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今回のブログ記事は2011年7月28日に公開した「椎間板ヘルニア」の改訂版です。
 
椎骨(横) 椎間板 
↑左:右側面から見た背骨の一部/右:上から見た椎間板
 
椎間板は背骨を構成する椎骨(ついこつ)と椎骨の間にあります。
中心に柔らかいゼラチン状の物質でできた髄核(ずいかく)があり、
その周りを線維輪(せんいりん)と呼ばれる線維性の薄い膜が
玉ねぎの皮のように何層も重なり合ってできています。
 
椎間板の働き 
 
その働きは衝撃を吸収して圧力を分散するクッションの役目と柔軟性を生かして、
運動する時に脊柱の動きを滑らかにする役目があります。
そのため、脊柱の中で負担が掛かりやすく大きな可動性を持つ頸椎(けいつい)や
腰椎(ようつい)では椎間板は厚く、胸椎(きょうつい)では薄くなっています。
 
椎間板ヘルニア② 椎間板ヘルニア①
↑左:右側面から見た椎間板ヘルニア /右:上から見た椎間板ヘルニア
 
身体によくない姿勢が習慣化すると、特に悪い影響を受けやすいのが椎間板です。
椎間板ヘルニアとはゼラチン状物質でできた髄核の一部または全部が潰れてしまい、
線維輪の外に押し出されて後ろ、つまり脊髄(せきずい)と神経根(しんけいこん)の
方にはみ出した状態をいいます。※“ヘルニア”とは「はみ出した」という意味です。
椎間板ヘルニアは腰椎が最も多く、次いで頸椎に多くみられます。
体質的に椎間板が弱い人では、腰椎と頸椎の両方に現れる場合もあり、
そのようなケースでは遺伝的な要因も考えられます。
 
線維輪の外側の2枚には痛みを感じる神経があるので患部である腰や首の痛みはもちろん、
押し出された髄核が神経根や脊髄に当たれば手や足に神経症状
(神経痛、しびれ、知覚異常、脱力など)が起こる場合もあります。
 
髄核(横) 屈曲
↑左:椎間板の正常な状態/右:圧迫によってゆがめられている椎間板
 
このような椎間板の歪みはしばしば起こりますが、短い時間であれば
回復して元に戻るので問題はありません。
しかし、だらしない姿勢は椎間板を同じ方向に長い間歪めてしまいます。
 
IMG_0992 
 
絶えず上の写真のような姿勢でいると、次第に髄核の一部が後ろ、
つまり脊髄と神経根の方に押し出されてしまいます。
 
 
椎間板ヘルニアについては以下のような誤解をよく耳にします。
 
Disc① 
 
①椎間板が押し出されて滑り出ていると診断されると、上の写真のような状態を想像し、
とても心配する方がいますが、椎間板は濡れた石けんのように滑ったりはしません。
その一部(髄核)が本来の位置から外に押し出されることはありますが、
椎間板は非常にしっかりと上下の椎骨に付いています。
 
②椎間板は指に触れると思って心配する方もいます。
マッサージなどで言われたという方もいますが、椎間板は身体のずっと奥の方にあるので、
ヘルニアになっていたとしても、身体の表面からは椎間板に触れることはできません。
多分筋肉が凝り固まってシコリのように硬くなっている所のことを言っているのだと思います。
 
 
椎間板ヘルニアは状態によっては回復するまでに時間がかかる場合もありますが、
的確な治療を受ければほとんどの場合はちゃんと治ります。
そして、身体が本来あるべき正常な状態を保つことができれば
再発も防ぐことができると考えています。
 
症状やそれに対する治療などについては『腰椎(ようつい)椎間板ヘルニアについて』と
頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアについて』に分けてそれぞれで詳しく説明したいと思います。
 
 
身体の歪みや椎間板ヘルニアなどのお悩みは、三軒茶屋・駒沢のカイロプラクティック
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