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骨と骨が連結して「関節」を形成しますが、骨の端は
平らではなく、丸くてでこぼこしていたりするので、
軟骨がその関節面を適合させて骨同士を繋いだり、
骨と骨が接する面が削れたり、すり減ったりしないように
緩衝材の役目を果たしています。
そのため軟骨は、関節をスムーズに動かせるように
滑らかで低摩擦な表面と、大きな荷重に耐えて圧迫されても
元の形に戻る十分な弾力性を備える必要があります。

軟骨は1種類だけでなく、性質や機能によって3つに分けられ、
使われる場所もそれぞれ異なります。

①線維軟骨(せんいなんこつ)

 強さと硬さの両方を兼ね備え、3つの中で最強です。
 代表的な線維軟骨は、椎間板(ついかんばん)や膝の半月板、
 肩や股関節の関節唇(かんせつしん)などがあります。

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↑左:後ろから見た半月板(黄色)/右:前から見た肩の関節唇(黄色)

②弾性軟骨(だんせいなんこつ)

 3つの中で最も柔軟で、形を一定に保つのに適しています。
  代表的な弾性軟骨は、耳(=耳介軟骨:じかいなんこつ)です。

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↑右側から見た耳介軟骨(黄色)

③硝子軟骨(しょうしなんこつ)

 3つの中で最も脆弱(ぜいじゃく)ですが、人体に最も多く
 使われて、動作に関わる関節の大半に見られます。
 荷重に耐える関節表面を形成しています。
(チキンの骨の先端にある、つやつやした不透明なものと同じ)
 サポート力があると同時に柔軟なので、摩擦を減らし衝撃を
 吸収することができます。
 代表的な硝子軟骨は、太ももや腕の骨などの長骨末端にある軟骨や
 肋軟骨(ろくなんこつ)などです。

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↑左:後ろから見た大腿骨(だいたいこつ)末端の軟骨(きいろ)
 右:前から見た肋軟骨(黄色)

 

たとえば、膝の半月板は二つの骨の間で狭い範囲に圧力が
集中しないように、圧力を分散させて関節の安定を補助し、
スムーズな運動ができるように働いています。

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↑左:膝の外側半月板(黄色)/右:膝の内側半月板(黄色)
 ※両方とも前から見た右膝です。

膝の半月板は、大きさの異なる内外2つよりなり、
膝の急激な動きや異常な動きによりしばしば断裂します。
(=半月板損傷:はんげつばんそんしょう)

それ以外の軟骨も長い間異常なストレスが掛かり続けて、
削れたり、すり減ったり、変形したりします。

軟骨の種類によって治療方法が異なりますので、
詳しく知りたい方は、お気軽にお問合せ下さい。

ちなみに軟骨組織には神経が存在しないので、
軟骨自体が痛みを感じることはありません。
そして、軟骨には血液の供給がないので、
軟骨を修復するために軟骨の材料となる
コンドロイチンやヒアルロン酸などの
サプリメントを飲んでいる人もいますが、
軟骨が吸収することはできません。

 

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