起きるものではありません。
実際には
・食べ物
・アレルギー
・昔の傷や手術痕
こうしたものでも、痛みの原因になり続けます。
なぜ「何もしていないのに」痛みが起きるのか
痛みは、体にあるセンサー
(侵害受容器)が反応して起こります。
皮膚、筋肉、関節、内臓などが刺激を受けると
「危険」という信号が脳に送られます。
これが急性痛の正体です。
本来これは悪いものではありません。
痛みは
体を守るための防御反応 だからです。
ただし重要なのはここです。
このセンサーは“ケガ以外”でも反応する
・化学的刺激
・炎症物質
・温度刺激
これらでも簡単に興奮します。
つまり
見た目に異常がなくても痛みは出る
ということです。
食べ物でも炎症は起きる
見落とされやすいが
食べ物でも炎症は起きます。
特に問題になるのが
糖質炎症 です。
「甘いもの=お菓子」
と思われがちですが、それは半分だけ正解です。
実際には
・果物
・焼き芋
・甘い農作物
これらでも起こります。
特に現代の食品は
甘く
食べやすく
なるように改良されています。
つまり
昔より“糖の負荷”が高い
ここがポイントです。
さらに果物に多い果糖は
すぐエネルギーにならない
肝臓で処理が必要
という特徴があります。
結果として
摂りすぎると体内に滞りやすい
「体に良いからたくさん食べる」
これが逆効果になることもあります。
“良い食べ物”でも、その人に合うとは限らない
ここは非常に重要です。
良い食べ物=安全ではない
体に合うかどうかは
“個人差”で決まります。
例えば
・果物(バラ科)
・卵
・小麦
・大豆
これらで炎症が出る人もいます。
どれだけ質が良くても
体に合わなければ
炎症は起きる
症状としては
・かゆみ
・湿疹
・頭痛
・だるさ
・関節痛
など様々です。
しかも
すぐ出ない
蓄積してから出る
これが厄介です。
炎症が続くと、神経は敏感になる
炎症が起きると
・ヒスタミン
・セロトニン
・プロスタグランジン
などが放出されます。
本来は修復のための反応です。
しかし
長く続くと
神経が過敏になる
するとどうなるか。
・少しの刺激でも痛い
・何もしてなくても痛い
こうなります。
つまり
「突然の痛み」ではない
体の中では
すでに準備が終わっていたのです。
なぜ古傷や手術痕が今の痛みに関係するのか
ここはかなり見落とされます。
瘢痕組織(はんこんそしき)
・帝王切開
・手術跡
・昔のケガ
これらは見た目が治っていても
神経に刺激を送り続けることがあります。
しかも
痛みとして自覚していない
これが厄介です。
実際には
・頭痛
・肩こり
・腰痛
・自律神経の乱れ
に関与することがある。
10年前でも関係する
20年前でも関係する
「昔のことだから関係ない」
これは成り立たない。
痛みは局所だけの問題ではない
痛みは
- 炎症
- 神経の過敏
- 食べ物
- アレルギー
- 瘢痕
すべてがつながっています。
だからこそ
✕ 痛い場所だけ揉む
✕ 異常なしで終わる
✕ 時間が経てば治る
これだけでは足りない。
見るべきポイントは
✔ 食べ物
✔ 炎症
✔ 神経
✔ 古傷
この4つです。
アールカイロで見ていること
痛みが長引く理由はシンプルです。
原因がまだ残っている
それだけです。
そして多くの場合、その原因は
見えていないだけ
痛みは結果である。
原因はもっと手前にある。
アールカイロでは
- 神経の滑走
- 呼吸と胸郭
- 姿勢制御
- 内臓の負担
- 食事による炎症
- 古傷や瘢痕組織
こうした
“見逃されやすい原因”
まで含めて確認しています。
その場だけ楽になることではなく
なぜそこに痛みが出続けるのか
そこを見直すことで
体は変わり始めます。
