【三軒茶屋駅】手足のしびれ・神経痛なら

アールカイロプラクティックセンター

〒154-0011 東京都世田谷区上馬5-35-25 JLBグランエクリュ三軒茶屋601号室
(東急田園都市線 三軒茶屋駅世田谷通り口より徒歩13分)

ご予約・お問合せはこちら

友だち追加

――「体の痛み」と「感じ方の痛み」の違い――

痛み止めをすすめられても、どこか違和感が残る理由

痛みやしびれが続くと、「痛み止めを飲めばいい」と勧められることがある。
それでも「できれば飲みたくない」「薬に頼り続けるのは違う気がする」と感じる人は少なくない。

この感覚は、気のせいでも根性論でもない。
むしろ、今の痛みの性質を、体が正確に感じ取っているサインである可能性がある。

痛みには二つのタイプがある

痛みには大きく二つのタイプがある。

ひとつは、ケガや炎症など、体に起きたトラブルが原因の「体の痛み」である。
この場合、体の痛みセンサーが強く反応しているため、痛み止めや湿布が役立ちやすい。

もうひとつは、痛みが長引くことで「感じ方」そのものが敏感になってしまう痛みである。
慢性痛、長く続くしびれ、むずむず脚症候群のような落ち着かなさは、こちらが関係することが多い。

問題は「体」ではなく、脳の処理が過敏になっていること

脳には、
・痛みを受け取る働き
・危険度を判定する働き
・不安や緊張と痛みを結びつける働き

があり、日々の刺激を総合して「痛い」「大丈夫」を決めている。

ところが、ストレス、睡眠不足、同じ姿勢、痛みへの恐れが続くと、この仕組みが疲れて過敏になる。

例えるなら、火災報知器の感度が上がり、少しの煙でも鳴り続ける状態である。
建物が燃えているわけではなく、警報が鳴りっぱなしなのである。

なぜ痛み止めが効きにくくなるのか

このタイプの痛みでは、痛み止めが効きにくいことがある。
薬は主に体のセンサーを落ち着かせるが、過敏になった「感じ方」そのものを静める力は強くないからである。

その結果、
「飲んでも変わらない」
「一時的に楽でも、また戻る」
と感じやすくなる。

ここで重要なのは、痛み止めが効かない=重症ではないという点である。
問題の中心が体ではなく、「感じ方のスイッチ」に移っているだけであり、方向性を変えれば改善は十分に狙える。

「飲まない」という選択は、「何もしない」ことではない

「飲まない」を選ぶことは、「何もしない」と同義ではない。
我慢して放置するのではなく、体と脳が安心できる条件を増やしていくことが要点である。

具体的には、
・深い呼吸を取り戻す
・姿勢と胸郭の動きを整える
・短い散歩や足踏みなどの軽い動きを入れる
・皮膚にやさしい刺激を与える
・冷やしすぎず、適度に温める

どれも派手ではないが、体が本来持っている**「痛みを静める仕組み」**を起動しやすくする。

目指すのは、痛み止めをやめることではない

目標は、痛み止めをやめることではない。
痛み止めが必要なくなる状態をつくることである。

感じ方が落ち着けば、自然と薬に頼らない時間が増えていく。

「原因がわからない痛み」に対する一つの視点

もし、
「原因がわからない」
「検査は問題ないのに続く」
「薬が合わない」
と感じているなら、一度「感じ方」の側から整える視点を持ってほしい。

痛みは敵ではない。
体を守ろうとする反応が、少し過敏になっているだけのことも多い。

むずむず脚症候群は、感じ方の問題が中心になる

むずむず脚症候群は、痛み止めが効きにくい代表例である。
足そのものの炎症というより、夜間に感じ方が高ぶりやすいリズムの乱れが関係し、呼吸や軽い下肢運動で落ち着く人が多い。

大切なのは、怖がって刺激をゼロにしないことだ。
動かないほど体は固まり、呼吸は浅くなり、脳は「危険だ」と学習しやすくなる。

痛みが強い日の過ごし方

痛みが強い日は、無理な運動は必要ない。
「小さく動く」「温める」「早めに寝る」
それで十分である。

当院が大切にしている考え方

当院では、痛みをただ我慢させる説明はしない。
薬を否定もしない。
必要に応じて使いながら、呼吸・姿勢・皮膚刺激・動作を組み合わせ、感じ方の過敏さを下げる道筋を一緒に作る。

「痛み止めを減らしたい」
「飲んでも効かない」
そう感じた時点で、相談する価値は十分にある。

今日からできる、小さな一歩

痛みの原因探しで迷子になるより、まずは反応を落ち着かせる。
深呼吸を3回、足首をゆっくり回す、首の付け根を温める。
その小さな一手が、過敏なスイッチを切り替えるきっかけになる。

読み終えた今、痛み止めを飲むかどうかで悩む前に、
「今日は感じ方を落ち着かせる日」と決めてみてほしい。

明日は少し変わる。
続く痛みほど、方向転換が効く。
焦らず、整える。
体は変わる。
感じ方も、戻せる。
その一歩からである。

お気軽にお問合せください

フォームでのお問合せ、LINE、WEBからのご予約は24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。

友だち追加

新着情報

2025/12/1
当院の12月の定休日は、5日(金)・7日(日)・12日(金)・14日(日)・19日(金)・21日(日)・26日(金)・28日(日)・30(火)・31(水)です。  
尚、年末年始の休業日は、12/30(火)~1/3(土)です。

アクセス・受付時間

住所・アクセス

〒154-0004
東京都世田谷区太子堂2-8-17
J88・SANGENJAYA202号室

東急田園都市線 三軒茶屋駅北口Bより徒歩6分

営業時間
 
午前 × ×
午後 × ×

平日10:00~19:00/土曜9:00~18:00

定休日

金曜・日曜・祝日・12/30~1/3

※LINE、フォームからのお問合せ、ご予約は24時間受付しております。

院長ごあいさつ

菊池 竜

親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。