
【三軒茶屋駅】手足のしびれ・神経痛なら
アールカイロプラクティックセンター
〒154-0011 東京都世田谷区上馬5-35-25 JLBグランエクリュ三軒茶屋601号室
(東急田園都市線 三軒茶屋駅世田谷通り口より徒歩13分)
公開日:2025,10,29
アールカイロでは、カイロプラクティックとキネシオテーピングを単独の技術としてではなく、相互に補い合う一つの体系として捉えている。
身体を整えるという目的は共通していても、両者は「どこに原因を見出すか」「どの層から整えるか」というアプローチが異なる。
その違いを理解し、正しく組み合わせることで、より深く・より長く整う身体づくりを可能にしている。
カイロプラクティックは、構造の歪みが神経機能を乱すと考える。脊椎や関節のズレが神経伝達を妨げ、結果として筋肉や内臓の働きが低下するという理論である。したがって、施術は「構造を正す」ことを出発点とし、骨格の配列や関節可動域を整えることで神経の流れを回復させる。
一方、キネシオテーピング(流体筋膜動可法)は、内臓や呼吸、情動などの機能の乱れが構造を歪ませると捉える。呼吸が浅く、内臓の動きが鈍く、神経が過敏になると、筋肉は防御的にこわばり、結果として骨格のバランスが崩れる。
このため、キネシオテーピングでは「構造を動かす前に、まず神経の興奮を鎮める」ことを重視する。
| 観点 | カイロプラクティック | キネシオテーピング(流体筋膜動可法) |
|---|---|---|
| 原因の見方 | 構造の歪みが機能を乱す | 機能の乱れが構造を歪ませる |
| 施術の起点 | 矯正・モビリゼーション | 神経・内臓・皮膚からの反射調整 |
| 観察の軸 | 骨格・可動域 | 筋肉テスト・圧痛点・体性反射・腹圧・胸郭圧 |
| 修正の方向 | 歪みを戻す | 歪ませている原因を鎮める |
この2つの考え方は正反対のように見えるが、実際には同じ循環の中にある。
たとえば、呼吸が乱れると横隔膜や肋間筋が緊張し、胸郭の動きに左右差が生じる。胸椎(特にT6〜T9)はねじれ、
交感神経が過剰に働く。これにより内臓の血流が下がり、呼吸はさらに浅くなる。
「呼吸 → 筋緊張 → 胸椎の歪み → 神経過緊張 → 内臓機能低下 → 再び呼吸制限」という悪循環が形成されるのである。
カイロプラクティックは、このループを「構造」から整える。
キネシオテーピング(流体筋膜動可法)は「機能」から鎮める。
入口は異なっても、最終的に目指すのは神経と構造の調和である。
筋肉テストでは、神経の反射を確認し、どの経路に負担がかかっているかを探る。
キネシオテーピングでは、内臓の不調が対応する筋肉の弱化につながり、内臓機能を整えることで筋肉も回復すると
考えられている。
そのため、筋肉の強さだけでなく、反応のタイミングや左右差、姿勢や呼吸による変化を総合的に観察する。
これにより、身体の表面的な硬さではなく、神経や内臓レベルでの「働きの乱れ」を見つけ出すことができる。
また、圧痛点や放散痛の出方も重要な情報である。
たとえば、右肩や肩甲骨周囲の痛みは肝臓や胆のう、左の首や肩の痛みは肺や横隔膜、肩甲骨の間の痛みは胃の反射として現れることがある。
さらに、みぞおちの圧痛は胃、右下腹部の圧痛は回盲弁(小腸と大腸の境目)など、内臓の働きと密接に関係している。
このように、痛みのある部位を直接の原因とせず、その背後にある内臓のサインを読み取ることが、キネシオテーピングの特徴である。
また、腹圧と胸郭圧のバランスは呼吸・循環・内臓機能を反映する重要な要素であり、圧の変化を通して神経系の
「緊張と弛緩のリズム」を見極める。
実際の臨床では、こうした反応をもとに施術や貼付方向を決める。
たとえば、肩こりでも肩だけを見ず、横隔膜の動きや腹圧を整えることで症状が消えるケースがある。
また、腰痛でも圧痛点が右下腹部(回盲弁周囲)に出ていれば、腸の働きや姿勢連動を調整することで改善がみられる。
このように、筋肉や骨ではなく、神経の反射と内臓のサインを正すことが、再発を防ぐ鍵となる。
キネシオテーピングでは、テーピング・呼吸誘導・姿勢調整を組み合わせ、構造を直接動かさずに神経を鎮静する。
この考え方は「貼る=鎮静」、そして「動可=定にして動も可」という原理に基づいている。
身体は止まっているように見えても、内側では常に血液や体液が流れ、呼吸や神経が働き続けています。
その“見えない動き”を感じ取り、無理なく引き出すのが流体筋膜動可法の考え方です。
必要以上に力を加えず、身体の内側に備わる流体のリズムを引き出すことで、神経・筋・内臓の調和を取り戻すのである。
テーピングは筋肉を支える道具ではなく、皮膚を通して神経に“安心の刺激”を与え、身体のバランスを内側から整える手段である。
臨床では、状況に応じて両者を組み合わせる。
胸椎が急性にロックしている場合にはカイロ的矯正で可動を回復させ、呼吸や内臓の抑制が背景にある慢性症状では、キネシオテーピング(流体筋膜動可法)により神経・皮膚・呼吸を鎮める。
矯正で整えた構造をテーピングで安定化し、神経の再教育(再統合)を促すことで、再発しにくい身体を育てていく。
施術後に「呼吸が深くなった」「肩の力が抜けた」といった変化が現れるのは、構造的変化ではなく、神経系が“安心”を取り戻した結果である。
アールカイロにおける施術は、身体を「骨格だけ」ではなく、「神経・呼吸・循環・感覚のつながり」で理解することを重視している。
構造を整えることで身体に「軸」を与え、機能を鎮めることで神経に「静」を与える。
この二つが噛み合ったとき、身体は自らのリズムを取り戻し、再び“自然に整う”力を発揮する。
それがアールカイロが掲げる「構造×機能=回復」という理念であり、カイロプラクティックとキネシオテーピング(流体筋膜動可法)の融合が導く、当院独自の治療哲学である。
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