——“100%の回復”を目指す臨床実践レポート
痛みが「取れる」とはどういうことか?
アールカイロでは、手足のしびれや神経痛に悩む方々の「根本から改善したい」という思いに応えるため、常に学び続けています。
昨日参加したのは、 「総合保証型臨床セミナー(流体筋膜動可法5)」。
テーマは「スラッキングと流体筋膜動可法を用いた、100%の回復を目指すアプローチ」でした。
テーマは「患部ではなく“圧力のある場所”を見る」
❖ ポイントはこの3つ:
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症状のある場所=原因ではない
→ 膝や肘が痛くても、原因が肝臓にあることも。 -
“圧”を感じ取る触診力が結果を左右する
→ 筋肉の硬さや関節の可動性ではなく、皮膚の張り・圧力の偏りに着目。 -
スラッキングは“刺激”ではなく“巡り”を生むための手段
→ 固まった圧力を「流れ」に変える。
臨床例からの実践
▶︎ ① 右季肋部(肝臓)と左膝・左肘の関連性
左膝や左肘の痛みに対して、直接の患部ではなく「右季肋部(肝臓まわり)に存在する圧力」を調整することで、遠隔部位の改善が見られた症例がありました。
スラッキング療法を活用し、“圧の逃げ道”をつくることで、患部にアプローチせずとも全体の緊張が解けることを体感しました。
▶︎ ② 経絡・ツボのテーピングで腹筋が回復する
「下腹が使えない」「妊活中だが腹圧がかからない」という女性には、三陰交・鳩尾などの経絡ポイントにテープを貼付。加えて横隔膜の癒着部にスラッキング療法で圧力調整を行いました。
これにより、寝たままの腹筋テストで劇的に可動域と筋出力が回復。ツボへの貼付とスラッキングの併用が、内臓の可動性と連動性を引き出す一例となりました。
セミナーで得た最大の学び
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「60%改善で満足するのか、100%の回復を目指すのか」
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スラッキングは“刺激”ではなく“圧の開放”として使う
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患部に行く前に、「腹圧・呼吸・循環」という“基礎の整え”が絶対条件
症状がある方だけでなく、
「なんとなく調子が悪い」「疲れが抜けにくい」「姿勢が整わない」
そんなお悩みも、“体内の圧の偏り”から来ているかもしれません。
アールカイロでは、患部だけを追うのではなく、構造・圧力・感覚のつながりを丁寧に見ていきます。
「もう良くならないかもしれない」
「自分の身体に希望が持てなくなってきた」
そう感じている方にこそ、ぜひ一度体験していただきたいと思っています。