キネシオテーピング療法

キネシオテーピングとは?

キネシオテープは「固定」や「サポート」のためのものではありません。
皮膚や筋膜にある 受容器(体のセンサー) を刺激し、脳や神経に「安全」「痛みが減る」という情報を送り直すことで、体の機能を整えるツールです。

さらに特長的なのは、貼っている間ずっと治療し続けてくれるという点。
硬くなった筋肉をマッサージすれば一時的に柔らかくなりますが、時間が経つとまた硬くなります。
手で何日も続けてマッサージすることはできませんが、テープを貼ることで “手の代わりに優しい刺激を与え続ける” ことができ、安定した改善につながります。

キネシオテーピング療法の4つの効果

  • 1
    筋肉や皮膚の機能を正常に戻す。

過度に引き伸ばされたり、圧迫され続けた筋肉は自力で緩めなくなり、硬さやしびれの原因になります。
キネシオテーピングはこうした筋肉や皮膚を 正常な状態に戻し、本来の機能を回復させます。

貼っている間、テープはまるで手で優しくマッサージを続けているかのように作用し、筋肉や皮膚のセンサー(筋紡錘・ゴルジ腱器官)をリセット。柔軟性と本来の機能を取り戻していきます。

 

  • 2
    体液(血液、リンパ液、間質液)の循環を改善する。

テープで皮膚がわずかに持ち上がると、ルフィニ終末やパチニ小体などの皮膚受容器が刺激されます。
この感覚入力が自律神経を整え、副交感神経が優位になることで 血流やリンパの流れが改善

その結果、炎症やむくみが軽減し、神経や筋肉に酸素・栄養が届きやすくなります。

 

  • 3
    痛みを抑える

炎症やATP・ヒスタミン・ブラジキニンなどの化学物質によって神経は「過敏化」し、弱い刺激でも痛みを感じやすくなります。
キネシオテーピングは皮膚からのやさしい刺激でこの過敏化をリセットし、脳に「もう危険ではない」という感覚を再教育

結果として「痛みのボリューム」が下がり、体が本来持つ自然な鎮痛反応が働きやすくなります。

 

  • 4
    関節のズレを正す。

筋肉や筋膜の異常によって骨が引っぱられて関節がズレたり、靭帯が伸ばされて関節が不安定になることがあります。
キネシオテーピングは 原因となる筋肉や靭帯を正常な状態に戻し、関節のズレを正す ことが可能です。

さらに、テープの刺激で「動きのセンサー」が正しく働くようになり、関節の自然な動きが回復。
歪みの再発防止にも有効です。

アールカイロのキネシオテーピングの強み
〜手足のしびれ・神経痛に特化〜

キネシオテーピングの刺激は、皮膚や筋膜の“受容器”に働きかけます。
ただの固定ではなく、脳と神経に「安全な動き」「痛みが減る感覚」を再教育する役割があります。

さらにアールカイロでは、

  • 神経を圧迫している筋肉をピンポイントで特定
     共働筋・拮抗筋・筋連結などのつながりを見極め、神経を圧迫している筋肉を正確に探し出します。
     その筋肉に的確にテープを貼ることで、神経への圧迫を取り除きます。

  • 神経の通り道を正常に保つ
     長期間引き伸ばされたり癒着している筋膜を、テープの刺激で本来の状態に戻し、その状態を維持。
     神経の通り道を確保し、神経が回復しやすい環境を整え続けます。

つまり、
誤作動した筋肉のセンサーをリセットし、過敏化した神経を落ち着かせることで、
「神経の圧迫」+「神経の過敏化」 の両方にアプローチできる。

これが、しびれや神経痛に対してキネシオテーピングが効果的である理由です。

他の治療との違い

まず湿布薬との違いですが、湿布薬の多くは消炎鎮痛剤が配合されていて、痛む部分の炎症を鎮めて痛みを止めます。

ですから貼ればその時は痛みが軽減しますが、薬の効果がなくなればまた同じように痛みます。


一方キネシオテーピング専用テープ(キネシオテックス)は、コットンの生地にアクリルの糊が塗ってあるだけなので、薬によって痛みや症状を抑えるわけではありません。

貼ることによって痛みの原因である体液の停滞、筋肉や筋膜の障害、神経の乱れ、関節のズレを改善し、それによって治療していくものです。
 

次にいわゆるスポーツテープ(白くて硬いテープ)との違いは、スポーツテープは伸縮性がないので固定には優れていますが、関節の可動域が損なわれてしまうためにパフォーマンスが低下したり、かなり強く締めるために筋肉や筋膜を圧迫したり、体液の循環が悪くなってしまいます。

一方キネシオテーピングは、圧迫することなく良好な内部環境を保ち、可動性を損なうことなく保護もできます。

最後にサポーターとの違いですが、サポーターもいろいろな種類がありテーピング理論に基づいたなどと謳っているものもありますが、最も大きな違いは皮膚に”接着”しているかしていないかです。

キネシオテーピングは皮膚に直接”接着”することで、皮膚を介してその下にある筋膜や筋肉に働きかけることができます。

そのため筋膜や筋肉を正常な状態に戻すことができるのです。

一方サポーターは、接着できないことを補うために締め付けを強くすればするほど筋肉や筋膜を圧迫したり、体液の循環を悪くすることになります。

よくあるご質問

どのくらい貼り続ければいいですか?

貼っておけるようでしたらなるべく貼り続けてください。

貼り続けている間効果が持続しますので、痒くなったりしなければなるべく貼り続けてください。

貼ったままお風呂やプールに入ってもいいですか?

撥水加工しているので大丈夫です。

ただ、糊は熱で変性してしまうので、お湯や温水にはあまり長く入らない方がいいでしょう。上がった後はタオルでしっかり水分を拭き取ってください。

かぶれやすいですが、大丈夫ですか?

基本的にはかぶれにくいものになっています。

ただ、体質ですので個人差はあります。どうしても痒くなりやすかったり、かぶれてしまう時は、特性の異なるテープを使ったり、よりかぶれにくい貼り方で対応することもできます。

子供や高齢の方でも受けられますか?

まったく問題ありません。

小さな子供はすぐにはがしてしまいますが、それでも貼り続ければ効果はあります。(※うちの子供が1~2歳の時に実証済みです)

ただし、子供や高齢の方は皮膚が弱いので、剥がすときには注意が必要です。

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