男性 30代 医師
週1,2回スポーツジムで筋トレをしている

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(主訴)

治療例29

右肩甲骨と背骨の間(上の画像の内)が痛い。
筋肉がゴリゴリと非常に硬く凝り固まって鈍い痛みがあり、
長時間座っていたり仕事が忙しい時などに悪化し、
休みの日や運動をしている時にはあまり症状を感じない。
20年位前から症状があり、ひどい時には仕事に集中できず、
寝つきも悪くなる。
右肩を後ろに引くと時々右の手のひらがしびれる。

整体と鍼灸院に通ったこともあったが、整体はあまり効果がなく、
鍼治療は一時的に症状はよくなるくらい。

レントゲンでは若干側弯がありその凸側に痛みがあるので、
胸椎椎間関節症ではないかと勝手に思い、保存療法しか
ないかと諦めていたが、最近症状が悪化してきたので、
ネットでその治療を検索し、ホームページを見て来院した。

(検査)

姿勢分析では、座っている時の姿勢を見てみると、右肩甲骨が左に比べて
上外方にあり、右肩が前に入ってしまっていました。
触診では、右肩甲骨内側と右胸に左と比べて明らかな張りがありました。
筋肉テストにより、肩甲骨の内側に付く筋肉の中では大菱形筋(りょうけいきん)と
下部僧帽筋(そうぼうきん)に、胸に付く筋肉の中では小胸筋(しょうきょうきん)
に機能低下がみられました。

菱形筋 下部僧帽筋
↑左:後ろから見た大菱形筋/右:後ろから見た下部僧帽筋

右小胸筋
↑前から見た小胸筋

その他、関節可動域検査や整形外科学検査などの結果と併せたところ、
この男性の症状は、小胸筋が過緊張して肩甲骨を上外方へ引っ張ったため、
下部僧帽筋が引き伸ばされて起こっている可能性が極めて高いという
診たてになりました。

(治療)

まず、小胸筋や下部僧帽筋につながる神経に障害を起こしたり、
小胸筋の過緊張や下部僧帽筋の伸張の原因となり得る背骨の歪み
背中(胸椎:きょうつい)と首(頸椎:けいつい)に3か所ずつみつけて
矯正しました。
その後筋肉テストをしたところ、大菱形筋と小胸筋は機能が回復しましたが、
下部僧帽筋は回復しなかったので、キネシオテーピング療法筋スラッキング療法
を行ない、再度検査をしてみると肩甲骨内側と右胸の張りがかなり軽減しました。

一度の施術で症状はかなり軽減されましたが、筋肉がちゃんと回復しないと
再発を繰り返すことになります。
姿勢分析により、右肩が上がり、上半身が左に捻じれた姿勢が小胸筋を過緊張させ、
下部僧帽筋を引き伸ばす原因と考えられるので、姿勢に合わせて歪んでしまった背骨、
とくに今回はできなかった腰(腰椎:ようつい)や骨盤の歪みを矯正し、それに関連する
筋肉や筋膜の問題も併せて治療することが再発防止のためには必要だと伝えました。

 

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