30代 女性 看護師

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(主訴)

治療例62

1~2か月前から左太もも裏に痛みが出るようになった。(上の図の内)
歩いたりする分には問題ないが、ストレッチしたり、前にある物を取ろうとして
左足に体重を掛けて太もも裏が伸びた姿勢になった時に痛みが出る。
3か月前からホットヨガを始めて、太もも裏を伸ばすポーズなどをするようになった
ことが原因ではないかと思っている。
ヨガの先生に反り腰だと言われて立ち方を気をつけているが、かえって間違った立ち方を
しているのか、腰が痛くなることがある。(上の図の内)

(検査)

触診により、左の太もも裏とお尻の外側に右と比べて明らかな張りがあり、
腰は右側に左と比べて明らかな張りがありました。
筋肉テストをしてみたところ、太もも裏に付く筋肉は大腿二頭筋(だいたいにとうきん)
お尻に付く筋肉は中殿筋、腰に付く筋肉は腰方形筋に機能低下がみられました。

左大腿二頭筋 左中殿筋
↑左:後ろから見た大腿二頭筋/右:後ろから見た中殿筋

右腰方形筋 
↑左:後ろから見た腰方形筋

その他、関節可動域検査や整形外科学検査などの結果と併せたところ、
この女性の症状は、大腿二頭筋と腰方形筋の過緊張が原因で起こっている
可能性が極めて高いという診たてになりました。

(治療)

まず、大腿二頭筋や腰方形筋を過緊張させる原因となる骨盤の歪み
背骨の歪みを腰(腰椎:ようつい)で1ヶ所みつけて矯正しました。
その後、筋肉テストにより大腿二頭筋と腰方形筋の回復がみられなかったため、
キネシオテーピング療法筋スラッキング療法を行ない、再度検査をしてみると、
大腿二頭筋と腰方形筋だけでなく、何もしていない中殿筋も正常に機能できるように
なり、触診による張りとストレッチした時の症状はなくなりました。

腰は立っている時に痛くなることがあるということから、立っている時の姿勢分析を
してみると、骨盤は右に傾いて左に捻じれ、上半身はそれにつられて右に傾いていました。
それを考慮した上で筋肉テストを行なったところ、右側の腸骨筋(ちょうこつきん)
機能低下がみられたので、キネシオテーピング療法と筋スラッキング療法を
行なってみると、立っている時の腰の痛みだけでなく、立っている時の骨盤の捻じれや
傾きもなくなりました。

右腸骨筋
↑前から見た腸骨筋

以前から偏頭痛があり、痛み止めの薬が手放せないと仰っていて、
もう少し詳しく症状を伺ってみると血管圧迫による頭痛の可能性が高かったので、
今回できなかった背骨の歪み、とくに背中(=胸椎:きょうつい)や
首(=頸椎:けいつい)の矯正と歪みに関連する筋肉や筋膜も併せて治療することが
今回の症状の再発防止のためだけでなく、偏頭痛の治療にも必要だと伝えました。

 

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