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野球肩(投球障害肩)は、投球動作で肩に痛みや違和感があり、
思うようにボールが投げられない状態のことをいいます。
肩の靭帯や筋肉、軟骨などが、傷ついたり、炎症を起こしていて、
病院では、肩峰下滑液包炎(けんぽうかかつえきほうえん)、
腱板炎(けんばんえん)、腱板損傷、関節唇(しん)損傷、
インピンジメント症候群などと診断されます。
(詳しくは、「肩の痛み(四十肩・五十肩など)について」をご覧ください。)
肩が抜ける感じがするルーズショルダーも野球肩の一種です。

投球後に毎回痛くなったり、2~3日安静にしていても症状が改善しないようでしたら、
早めに治療を受けた方がいいと思います。

 

投手に多くみられ、投球過多(オーバーユース)が原因だといわれていますが、
投球動作は、肩だけでなく全身を使って行なうので、身体の使い方や歪みなど、
肩以外の問題による投球フォームの崩れが、肩に大きな負担を掛けてしまい、
起こっている可能性があります。
しかも、このような身体の歪みや肩以外の問題はすべて、野球とは関係なく、
デスクワークなどの日常生活で起こっていることがほとんどです。

トップポジション

たとえば右投げの場合、背骨の歪みにより上半身が右に捻りにくくなっていたり、
背中が伸ばしにくくなっていたり(=猫背)、右肩が前に入っていたり、
肘が伸ばしにくくなっていたり、手首が反らしにくくなっていたりすると、
トップポジションで可動域以上に肩を後ろに引いてしまうので、軟骨は圧迫され、
肩の前面の筋肉(腱)や靭帯は引き伸ばされ、後面の筋肉(腱)や靭帯は
挟み込まれやすくなります。(インピンジメント)

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また肩自体には問題がない場合でも、下半身が安定していなかったり、
股関節が捻りにくくなっていたりすると、手だけで投げるようになってしまい、
肩に過剰な運動を強いるようになるので、肩の周囲の筋肉(腱)や靭帯が
引き伸ばされやすくなります。

 

野球肩(投球障害肩)の治療は、一般的には痛い所に対して電気を当てたり、
炎症や痛みを抑える湿布を貼ったりしてしばらく投球は禁止され、
痛みがなくなったら肩のインナーマッスルを鍛えたり、可動域を改善するための
リハビリをしたりしますが、ほとんどの場合は上記のような発症の原因に対して
何もしません。

当院では筋肉(腱)・靭帯・軟骨のうち、どれが傷ついたり炎症を起こしているか、
筋肉(腱)ならどの筋肉(腱)なのかまで特定してから、ピンポイントに治療します。
さらに全身を診て、投球動作に関係する肩以外の身体の問題(歪みなど)が見つかれば、
それも一緒に治療します。
このような治療は、野球肩(投球障害肩)を根本的に治して再発を予防するだけでなく、
投球動作で起こり得るその他の障害を未然に防ぐためにも効果的です。

初期の段階で見逃すと、悪化させ、慢性化させてしまいます。
症状に早く気付けば、それだけ手もかからなくてすみ、治りも早いです。

野球肩(投球障害肩)がなかなか改善されない方、または良くなったり悪くなったりを
繰り返している方は、ぜひ一度03-3414-7206までご相談ください。

 

 

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・「筋肉と筋膜の治療について
・「背骨の歪みとその治療
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・「当院で行なっている治療について
・「問題(症状)の再発と予防について