2014年9月11日に改訂しました⇒「肩の痛み(四十肩・五十肩など)について

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以前は大体40〜60歳代に多く起こる、一種の老化現象と言われていました。
しかし、最近は20〜30歳代にも増えてきているので、一概に老化現象とは
言えないと思います。
症状は、肩の関節可動域が減少し(例:肩が上がらない、背中に手が回らないなど)
肩の重さやだるさを感じる軽度のものから、少しでも動かすと痛むだけでなく、
寝返りをうつのも辛いといった重度のものまで様々です。
この原因について説明する前に、まずは肩関節について少しお話しします。

五十肩03
↑前から見た図

肩は肩甲骨の浅い凹み(関節窩=かんせつか)に上腕骨頭(じょうわんこっとう)が
はまっているだけなので、可動域は大きいのですがとても不安定です。

五十肩01
↑前から見た図

その二つの骨を連結する為に関節包が被い、肩を動かすための筋肉が
上腕骨頭の周囲に付着しています。
滑液包には、肩をスムーズに動かす為の潤滑油のような働きをする滑液が入っています。
背中が丸まると肩は前に入ります。すると、肩の関節可動域は減少します。
さらに上腕骨頭の後側に付着している筋肉は前方に引っ張られ伸ばされてしまいます。

五十肩04
↑後から見た図

通常では、腕を外側に上げる時にこの筋肉が上腕骨頭を下へ引っ張って
(ピンクの矢印)、肩峰にぶつからない様にしています。

五十肩02
↑前から見た図

しかし、伸ばされてしまった筋肉には力が入らなくなる為、肩峰と上腕骨頭の間で
インピンジメント(衝突) が起こり、筋肉や関節包、滑液包が挟み込まれます。
また、肩が前に入ると上腕骨頭の前側に付着している筋肉は少したるむ為、
その状態で動かすと 前方の筋肉の挟み込みが起こります。繰り返し挟み込まれると、
筋肉や関節包、滑液包は傷つき、 炎症を起こします。
これがインピンジメント症候群と言われ、一般的には四十肩や五十肩と呼ばれる状態で
最も多いのがこれです。
当院では、背中が丸まってしまった原因となる歪みを矯正し、肩関節を正常な位置に戻し、
弱ってしまったり、傷ついてしまった筋肉を正常な状態に戻りやすくする為に、
キネシオテーピング療法を行なっています。