——知られざる“神経の裏方チーム”が動きを守っている

「ふらつくのは年齢のせい」…本当にそれだけ?
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最近、片足に体重が偏る気がする
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起き上がるとき、時間がかかるようになった
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頭を動かすとふらつく、目まいが出る
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力が入りにくい、足元が不安定になってきた
これ、「筋力が落ちたから」「加齢のせい」と思いがちですが、
実は“神経の裏方チーム”の働きが乱れているサインかもしれません。
神経には“表の指令ルート”と“裏のサポートルート”がある
「脳からの指令で動く」——これは有名ですが、
実はそれだけではバランスも姿勢も保てません。
体を安定させるためには、無意識で働く“裏ルート”の神経系が必須。
この仕組みを医学的には「錐体外路(すいたいがいろ)」と呼びます。
神経の“裏方チーム”がしてくれていること
神経名(漢字) | よみ | 主な働き |
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網様体脊髄路 | もうようたいせきずいろ | 姿勢を保つ・筋肉の張り具合を調整 |
前庭脊髄路 | ぜんていせきずいろ | 頭の傾きに応じて体の傾きを反射的に修正 |
視蓋脊髄路 | しがいせきずいろ | 視覚刺激に対して反射的に首を動かす |
赤核脊髄路(脊髄赤核路) | せっかくせきずいろ | 手や前腕などの微細な運動を支える |
皮質延髄路 | ひしつえんずいろ | 顔・口・舌などの動きをコントロール(飲み込み・表情など) |
▶︎ これらの神経が正常に働いているからこそ、無意識でもバランスが取れて、動きがなめらかに保たれているのです。
普段のこんな動作も“裏方神経”が支えています

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転びそうなときに足が勝手に出る
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頭が傾くと、体も自然に補正される
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視界の端で動きを察知し、首が反射的に向く
これらはすべて、神経の“裏方”による自動サポート。
これがうまく働かなくなると、体は不自然にかばい始め、別の不調が生まれてしまうことがあります。
こんな方は要注意!
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しびれがあるが、検査では「異常なし」と言われている
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左右で体のバランスが違う感覚がある
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つまずきやすい・起き上がりづらい・体がこわばることが増えた
▶︎ それ、“筋肉の問題”ではなく、神経の自動調整機能が弱っているサインかもしれません。
アールカイロでは“神経の裏ルート”も評価・調整します
当院では、筋肉や骨格だけでなく、
「動きを自動で支えてくれている神経」にも注目して評価を行っています。
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姿勢が崩れやすい
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動きがぎこちない
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特定の動作で違和感がある
こういった症状は、「神経のリズムの乱れ」から見直すとスッと整うことがあるのです。
体は“無意識”に支えられている
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姿勢・バランス・反射的な動きは神経が勝手にやってくれている
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それが乱れると、動きに“ズレ”や“こわばり”が出てくる
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不調の背景には「見えない働きの低下」が隠れていることがある
▶︎ 「どこに問題があるか」ではなく、「何が支えてくれていないか」に気づくことが回復のカギです。
こんな方におすすめです

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ふらつき・バランスの崩れが気になっている
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検査で異常なしといわれたが、明らかに動きがおかしい
- 筋肉や骨では説明できない「体のズレ感」がある
▶︎ 初回カウンセリングでは、神経の調整系(姿勢反射や視覚反応)も含めて評価します。