今回のブログは2013年5月23日に公開した「足の問題(足底筋膜炎と外反母趾)について」の改訂版です。

足底の3つのアーチ 足の横アーチ
↑左:下から見た右足/右:前から見た右足

足の内側縦アーチ 足の外側縦アーチ
↑左:内側からみた右足/右:外側から見た右足

 
足の骨と靭帯(じんたい)は、外側を縦に走るアーチ(外側縦アーチ)、横に走るアーチ(横アーチ)、
内側を縦に走るアーチ(内側縦アーチ)の3つのアーチを描くように並び、それを筋肉が支えています。
この3つのアーチは、かかとと親指の付け根と小指の付け根の3点を結び、同時に土踏まずを持ち上げ、
体重を分散させて地面からのショックを吸収し、さまざまな地形に適応するために
理想的な構造を作っています。
 
足底筋膜 足根管症候群
↑左:足底筋膜(そくていきんまく)/右:足根管(そっこんかん)
 
短趾屈筋 中足骨頭
↑左:短趾屈筋(たんしくっきん)/右:中足骨頭(ちゅうそくこっとう) ※で囲った所
 
足の裏の痛みで来院される方は、以下のいずれかである場合がほとんどです。
①アーチを下から支えている足底筋膜が繰り返し引き伸ばされたために、
傷ついて炎症を起こした『足底筋膜炎(そくていきんまくえん)
②内側縦アーチが潰れてしまい、骨と靭帯からなる足根管が狭まり、
その中を通る神経や血管が圧迫されて起こる『足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)
③アーチを下から支えている短趾屈筋が引き伸ばされたために、指が反りかえって
地面から浮きやすくなってしまい、歩いたり、走ったりする時に中足骨頭が繰り返し圧迫され続けて
炎症を起こした『中足骨頭部痛(ちゅうそくこっとうぶつう)
足うらの痛み①の 足うらの痛み②
↑左:足底筋膜炎と足根管症候群で痛みが出やすい所/右:中足骨頭部痛が出やすい所
で囲った所(例:右足)
 
①『足底筋膜炎』は、歩行や運動時は始めに痛みが強く、時間の経過に伴い軽減し、
さらに続けると再び痛みます。起床後の歩き始めは特に痛みます。
マラソン、ジャンプの多いスポーツ(バレーボールやバスケットボールなど)をやっている人に多くみられます。
②『足根管症候群』は、足指や足裏に放散する痛みがあり、立っていたり、歩いている時に痛みが増し、
夜間痛を伴います。悪化すると、筋力が低下したり、感覚がマヒします。
③『中足骨頭部痛』は、圧迫された皮膚が硬くなり、押すと痛むこともあります。ウオノメやタコができやすく、
長時間の歩行や運動で痛みが増します。
悪化すると神経が圧迫され、感覚の異常やしびれが起こることもあります。(モートン神経腫
 
足底の神経
↑足裏の神経
 
2~3日様子を見ても症状が改善しなかったり、悪化しているようでしたら、
早めに治療を受けた方がいいと思います。
 
 
原因は、加齢に伴う足裏の筋力や弾力の低下、体重の増加、運動のし過ぎや疲労の蓄積などと
言われていますが、ほとんどの場合は体の歪みや間違った足の使い方が原因で起こっていると
考えられます。
 
回内
↑足関節の内反
 
例えば骨盤が左を向いたり、右に傾くと右足は内反します。
足が内反すると、特に内側縦アーチと横アーチが潰されてしまいます。
 
正しい歩き方 間違った歩き方
↑左:歩行時の正しい体重移動(赤の矢印)/ 右:歩行時の間違った体重移動(黄色の矢印)
 
歩く時に上の図の赤の矢印のようにかかとから着いて、親指の先で蹴り出すようにせず、
黄色の矢印のように体重移動させていると、中足骨頭が圧迫されます。
 
 
病院ではほとんどの場合、電気治療器による治療を行ない、筋肉を柔らかくするための薬や
炎症や痛みを抑える湿布が処方され、ゴルフボールや青竹を使ったストレッチや
インソール(中敷き)の使用を勧められます。
ひどい場合には注射や手術を勧められることもあります。
 
当院では、まず始めにアーチを支えている筋肉や足指を曲げる筋肉などから問題が起こっている筋肉を
見つけ出し、それに対して筋スラッキング療法キネシオテーピング療法で治療します。
その後で全身の状態を確認し、患部に負担を掛けている身体の歪みの原因となる
骨盤の歪み背骨の歪みをみつけて矯正し、さらに最初に治療した筋肉と連動して動く筋肉※
(とくに足の筋肉)に問題がみつかれば、それも一緒に治療します。
(※詳しくは「“筋肉のつながり”について」をご覧ください)
このように患部の治療だけでなく、患部に負担を掛けている根本的な原因をみつけて、
それも一緒に治療しなければ、いつまで経っても患部はなかなか治癒することができません。
 
 
歩く時に痛むので、ほとんどの人はなんらかの治療を受けるのですが、痛くなくなると、
そこで治療をやめてしまう人がたくさんいます。
そうすると、根本的な原因はそのまま残っているので、何度も繰り返したり、繰り返しているうちにだんだん
悪化したりします。
 
足の裏の痛みから、それをかばったりして膝や股関節、腰の痛みなど全身の症状に発展する場合もあります。
 
足の裏の痛みがなかなか改善されない方、または良くなったり、悪くなったりをくり返している方は
ぜひ一度03-3414-7206までご相談ください。
 ⇒【今週の予約状況
 
 
 
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著作権はteamLabBody様にありますので、当院ブログからの転載・二次利用などは堅くお断りいたします。
 
※2014,11,6 一部訂正しました。
 
 
 
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