重い物を持ち上げる動作は日常生活や仕事中に行なわれます。
全身の筋肉が使われますが、とくに腰は圧迫されたり
引っ張られたりするので、大きな負担が掛かります。
そのため、腰痛を発生させる危険な動作だと考えられていて、
アメリカでは腰痛発生の危険因子のトップになっています。

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体重の1/4の重さの物を持ち上げる時に、腰椎(ようつい)の2番目に
掛かる圧迫力は、体重の4倍といわれています。
腰痛を予防するためには、この負荷による腰の筋肉や椎間板への
負担をできるかぎり減らす必要があります。

〈ポイント〉
①持ち上げる時は、持ち上げようとする物にできるだけ近づいてください。
②身体を前に曲げる時は、おへそからではなく、そ径部(股関節)から
 曲げるようにします。
③膝のお皿とつま先の向きを揃え、膝のお皿がつま先より前に出ないように
 膝を曲げます。
④腰を捻ったり、身体が左右に傾いたりしていないか確認し、
 荷物に手をかけて胸を張ります。
⑤背筋は使わずに、体重を後ろにかけて物を地面から持ち上げます。
⑥股関節と膝を伸ばして、まっすぐ立ち上がります。
⑦持ったまま立ったり移動する時は、腰を反らすのではなく、
 お腹を少し前に突き出して支えます。
⑧下ろす時も②~③と同様にして、身体と膝を曲げてから下ろします。
※できるだけゆっくりと同じ速度で行なってください。

 

 

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