男性 30代 歯科医師

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(主訴)

治療例36

2か月前から右の太ももの外側がしびれ、触るとチクチクする。
しびれは常にあるが、長時間立っていたり歩いていたり、座っていると
だんだん悪化し、就寝時にとくに強く感じることが多い。

(検査)

触診により、太ももの外側には張りなどの左右差はみられませんでしたが、
感覚が左に比べて明らかに鈍くなっている所やチクチク痛む所もありました。
そ径部では左と比べて右に明らかな硬さと圧痛があり、
筋肉テストでは、そ径部に付く筋肉のうち大腰筋(だいようきん)に
機能低下がみられました。

大腰筋
↑前から見た大腰筋

さらに、神経学検査のうち太ももの前側に付く大腿四頭筋(だいたいしとうきん)
の筋力検査をしてみると、左と比べて右に明らかな筋力低下がみられました。
その他、関節可動域検査や整形外科学検査などの結果と併せたところ、
この男性の右の太ももの外側の症状は、過緊張した大腰筋により
外側大腿皮神経(がいそくだいたいひしんけい)が圧迫されて起こる
外側大腿皮神経痛』の可能性が極めて高いという診たてになりました。

(治療)

まず、大腰筋を過緊張させたり、大腰筋に繋がる神経に障害を起こす
可能性がある背骨の歪みを腰(腰椎:ようつい)に1ヶ所みつけて矯正しましたが
大腰筋は回復しなかったので、キネシオテーピング療法筋スラッキング療法
行なって再度検査をしてみると、結果に明らかな改善がみられ、座っている時の
太ももの外側のしびれは完全になくなり、感覚異常やチクチク痛む所もなくなりました。

以前から右足を上にして組んだり、右のお尻に体重を掛けるなどの座り方を
していたそうで、これが右の大腰筋を過緊張させている原因として考えられました。
大腿神経が回復する前に再び大腰筋が過緊張してしまうと症状が再発するので、
このような座り方に合わせて歪んでしまっている骨盤の歪みや背骨の歪み、
とくに今回はできなかった背中(=胸椎:きょうつい)や首(=頸椎:けいつい)の矯正と、
歪みに関連する筋肉や筋膜も併せて治療することが再発防止のためには必要だと伝えました。

 

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