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毎日長時間椅子に座って作業をする方の多くは、
座り方が骨盤や背骨の歪みの原因に影響しています。
 

歪みをそのままにしておくと、見た目(姿勢)が悪くなるだけでなく、
症状が出てきたり、その症状がさらに悪化すると作業効率が下がる
可能性があります。
(作業効率の低下についてはブログ記事『腰痛と仕事について』をご覧ください。)

ご自身でチェックしていただくために、イスの座り方について説明します。
 
座り方で重要なのは骨盤の傾きです。
まずは前後の傾きから説明します。
骨盤が後ろに傾くと、体が後に倒れないように背骨を丸め、
頭が前に移動してバランスをとります。
椅子に座っている写真の矢印部分に一番負担がかかるので歪みやすく、
腰から首にかけての筋肉がかなり伸ばされてしまっているので、
問題(症状)が起こりやすくなっています。

IMG_0993 骨盤後傾+腰屈(矢印)
↑骨盤の後傾(左:椅子に座った姿勢 右:模型)

ちなみに、椅子に座ってパソコン作業をする方によく見られるのは、
下の写真のような姿勢です。上の写真の姿勢とほぼ一致します。

IMG_0992
↑PC作業時によく見られる姿勢

次に骨盤が前に傾くと、体が前に倒れないように腰を反らすので、
椅子に座っている写真の矢印部分に負担がかかるので、
特にこの部分に問題(症状)が起こりやすくなっています。

IMG_0994 骨盤前傾+腰後屈(矢印)
↑骨盤の前傾(左:椅子に座った姿勢 右:模型)

この姿勢は、足が床に着かない位の高さの椅子に浅めに座り、

体を少し前に傾けた状態で作業をする人によく見られます。

 
正しい座り方では骨盤はまっすぐに起きていて、その真上に上半身と頭が
乗ります。この姿勢だと何時間でも楽に座っていられます。

IMG_0991
↑椅子での正しい座り方

セルフチェックとして、骨盤の前後にある骨の出っ張りに
両手の親指と中指を当てて確認し、これが水平になるよう骨盤を前後に
傾けてください。
これがうまく出来なかったり、そのままの状態を保てなかったり、
または痛みや違和感を感じたりする場合は、骨盤や背骨が歪んでいる
可能性があります。

次に左右の傾きについて説明します。
椅子に座っている時に足を組んだり、お尻のポケットに
物を入れたままにしていると、骨盤は左右に傾きます。
骨盤が傾くと、体がそちら側に倒れないように反対側の肩を下げて上半身を
倒し、目線の高さを左右水平にするために、頭を反対に傾けます。(下写真点線)
写真の矢印部分が歪みやすく、骨盤が傾いている側の腰から首の筋肉が
伸ばされているので、ここに問題(症状)が起こりやすくなっています。
足の組み方によっては、股関節や膝にも問題(症状)を起こします。

IMG_0995 IMG_0997
↑左:骨盤の左傾斜 右:骨盤の右傾斜

セルフチェックとして、頭を水平にしたまま片側に体を傾け、
片方のお尻だけに体重をかけてください。
左右どちらかやりにくい方がある場合は、骨盤や背骨が歪んでいる
可能性があります。

IMG_0998IMG_0999
↑セルフチェック(左右傾斜)
現在、症状が無い方でも上記のセルフチェックで問題がある方は
そのままにしておくと、今後症状が出る可能性があります。
出来るだけ早く歪みに気付いて治療すれば、短い期間で体が本来あるべき
正常な状態に戻れると思います。
当院では、普段座っている時の姿勢を本人に再現していただき、
それを確認したうえで、問題のある所を治療し、正しい座り方を保てるように
お一人お一人の状態に合わせ、クセや環境なども考慮してアドバイスしています。
今回のブログを参考にして、気になる方はぜひ当院へお越しください。
次回は「床での座り方と歪みについて」の予定です。
  
 

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