↑下顎骨と肋骨(胸郭/きょうかく)を繋ぐ筋肉(左:正面から見た画像/右:下から見た画像)
そして、上の写真のように前かがみで顎を前方に突き出したような姿勢では、
下顎骨と肋骨(胸郭)を繋ぐ筋肉を引っぱってしまうので、無意識に口が開きやすくなります。
そのため、咬筋や側頭筋を緊張させて口を閉じた状態に保とうとします。
このような“間違った”姿勢や身体の使い方に合わせて体が歪むとさらに負担がかかるので、
片側もしくは両側の咬筋や側頭筋を“過剰に”緊張させてしまいます。
その状態がさらに長い間続くと、歯にいびつな圧力が加わり続けて歯並びが悪くなったり、
関節が狭まったりズレたりします。
病院では痛みや炎症を抑えたり、筋肉を軟らかくする薬が処方されたり、歯列矯正や
マウスピースなどの歯科治療を勧められたり、場合によっては手術を勧められることも
あるようです。
当院では、特に咬筋や側頭筋を過剰に緊張させている原因となる背骨や骨盤の歪みを矯正し、
筋膜リリースという特殊な手技によって筋肉を緩めます。
これと併せてキネシオテーピングを行なうとより効果的なのですが、テープを顔に貼ったまま
外を歩くことには抵抗があると思うので、家に居る時になるべく貼っておいてもらえるように
↑顎関節周辺の神経
上の画像のように顎関節の周辺にはたくさんの神経が張り巡らされていて、目や顔だけでなく、
内臓の運動に関するものまであります。
顎関節の問題はこれらの神経を刺激したり、噛む力が十分に発揮できなくなると全身の筋力に
変化を生じさせるので、全身の健康状態にも大きく影響します。
顎関節症がなかなか改善されない方、または良くなったり悪くなったりをくり返している方は
ぜひ一度
03-3414-7206までご相談ください。
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