男性 50代 会社員

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(既往歴)
・学生時代ラグビーで肩の捻挫(ねんざ)を左右共に数回(※左の方が多い)、
 ふくらはぎの肉離れを左右合わせて2~3回くらい。
・手術により胆のう切除

(主訴) 

治療例55-1 治療例55-2

昨日ゴルフをしていて急な坂を上った時に左ふくらはぎが軽く肉離れしたようで、
安静にしていれば平気だが、歩くと痛む。

左肩は以前から違和感があり、腕を動かした時に肩がゴリゴリ鳴っていたが、
3~4か月前から腕を動かした時に痛むようになった。
とくに腕を上げる時(※前からでも横からでも)は痛くて上げられない。

(検査)

視診と触診により、左ふくらはぎの内側に右と比べて明らかに
表面が赤くなっていて、熱を持ち、張っている所をみつけました。
左肩は前側とその少し上に押すと痛む所がありました。
筋肉テストにより、ふくらはぎに付く筋肉では腓腹筋(ひふくきん)に
機能低下がみられ、力を入れた時には痛みもありました。
左肩に付く筋肉では上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)と棘上筋(きょくじょうきん)
に機能低下がみられ、力を入れた時には痛みもありました。

左腓腹筋
↑後ろから見た腓腹筋

上腕二頭筋 棘上筋
↑左:前から見た上腕二頭筋/右:横から見た棘上筋

その他、関節可動域検査や整形外科学検査などの結果と併せたところ、
この男性の左ふくらはぎは軽度の肉離れ、左肩は上腕二頭筋(長頭)と
棘上筋が肩の関節に挟み込まれて起こるインピンジメント症候群
(または肩関節周囲炎:かたかんせつしゅういえん)の可能性が極めて高いという
診たてになりました。

(治療)

まず、左ふくらはぎには痛みと炎症のためのキネシオテーピング(EDFテープ)を
行なって検査してみると、腓腹筋は正常に機能できるようになり、
力を入れても痛みは無くなったので、歩いてみてもらうと痛みはかなり減少しました。
次に上腕二頭筋と棘上筋にキネシオテーピング療法を行なって検査をしてみると、
筋肉はそれぞれ正常に機能できるようになり、力を入れても痛みはほとんど無く、
腕を上げても(※前からも横からも)全く痛みは無くなって可動域も改善しました。

今回はキネシオテーピングのみで症状はほとんどなくなりましたが、
座っている時の姿勢分析から左肩が下がっていることにより、
左腕の重みで上腕二頭筋や棘上筋が引き伸ばされてしまっていることが
左肩の症状の原因になっていると考えられたので、その原因となる背骨の歪み
特に背中(胸椎:きょうつい)と首(頸椎:けいつい)の矯正と
それに関与する筋肉や筋膜の治療も一緒にすることが五十肩を原因から治療する
ためには必要であり、ふくらはぎの肉離れは何度も繰り返していることから、
腓腹筋と繋がって連動する足裏や太ももの筋肉の問題をみつけて一緒に治療する
ことが再発防止には必要だと伝えました。

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