【三軒茶屋駅】手足のしびれ・神経痛なら

アールカイロプラクティックセンター

〒154-0011 東京都世田谷区上馬5-35-25 JLBグランエクリュ三軒茶屋601号室
(東急田園都市線 三軒茶屋駅世田谷通り口より徒歩13分)

ご予約・お問合せはこちら

友だち追加

——静脈と神経の“しくみ”からわかりやすく解説する

「座っているとしびれてくる」「立ちっぱなしの仕事で夕方がつらい」「同じ姿勢を続けていると痛みが増す」。
このような訴えは、当院でも非常に多いものである。
多くの方は、「姿勢が悪いから」「年齢のせいだ」と考えるが、実際の原因はもっとシンプルで、もっと“身体の仕組み”に根ざしたものである。

 

同じ姿勢が症状を悪化させる背景には、血流(特に静脈)と神経の関係が深く関わっている。
本記事では、この「なぜ?」を誰でも理解できるように整理し、今日からできる簡単な対策まで紹介する。

■ 最初にダメージを受けるのは「神経」ではなく「静脈」である

身体の中には「動脈・静脈・神経」が束になって通っている。
一般的には「神経が圧迫されて痛みが出る」というイメージが強いが、実際には神経より先に“静脈”がつぶれるのである。

静脈は薄いゴム管のような構造をしており、とても弱い。
壁が薄く、筋肉のような厚みもない。
そのため、同じ姿勢が続くだけで外側から簡単に押しつぶされ、血液が流れにくくなる。

一方、動脈は厚い筋肉の壁があり、血圧にも強い。
神経も髄鞘という保護層で守られている。
つまり、最初にトラブルが起きるのは「一番もろい静脈」なのである。

■ 静脈がつぶれると、神経は酸欠になる

静脈が押しつぶされて血液が戻りにくくなると、いわゆる“うっ血”状態が起きる。
うっ血すると、動脈からの新しい血液が入りにくくなる。
これはホースの出口が詰まって水が出ない状態に似ている。

神経が正常に働くには、血液によって届けられる酸素と糖が必要である。
これらが減ると、神経のエネルギー源であるATPが作れなくなり、神経は“酸欠”に陥る。

酸欠の神経は、電気信号を安定して流せない。その結果、

  • しびれ

  • ビリビリ感

  • 重だるさ

といった症状が現れる。

これは決して「神経が壊れた」わけではなく、神経の環境が一時的に悪化しているにすぎない

■ ではなぜ「同じ姿勢」で悪化するのか?

静脈は、自分で血液を押し上げる力を持たない。
血液が心臓に戻るためには、筋肉が縮んだり緩んだりする「筋ポンプ」が必要である。
特に足では、ふくらはぎの筋肉が“第二の心臓”と言われるほど重要である。

しかし、同じ姿勢で長時間固まってしまうと、筋肉が動かないため筋ポンプが働かない。
すると静脈弁(血液の逆流を防ぐ“フタ”のような構造)が動かず、血液が下半身に溜まりやすくなる。

その結果、

  • 長く座ると足がしびれる

  • 立ちっぱなしで夕方に痛む

  • 横になり続けて腰が重くなる

といった現象が起きるのである。

つまり、痛みの正体は「姿勢の悪さ」ではなく
“血液が流れない時間が長いこと”そのものである。

■ 強いストレッチは逆効果になることがある

しびれや痛みがあると、「伸ばせばほぐれるのでは?」と考える人が多い。
しかし、強いストレッチはかえって逆効果になる場合がある。

筋肉には“伸びすぎを防ぐセンサー”があり、強く引き伸ばされると防御的に筋肉を固める反応が起きる。
この状態は、筋肉が緊張し血流がさらに悪化するため、しびれや痛みが強くなる原因になる。

また、酸欠状態で弱っている神経に強い牽引刺激を加えると、神経そのものが刺激に過敏になり、ビリッとした痛みが増えることもある。

■ 正解は「1〜2時間に一度の小さな動き」である

同じ姿勢による悪化を防ぐ最も効果的な方法は、“強いストレッチ”ではなく
小さな動きをこまめに挟むことである。

  • 30秒だけ立ち上がる

  • 数十歩歩く

  • 足首を回す

  • 姿勢を変える

これだけで、筋ポンプが働き、静脈弁が動き、血流が一度リセットされる。すると、神経への酸素供給が回復し、症状が軽くなる。

大切なのは“回数”であり、“大きさ”ではない。「足りないより、少しでも動く」が神経と静脈には最も優しい。

■ 温めることも効果的である

血流低下による症状の場合、温めるケアは非常に相性が良い。とくに温めると効果が出やすいポイントは以下の4つである。

  1. 仙骨(腰の中心)

  2. 膝裏のすぐ上(膝窩動脈)

  3. 首の付け根

  4. かかと

ここには太い動脈が通っているため、温めると全身の巡りが戻りやすい。湿布のように冷やすのではなく、温めて巡りを改善するほうが“しびれや痛みに合っている”人は非常に多い。

■ 結論:同じ姿勢での痛みは「血流」と「神経の酸欠」が原因である

同じ姿勢で症状が悪化するのは、姿勢そのものの問題ではない。
静脈の流れが止まり、神経が酸欠となり、環境が崩れることでしびれや痛みが出ているのである。

したがって、改善のポイントは次の3つである。

  • 長時間の同じ姿勢を避ける

  • 強いストレッチではなく“小さな動き”を積み重ねる

  • 必要に応じて温めて血流を戻す

身体の仕組みがわかると、対処法は驚くほどシンプルになる。
今日からできる小さな習慣で、しびれや痛みは大きく変わり始めるはずである。

お気軽にお問合せください

フォームでのお問合せ、LINE、WEBからのご予約は24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

友だち追加

新着情報

2025/12/1
当院の12月の定休日は、5日(金)・7日(日)・12日(金)・14日(日)・19日(金)・21日(日)・26日(金)・28日(日)・30(火)・31(水)です。  
尚、年末年始の休業日は、12/30(火)~1/3(土)です。

アクセス・受付時間

住所・アクセス

〒154-0011
東京都世田谷区上馬5-35-25
JLBグランエクリュ三軒茶屋601号室

東急田園都市線 三軒茶屋駅世田谷通り口より徒歩13分

営業時間
 
午前 × ×
午後 × ×

平日10:00~19:00/土曜9:00~18:00

定休日

金曜・日曜・祝日・12/30~1/3

※LINE、フォームからのお問合せ、ご予約は24時間受付しております。

院長ごあいさつ

菊池 竜

親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。