※2016年7月27日に改訂しました。⇒『寝違えの原因とその治療

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肩甲挙筋 上僧帽筋
↑ 左:肩甲挙筋(けんこうきょきん)/  右:上部僧帽筋(そうぼうきん)上部

後斜角筋(横) 中斜角筋(横)
↑左:後斜角筋(こうしゃかくきん)/右:中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)

首から肩の筋肉が長い間引っぱられて伸ばされ続けたり、緊張して縮み続けたりしていると、
疲労によりだんだん伸縮性が乏しくなってしまいます。
その状態の筋肉をさらに急に引っぱってしまうような動作により、
筋肉が傷ついて炎症を起こしたり、けいれんを起こしたりします。
起床時に体を起こそうとして、首を動かしたり肩を動かした時に痛くなることが多いので
『寝違え』と呼ばれます。
 
寝てる時に起こるのは防ぎようがないと思われがちですが、要するに、“肩こり”が慢性化してしまい、
首から肩の筋肉に長い間負担が掛かり続けているところに、枕が変わったり、
たまたま変な姿勢で寝てしまったりしたことで、さらに負担をかけてしまい悪化した状態です。
そのため、特に症状が起こりやすい筋肉は“肩こり”とほぼ同じで上部僧帽筋と肩甲挙筋と
後斜角筋、そして中斜角筋です。
 
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で囲った所が痛みが出やすいところ
 
症状は首を動かすと痛み、痛いけどわりと動かせるというような軽度のものから
痛くて全然動かせないというような重度のものまでさまざまです。
特に頭を左右や前後に倒したり、顔を左右に向けたりすると痛みます。
安静にしておくと1〜2日で治る場合がほとんどですが、ひどい場合は数日かかります。
 
寝違えを何度も繰り返しているうちに悪化してしまうと、靭帯が伸ばされてしまったり、
頸椎(けいつい)の間が狭まってしまったりして、炎症や神経の圧迫が起こったり、
頸椎椎間板ヘルニアが起こる可能性もあります。
 
2~3日様子を見ても症状が改善しなかったり、悪化しているようでしたら、
早めに治療を受けた方がいいと思います。
 
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ソファなどでうたた寝してしまい寝違えたという話もよく聞きますが、
これは気をつければ防ぐことができると思います。
 
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枕が変わると寝違えるという人の場合は枕が原因になっている可能性も考えられます。
枕が高すぎると仰向けに寝た時には首の後ろの筋肉が伸ばされ、
横向きに寝た時には下になっている側の首の筋肉が伸ばされます。

(ブログ記事「枕は高い方がいい?低い方がいい?併せてご覧ください。)

 
寝違えなどで首の筋肉が痛む時には、肩こりと同じに考えて揉んだり、
叩いたりするのは逆効果で、炎症や痛みが悪化することもあるので注意が必要です。
 
病院ではほとんどの場合、電気治療器やアイシングなどで治療し、
痛みや炎症を抑える効果のある湿布薬が処方されると思います。
 
当院では、まず始めに痛みや炎症を抑えるために首のどの筋肉が炎症やけいれんを
起こしているかを特定し、それに対して効果的な治療を行ないます。
その後で体勢を変えるのが困難でなければ、その筋肉に問題を起こす原因となる
頸椎の歪みを矯正し、筋肉が正常な状態に戻りやすくします。
ほとんどの場合“痛み”はこの1回の治療で改善します。
 
 
寝違えなどの首の筋肉の痛みは、ほとんどの場合が安静にしていれば自然に治るので、
よほど痛みがひどかったり治りが悪かったりしなければ、治療のために来院される方は
なかなかいません。
しかも“運悪く”や“突然”起こるものだと思われています。
実際には前述したように『肩こり』が慢性化してしまい、長い間負担が掛かり続けていることが
下地になっています。
根本的な原因を治さないと何度も繰り返し起こるので、その都度ダメージが蓄積し、
さらに加齢と共に筋力や回復力が低下すると症状や状態は悪化します。
 
寝違えなどの首の筋肉の痛みがなかなか改善されない方、または良くなったり悪くなったりを
くり返している方は、ぜひ一度ご相談ください。
 

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