男性 20代 自営業(重い物を持つことが多い)

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(主訴)

治療例11

右腰(上の画像の内)の痛み。
とくに重い物を持ったり、長時間座って立ち上がる時に痛み、
寝ている時や歩いている時には気にならない。

2週間前重い物を持ってからしばらくしてだんだん痛くなってきた。
去年の夏にも同じような痛みが出て、その時はしばらくしたら自然と
治ったが、今回は全然良くならないために来院した。

(検査)

触診により、腰の右側に左側と比べて明らかな張りと圧痛があり、
右のお尻にも左と比べて明らかな張りがありました。
筋肉テストでは、右腰の筋肉のうち腰方形筋(ようほうけいきん)と
左前側に付く大腰筋(だいようきん)腸骨筋(ちょうこつきん)
機能低下がみられ、手技細胞組織移動テストで確認すると、右腰方形筋と
左腸骨筋、そしてそれらを包んでいる筋膜に問題がみられました。

右腰方形筋
↑後ろから見た腰方形筋

左大腰筋 左腸骨筋
↑左:前から見た大腰筋/右:前から見た腸骨筋

その他、関節可動域検査や整形外科学検査の結果と併せたところ、
この男性の腰の痛みは、以前から過緊張していた腰方形筋が引っぱられた
ことで痙攣(けいれん)を起こした可能性が高いという診たてになりました。

(治療)

まず痙攣を起こしている筋肉を正常な状態に戻し、なおかつ正常な状態を維持できるように
右の腰方形筋と左の腸骨筋にキネシオテーピング療法筋スラッキング療法を行ない、
再度検査をしてみると、腰の右側の張りや圧痛は軽減し、腰を左右に倒す時の痛みは
ほとんどなくなりました。
しかし、腰を屈めた時の痛みがあまり変わらなかったため、もう少し詳細に検査したところ、
実際は元々『腰椎椎間板症※』による痛みが右側にあり、それを避けるために右の腰方形筋を
過緊張させていた可能性が高くなりました。
(※詳しくは『腰椎椎間板ヘルニアとその治療』をご覧ください。)
そのため、椎間板を左側で圧迫したり、右腰方形筋を過緊張させる原因となる骨盤の歪みと、
背骨の歪みを腰(腰椎:ようつい)に2ヶ所みつけて矯正しました。
次に、飛び出してしまった椎間板を正常な状態に戻すためにマッケンジーエクササイズ
キネシオテーピングを行ない、再度検査をしてみると、腰を屈めた時の痛みは
ほとんどなくなりました。

このように筋筋膜性の症状だと思って実際に治療してみると、実は椎間板症が根本的な
原因であったりすることはよくあります。
この場合は椎間板症をちゃんと治さないと、良くなったり悪くなったりを繰り返したり、
さらに悪化させて椎間板が神経を圧迫してしまい(=腰椎椎間板ヘルニア)、足のしびれや
痛みまでもが出てくる可能性があること、そしてご自宅での運動療法(マッケンジーエクササイズ)
が再発防止のためには必要だと伝え、正しいやり方をお教えしました。

 
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