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2015年12月8日に改訂しました⇒「背骨の歪みとその治療

※今回のブログ記事は2011年4月20日に公開した「背骨の歪み」の改訂版です。

脊柱

背骨は「脊柱(せきちゅう)」や「脊椎(せきつい)」ともよばれ、
上から頸椎(けいつい)が7個、胸椎(きょうつい)が12個、腰椎(ようつい)が5個と
骨盤の一部である仙骨(せんこつ)と尾骨(びこつ)が連結している骨格全体のことをいいます。

頸椎は首、胸椎は背中、腰椎は腰を前に曲げたり(屈曲)、後ろに反らせたり(伸展)、
左右に倒したり(側屈)、左右に捻ったり(回旋)する時にそれぞれが動きます。
 
頸椎屈 頸椎伸 
↑左:頸椎の屈曲/右:頸椎の伸展
 
胸腰椎屈 胸腰椎伸 
↑左:胸腰椎の屈曲/右:胸腰椎の伸展
 
頸椎左側(反転) 頸椎右側
↑左:頸椎の左側屈/右:頸椎の右側屈
 
胸腰椎左側 胸腰椎右側(反転)
↑左:胸腰椎の左側屈/右:胸腰椎の右側屈 
 
頸椎左回(はんてん) 頸椎右回 
↑左:頸椎の左回旋/右:頸椎の右回旋
 
胸腰椎左回 胸腰椎右回 
↑左:胸腰椎の左回旋/右:胸腰椎の右回旋
 
ボールチェーン①
 
背骨の動きを理解していただくためには、上の写真のような洗面台や浴槽の栓についている
ボールチェーンを用いるとわかりやすいと思います。
 
ボールチェーン③ ボールチェーン② 
 
チェーンの1つずつをつまんで、その間を動かそうとしても、ほんの少ししか動きませんが、
(左の写真)ある程度の長さのチェーンはしなやかに動きます。(右の写真)
背骨も同様に1つずつの椎骨間はそれほど動きませんが、全体が連動することで
しなやかに動くことができます。
ところが、ボールチェーンのうちの1つが引っかかってしまうと、全体のしなやかな動きは
妨げられてしまいます。
これと同じように椎骨間で引っかかってしまい、本来の動きを制限している状態を
「歪み」と呼んでいます。〈関節可動域(かどういき)の減少〉
 
胸腰椎伸 胸腰椎屈+頸椎伸
 
例えば上を向く(頸椎伸展)時には背中や腰を後ろに反らした(伸展した)方が
向きやすいのですが(左の写真)、胸椎が曲がった(屈曲した)状態で歪んでしまうと
上を向きにくくなります。(右の写真)
このような状態で繰り返し上を向いたり、長時間上を向き続けていると首の付け根や頭と首の間が
圧迫されて、筋肉の凝りや張り、関節の炎症(首の痛み)や神経の圧迫による手のしびれ
頭痛などの問題が起こる可能性があります。
 
テコの原理
 
上の画像のように腰椎が右に側屈した状態で歪んでしまうと、頭の重さを支えているうちに
テコの原理により腰椎の間(画像の○)の右側では圧迫されるので関節や靭帯が
炎症を起こしたり、椎間孔狭窄(ついかんこうきょうさく)が起こる可能性もあります。
○内左側では椎間板が押し出されるので椎間板ヘルニアが起こる可能性もあります。
 
バランス
 
上の画像のように腰椎が左回旋と左側屈した状態で歪むと、顔を正面にまっすぐ向けて
左右の目の高さが水平になるようにバランスを整えるため、首は右回旋と右側屈します。
このような状態で首や肩に症状が起こっている人も多くみられます。

 
歪んでから間もないと「こっちには向きやすいけど、こっちには向きづらいなぁ」と
感じる程度ですが、周りの筋肉に負担が掛かると凝り張りを感じ、さらに悪化すると
筋肉を痛めてしまったりします。(いわゆる「ぎっくり腰」や「寝違え」なども含みます)
椎骨の間に負担が掛かると関節や靭帯の炎症を起こしたり、さらに悪化すると椎間孔の狭窄や
椎間板ヘルニアなどを起こす可能性もあります。
 
 
背骨の歪みが原因で起こると考えられる症状としていくつかの症例を出しましたが、
全身を診ると他にも色々と考えられます。
症状が現れている部分に不調の原因がある場合は、その部分に対する治療を
優先すべきだと思いますが、背骨の他の部分の歪みによって背骨全体の使われ方に問題が生じ、
それが原因で症状が起こっている場合はその歪みを治療することが根本的な治療であり、
再発の予防には必要だと思います。
 
背骨の歪みが気になる方、症状が改善されない方、または良くなったり悪くなったりを
繰り返している方はぜひ一度03-3414-7206までご相談ください。
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