前回の『椅子の座り方』に引き続き、今回は「床での座り方と歪み」について
説明します。
 

*スマートフォンでは、横向き画面で
ご覧いただくことを推奨しております。

リラックスした姿勢でテレビを観たりする時には、座椅子やクッションなどを
利用して、背中全体を支えるように座っていただけば、上半身を捻ったり、
傾けたりなど余程変な体勢にならない限り、背骨や骨盤を歪めることは
少ないと思います。
それよりも問題なのは、座卓などの低いテーブルの上で長時間パソコンを
使ったり、書きものをしたり、食事をしている時などの座り方です。
横座り 横座り
上の写真のような、女性によく見られる横座り(どちらか一方に足を崩した座り方)では
足を崩した方と反対側に骨盤が傾き、上半身はバランスをとるために足を崩した側に傾きます。
その結果、特に骨盤や背骨、股関節、膝、足首が歪みやすく、それぞれに問題〔骨盤の歪み、
骨盤捻挫(可動性亢進)、椎間板ヘルニア、膝の痛みなど〕を起こす可能性がありますので、
避けた方がいいと思います。
正座
正座は骨盤や背骨にかかる負担が少ないので、歪めることがほとんどない、
理想的な座り方ですが、足が痺れてしまうので長い時間座る場合や
膝や足首が悪い人には向きません。
しかし、それ以外の方なら正座用の座椅子を使うといいと思います。
胡座
上の写真のように、正座から足を左右に崩した座り方は、
特に太もも、膝、足首の内側が伸ばされるので、X脚になりやすく、
股関節の外側や膝と足首の内側に問題〔膝の痛み〕を起こす
可能性があります。
また、骨盤に無理な力が加わり、背中も丸まりやすいので、それぞれに問題
〔骨盤の歪み、骨盤捻挫(可動性亢進)、椎間板ヘルニアなど〕を起こす
可能性もあります。
基本的にはあまりオススメできない座り方ですが、やむを得ない場合は、
下の写真のように、お尻の下にクッションなどを入れ、股関節や膝、足首に
負担が掛からないように座るといいと思います。
両足の間にクッション 両足の間にクッション
 
 
あぐら
あぐらは股関節や膝の内側と足首の外側が伸ばされるので、O脚になりやすく、
それぞれに問題〔膝の痛み〕を起こす可能性があります。
また、骨盤の左右にある腸骨(ちょうこつ)を開くので、真ん中の仙骨(せんこつ)は
後に倒れ、背骨が丸まりやすくなるので、それぞれに問題骨盤の歪み
骨盤捻挫(可動性亢進)椎間板ヘルニアなど〕を起こす可能性もあります。
長時間座る際は、下の写真のように座布団やバスタオルなどを畳んで、
お尻の少し後ろに入れて座ると骨盤が起きるので、背骨をまっすぐ伸ばしやすくなります。
あぐら+クッション
 
 
基本的に長時間座って作業をする時は、正しい座り方で
テーブル(机)を使う方が座卓でするよりは歪みにくいと思いますが、
住環境などにより出来ない方もいると思います。
 
また、座り方は人それぞれで、座り方によっては負担の掛かり方も変わります。

当院では普段座っている時の姿勢を再現していただき、それを確認したうえで、
問題のある所を治療し、歪みにくい座り方をお一人お一人の状態に合わせ、
クセや環境なども考慮してアドバイスしています。

今回のブログを読まれて、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。
 
 

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