男性 30代 スポーツトレーナー

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(主訴)

治療例41

右肩甲骨の下あたりの痛み。(上の画像の内)
とくに寝返りや仰向けから起き上がる時に痛む。

3日前にウェイトトレーニング中にグキッとなってから痛くなり、
安静にしていたがあまり良くならないので来院した。

(検査)

触診により、右肩甲骨の下あたりに左と比べて明らかな張りと圧痛がありました。
筋肉テストでは、右肩甲骨の下あたりに付く筋肉のうち下部僧帽筋(そうぼうきん)
機能低下がみられ、手技細胞組織移動テストでも下部僧帽筋とそれを包んでいる
筋膜に問題がみられました。

下部僧帽筋
↑後ろから見た下部僧帽筋

その他、整形外科学検査や姿勢分析の結果と併せたところ、
この男性の症状は、過緊張した胸の筋肉が肩を前に引っ張ったことにより、
長い間後ろ側で引き伸ばされ続けた下部僧帽筋を急激に縮めようとしたために、
痙攣(けいれん)が起こった可能性が極めて高いという診たてになりました。

(治療)

まず痙攣を起こしている筋肉を正常な状態に戻すために、右の下部僧帽筋に
キネシオテーピング療法筋スラッキング療法を行ない、再度検査をしてみると、
肩甲骨の下あたりの張りや圧痛は軽減し、仰向けから起き上がる時の痛みも
かなり軽減しました。
次に、下部僧帽筋を引き伸ばす原因となり得る背骨の歪みを背中(胸椎:きょうつい)に
3ヶ所見つけて矯正し、さらに僧帽筋に関与する神経(=副神経)が一部圧迫されて
過敏になっていたので、そこに対して末梢神経マニピュレーションを行なったところ
寝返りや仰向けから起き上がる時の痛みが全く無くなりました。

今回は痛めてからそれほど時間が経っていなかったので、一度の施術で症状は
全く無くなりましたが、下部僧帽筋がちゃんと回復しないと再発する可能性があります。
座っている時だけでなく、仰向けで寝ている時でも右肘が少し曲がったまま
まっすぐ伸びなくなっていたことから、肘を曲げる筋肉の中でも
上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)が過緊張しているために、
これにつながって連動する小胸筋(しょうきょうきん)もつられて過緊張して
しまったと考えられます。

上腕二頭筋短頭 右小胸筋
↑左:前から見た上腕二頭筋(長頭)/右:前から見た小胸筋

上腕二頭筋~指先

小胸筋は筋肉テストにより正常に機能していたので、それ以外に上腕二頭筋と
つながって連動する右腕~指先の筋肉に問題があれば、それが上腕二頭筋を
過緊張させる原因となります。
それぞれに問題がないか確認し、一緒に治療することが再発防止のためには
必要だと伝えました。

 

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