「足の裏がしびれる」
「歩くと足の裏が痛い」
「足の裏にものが貼り付いているような違和感がある」
などの症状がある場合は、『足根管(そくこんかん)症候群』の
可能性があります。

足根管症候群とは、どのような状態のことをいい、
どのような症状があり、何が原因で起こるかを解説し、
それに対して一般的に病院などで行なわれる治療と
当院で行なっている治療の違いを説明します。
どなたにでもわかるよう専門用語はできるかぎり使わず、
写真と解剖図を使って解説します。

*スマートフォンでは、横向き画面で
ご覧いただくことを推奨しております。

足根管とは

足根管(後) 足根管(下)
↑左:後ろから見た足根管(内)と神経と血管と腱
 右:下から見た足根管と神経と血管と腱
 ※画像は右足で、クリックすると拡大します。

内くるぶしとかかとの間にある、足首の骨と靱帯
(屈筋支帯:くっきんしたい)によって形成されたトンネル(管)を
足根管(そくこんかん)といい、足指を曲げる腱(けん)※や
足先に繋がる脛骨神経(けいこつしんけい)と血管が
その狭いトンネル内を通っています。
※腱(けん)とは、
筋肉が細長いスジ状になった部分のことで、腱鞘(けんしょう)という
薄い膜に包まれています。
例えば5本の指をピーンと伸ばした時に手の甲に浮き出るスジは、
指伸筋(ししんきん)の腱です。

足根管症候群とは

足根管症候群(圧迫部位) 
↑左:足根管と神経/左:足根管と神経と腱
内が圧迫される所。画像をクリックすると拡大します。

足根管内を通る腱や腱鞘が炎症を起こして腫れたり、
足根管を形成する靱帯(屈筋支帯)が肥厚したりして足根管が狭まり、
神経が圧迫されて起こる神経障害を『足根管(そくこんかん)症候群』
といいます。

〔足根管症候群の症状〕

足根管症候群(症状)

足の裏(※かかと以外)からつま先にかけてしびれや痛みが出たり、
足の裏にものが貼り付いているような違和感を感じたり、
裸足で砂利道を歩いているような感じがしたりします。
しびれや痛みは立ったり歩いている時に起こることが多く、
安静にしていると軽減しますが、悪化すると何もしていない時でも
しびれや痛みが起こるようになります。
夜寝る時に最も痛みを感じる人もいれば、朝起きて床に足を着いた
時に最も痛みを感じる人もいます。

〔足根管症候群の原因〕

骨折やリウマチによる変形、ガングリオンなどで起こることも
ありますが、ほとんどの場合は、偏平足(へんぺいそく)が原因で起こっています。
偏平足になると足の内側が落ち込み、足根管内を通る腱や足根管を形成する
屈筋支帯に負担が掛かり、炎症を起こして腫れたり、肥厚したりして、
足根管を狭めてしまいます。
※ガングリオンとは、
中にゼリー状の物質が詰まったしこりや瘤(こぶ)のことで、
米粒大位の大きさからピンポン玉位の大きさにまでなるものがあり、
硬かったり軟らかかったりします。

偏平足の原因は、加齢に伴う足裏の筋力や弾力の低下、体重の増加、
運動のし過ぎや疲労の蓄積などと言われていますが、実際に偏平足の方を
診てみると、ほとんどの方に骨盤の歪みや“間違った”足の使い方がみつかります。

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〔足根管症候群の治療〕

一般的に病院では、消炎鎮痛剤や筋弛緩薬(きんしかんやく)が処方され、
ゴルフボールやテニスボール、青竹を使った足裏の筋肉のストレッチや
インソール(=足底板、靴の中敷き)の使用を勧められます。
痛みが強い場合は、ステロイド注射を勧められることもあるようですが、
日常生活に支障をきたす場合には手術による靱帯の切断(=足根管の開放)
が行なわれます。

 

当院の治療は、
まず、患部に対する治療を行ない、症状を改善します。
①足先~膝裏までの足根管を含めた脛骨神経の経路内で、
 神経が圧迫や絞扼されている所をみつけ、末梢神経マニピュレーションにより解放します。
②足根管を狭める原因となる筋肉をみつけてキネシオテーピング療法
 筋スラッキング療法を行ないます。
 さらに足根管を形成している靱帯を確認し、必要であればキネシオテーピング療法を
 行なって足根管を元の正常な状態に戻します。

次に全身の状態を診て、患部に負担を掛ける原因となる身体の歪み
(とくに  骨盤の歪み)や筋肉の問題※をみつけて治療します。
 (※詳しくは「“筋肉のつながり”について」をご覧ください)

ほとんどの場合、初回は患部に対する治療に重点をおきますので、
少なくとも症状の軽減がみられ、場合によってはほとんど気にならなくなります。
さらに2回目以降身体を歪みにくくするための治療も一緒に行なっていけば、
足根管症候群を根本的な原因から治療することになるので、
症状の再発を防ぐことができます。

インソール(=足底板、靴の中敷き)では土踏まずを“支える”ことしかできず、
しかも靴を履いている時にしか効果がありません。
一方キネシオテーピングは、足に直接貼るので靴を履いていてもいなくても
関係なく、土踏まずを支える筋肉を元の正常な状態に戻すことができます

足根管症候群は正しい診たてと適切な治療をすれば、ちゃんと治ります。
足のしびれや痛みを訴えると、病院では腰椎のレントゲン検査のみで
診断されることが多いので、見落とされがちです。
病院で腰椎椎間板ヘルニア椎間孔狭窄症と診断され、治療を受けてもあまり
良くならないと来院された方が、実は足根管症候群だったということもあります。
治療を受けていても、症状があまり変わらなかったり、悪化しているようなら、
その治療が合っていないか、他の原因(例えば、足底筋膜炎モートン病
トリガーポイントによる関連痛など)と合併して起こっている可能性もあります。

もしも、あなたが足のしびれや痛みからできるだけ早く解放されたいのであれば、
なるべく早く来院することをオススメします。 

 

当院は予約制です。
必ず事前にお電話【 03-3414-7206】か、
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