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↑左:前から見た胸鎖乳突筋
  右:後ろから見た上部僧帽筋と肩甲挙筋

首の前側に付く胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は首を前に曲げ、
首の後ろ側に付く上部僧帽筋(そうぼうきん)と肩甲挙筋(けんこうきょきん)は、
首を後ろに倒します。

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そのため、下を向いたり、仰向けに寝て頭だけを持ち上げる時は、
胸鎖乳突筋(黄)が主動筋※として働き、上部僧帽筋と肩甲挙筋(赤)は、
拮抗筋(きっこうきん)※として働くので、上部僧帽筋と肩甲挙筋が伸びないと
首を前に曲げることができません。
(※主動筋と拮抗筋の説明は、ブログ記事『筋肉の働きについて』をご覧ください。)

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反対に上を向く時は、上部僧帽筋と肩甲挙筋(黄)が主動筋として働き、
胸鎖乳突筋(赤)は拮抗筋として働くので、胸鎖乳突筋が伸びないと
首を後ろに倒すことができません。

このように首を動かすためには主動筋が縮むと同時に拮抗筋が伸びる
必要があるので、どちらかがちゃんと縮まなかったり伸びなかったり
するだけでなく、反応が遅れたりしても問題は起こります。

 

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上の写真のように長時間頭を前に突き出したような姿勢でいると、
胸鎖乳突筋は縮んだまま伸びにくくなってしまいます。
(※下の写真の矢印が胸鎖乳突筋の縮む方向です。)

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この状態のまま上を向こうとすると、首の後ろ側に付く
上部僧帽筋や肩甲挙筋に余計な負担が掛かるだけでなく、
首の骨(頸椎:けいつい)の間(椎間関節:ついかんかんせつ)が
狭まっている所(内)にも負担が掛かるので痛めてしまいます。
(=頸椎椎間関節症:けいついついかんかんせつしょう
この場合痛みが出るのは首の後ろ側なので、ほとんどの病院や
治療院では首の後ろ側だけしか治療しません。
それでも一時的に症状は改善するかもしれませんが、根本的な原因
である首の前側に付く胸鎖乳突筋の短縮を治さないと、
なかなか治らなかったり、また同じように痛めたりします。

当院では、とくに上を向いた時に首の後ろ側が痛む場合、
まずは痛みを改善するために、痛めたのが筋肉か関節かを特定し、
それに対して治療します。
次に首の前側に付く胸鎖乳突筋を診て、短縮しているようなら
それに関わる背骨の歪みを矯正し、胸鎖乳突筋とそれを包んでいる
筋膜、さらに胸鎖乳突筋とつながって連動する筋肉※に対して、
キネシオテーピング療法筋スラッキング療法で治療します。
(※詳しくはブログ記事『“筋肉のつながり”について』をご覧ください。)

胸鎖乳突筋とSFL 胸鎖乳突筋とLL
↑左:前から見た胸鎖乳突筋とつながって連動する筋肉
  右:右側から見た胸鎖乳突筋とつながって連動する筋肉

 

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著作権はteamLabBody様にありますので、当院ブログからの転載・二次利用などは
堅くお断りいたします。

(関連記事)こちらもあわせてご覧ください。

・「上を向くと首や肩が痛い(首の伸展)
・「椎間関節症(ついかんかんせつしょう)とその治療
・「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)について
・「筋肉と筋膜の治療について