特に腰に問題(症状)がある方からよく訊かれます。
腹筋は腰を支えるために重要な働きをするのでやった方がいいと思いますが、
やり方によっては腰が痛くてできなかったり、悪化させてしまう場合もあります。
そこで今回は日頃から簡単にできて、なおかつ安全な腹筋運動についてお話します。
実際は運動と言うほどのものではありません。
ただ『お腹を思い切り凹まして、その状態を保つ』だけです。
お腹を凹ませることで、腹横筋(ふくおうきん)と呼ばれる、ちょうどコルセットの様に
お腹周りを覆っている筋肉を鍛えることができます。
Print お腹側面
 (正面から見た腹横筋)   (右から見た腹横筋)
お腹を凹ませることはそれほど難しくはないと思いますが、
問題はその状態を長い時間保ち続けることだと思います。
当たり前のことですが、長い時間保ち続けるためには、呼吸をし続ける必要があります。
しかし、お腹を凹ませると図のようにと肺が下から押し上げられるために、呼吸がしづらくなります。
お腹
そのため、始めは立った状態で30秒間お腹を思い切り凹まし続けることからやってみてください。
ポイントは、背筋を伸ばしお尻の穴を締めるようにして、きついズボンをはく時のように
お腹を思い切り凹まします。この時肩を少しだけ後ろに引くような意識でやるとより良いです。
歯を磨いてるときや、髪を乾かしている時、電車やバスで通勤してる間など、
立って何かをしている間に“ついでに”やると、習慣にもしやすいのでいいと思います。
1日何回やってもいいですが、毎日同じように続けることが重要です。
それが苦も無くできるようになったら、時間を少しずつ伸ばしてみましょう。
3〜5分間くらいできるようになったら、今度は歩いている間や座っている間に
同じようにやってみるといいと思います。
腹横筋(ふくおうきん)を鍛えることは、腰痛を改善したり、予防するのに効果的なのはもちろん、
正しい姿勢を保つためにも効果的です。
ぜひ、毎日の習慣に取り入れてみてください。