女性 40代 家業手伝い

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(主訴)

治療例30 治療例30-2

5年ほど前から右そ径部が痛み出し、徐々に太ももやお尻、すねに痺れなどの
症状も出てきた。(上の画像の内)
とくに、そ径部は長く立った後に座る時、靴下やズボンを履く時、低い椅子や
ソファなどに座って股関節が深く曲がる時、痛む側を上にして横向きに寝る時に
激痛が走り、すねは常にビリビリ痺れてる。
昨年末からは左足(上の画像の内)も痛みだし、それに伴って腰も時々痛むようになった。
日によって痛み方や痛むところが変わり、とくにここ1~2ヶ月はかなり悪化した
状態が続く。

今まで整形外科2か所で股関節のレントゲン検査を行ない、3か所目では股関節の
レントゲン検査に加え、腰のMRI検査、血液検査なども行なったが、
いずれも異常なし、または原因不明と診断された。

今月から整体院に3回行ったが、一向に治らずむしろ悪化する一方なので、
ホームページを見て来院した。

(検査)

※来院した日は左足の症状がほとんどなかったため、とくに右足の症状に
重点をおきました。

触診により、右そ径部とお尻の内側に左と比べて明らかな硬さと圧痛があり、
筋肉テストをしてみると、そ径部に付く筋肉の中では大腰筋(だいようきん)に、
お尻に付く筋肉の中では梨状筋(りじょうきん)に機能低下がみられました。

右大腰筋(前) 梨状筋
↑左:前から見た大腰筋/右:後ろから見た梨状筋

その他、関節可動域検査や整形外科学検査などの結果と併せたところ、
この女性のそ径部の痛みは、大腰筋が過緊張したことによるもので、
太ももの痺れはその過緊張した大腰筋により大腿神経(だいたいしんけい)が
圧迫されて起こる『大腿神経痛』、お尻やすねの痺れは、過緊張した梨状筋により
坐骨神経が(ざこつしんけい)が圧迫されて起こる『梨状筋症候群』によって
起こっている可能性が極めて高いという診たてになりました。

(治療)

まず、大腰筋と梨状筋を過緊張させたり、それぞれの筋肉に繋がる神経に
障害を起こす可能性がある背骨の歪みを腰(腰椎:ようつい)に2ヶ所みつけて
それぞれ矯正しましたがどちらも機能が回復しなかったので、キネシオテーピング療法
行なって再度検査をしてみると、結果に改善がみられ、靴下を履く動作をした時や
右側を上にして横向きに寝た時の痛みも改善しました。

一度の施術で症状は大分改善しましたが、大腰筋と梨状筋にはさらに筋スラッキング療法
行なう必要があり、さらに今回はあまり診られなかった左足の症状は右足をかばっため
起きていると考えられますが、半年以上経っているため、左足とくに太ももの筋肉や筋膜にも
問題が起こっている可能性がありました。
その場合は右足だけでなく、左足も治療する必要があり、さらに普段座っていることが多い
とのことから、座っている時の姿勢が大腰筋や梨状筋を過緊張させる大元の原因として
考えられるので、座っている時の姿勢に合わせて歪んでしまった背骨とくに今回できなかった
背中(胸椎:きょうつい)や首(頸椎:けいつい)も併せて治療することが再発防止のためには
必要だと伝えました。

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