【三軒茶屋駅】手足のしびれ・神経痛なら
アールカイロプラクティックセンター
〒154-0011 東京都世田谷区上馬5-35-25 JLBグランエクリュ三軒茶屋601号室
(東急田園都市線 三軒茶屋駅世田谷通り口より徒歩13分)
「肩甲骨の奥がずっと疼く」「背もたれに寄りかかると痛む」「筋トレをして筋肉痛かと思ったけれど、数日たっても治らない」──こうした声は珍しくない。
背中の痛みは筋肉由来と思われがちだが、実際には胸椎や肋骨の関節に由来することもある。今回はスポーツジムで指導をしている20代男性に起こった胸椎の関節痛の例である。
20代男性、スポーツジムインストラクター
主訴:
・肩甲骨の間、特に第4〜5胸椎レベルに疼痛
・肩甲骨を動かすと痛む/背もたれに寄りかかると痛みが出る
・じっとしていると強い痛みはないが、寝返りや深呼吸で響く
経過:
3か月前からウエイトトレーニング中に初期症状が出現。休養しても疼く感覚が残り、改善しない状態が続いた。
「最初は筋肉痛だと思っていたけれど、ずっと治らなくて。動かすたびに奥から突っかかる感じがあった」との訴えがあった。
仕事中もトレーニングの指導で動きを実演する際に背中をかばうようになり、思うようにパフォーマンスを発揮できないことが増えていた。
・肩甲骨間の筋肉には明確な張りや圧痛はなし
・第4胸椎に圧痛・歪み・可動域の左右差を確認
・姿勢分析では猫背傾向(前傾姿勢)が顕著
見立て:
一見すると「背中の筋肉の痛み」に見えたが、実際には胸椎と肋骨の関節がロックされるように動きづらくなっていた状態であった。
診断名でいうと胸椎椎間関節症に近く、関節面の不均衡が疼痛を生んでいたと考えられる。
痛みの部位そのものではなく、「なぜそこに負担がかかったのか」に焦点を当てた。
第4胸椎の矯正+キネシオテーピング
→ 局所の可動性を回復させ、関節面の引っかかりを軽減。関節を支える背骨の調整
→ 頸椎(2か所)、腰椎(1か所)、骨盤の歪みを整え背骨全体のバランスを調整。強いマッサージや押圧は用いず、動作の連動性を取り戻すことを優先した。
施術直後、「肩甲骨の奥にあった動かすと引っかかる感じがなくなった」「背中中央が軽くなった」と語られた。
数回の施術で疼く感覚が大幅に軽減し、トレーニングを再開しても強い痛みは出なかった。
「筋肉を直接ほぐさなくても、背骨の中心が整うことで筋肉が自然に楽になる」と実感されていた。
改善後は、仕事での指導中に背中をかばう必要がなくなり、自信を持って実演できるようになった。趣味のスポーツや日常の動作にも積極的に取り組めるようになり、生活全体に安心感が広がったと話されていた。
原因は「筋肉の張り」ではなく、胸椎関節のゆがみと姿勢の崩れにあった。再発防止のために以下を提案した。
頸椎から胸椎にかけての柔軟性を保つエクササイズ
胸郭を広げる呼吸トレーニング(深呼吸や肋骨の動きを意識)
トレーニング姿勢や負荷の見直し(特にベンチプレスやローイング動作時)
胸椎の関節は呼吸や姿勢の安定にも深く関与しており、放置すれば慢性痛やパフォーマンス低下を招く可能性がある。そのため、違和感の段階で対応することが重要である。
◆考察
「筋肉を動かすと痛い=筋肉が原因」とは限らない。今回の例では胸椎関節の固定が痛みの主体であった。
トレーニングを続ける若年層にとっても、骨格のアンバランスが不調の背景になることは多い。放置すれば運動制限や慢性痛に移行するリスクがあるため、違和感の段階で姿勢や関節の機能を整えることが重要である。
「背中がずっと疼く」「筋肉痛かと思ったけれど、数日たっても改善しない」──そんな場合、原因は胸椎の関節かもしれない。
体の奥にある違和感を軽視せず、背骨の動きを整えることが、安心して日常やトレーニングを続けるための第一歩となる。違和感を軽視せず、体の奥からのサインを見逃さないことが、未来の健康を守る鍵になる。
※ここでご紹介した内容はあくまで一例であり、すべての方に同じ経過や変化が当てはまるわけではありません。症状の状態や体質によって感じ方は異なるため、参考情報としてご覧ください。
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