男性 20代 理学療法士

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(主訴)

治療例27

背骨、とくに肩甲骨の少し下の方(上の画像の内)が痛い。
常にジンジンと痛み、体を反らしたり、首を後ろに曲げた時にはズキッと痛むが、
寝ている時にはあまり痛みを感じない。
5年くらい前から段々痛くなってきた。

(検査)

触診により、患部周辺の筋肉にはとくに張りや圧痛はみられず、
背骨を後ろから押した時に胸椎(きょうつい)の6番目(=第6胸椎)
に圧痛があり、さらに背骨の歪みを診てみると、第6胸椎に
屈曲+右側屈変位がみられました。

治療例27-2
↑後ろから見た第6胸椎

その他、整形外科学検査や姿勢分析の結果と併せたところ、この男性の
背中の痛みは『胸椎椎間関節症』によるものである可能性が極めて高い
という診たてになりました。

(治療)

まず痛みや炎症を起こしている椎間関節(ついかんかんせつ)を解放するために
6番目を含む胸椎の歪みを3ヶ所矯正し、再度後ろから押してみると、
まだ少し圧痛が残っていたため、痛みや炎症を抑えるキネシオテーピング療法
行なったところ、後ろから押した時の圧痛だけでなく、体を反らしたり、
首を後ろに曲げた時の痛みもなくなりました。
次に、胸椎を歪める原因となる背骨の歪みを首(頸椎:けいつい)に2ヶ所
みつけて矯正し、引き伸ばされてしまっていた左の広背筋(こうはいきん)を
キネシオテーピング療法で元の正常な状態に戻しました。

広背筋(左)
↑後ろから見た広背筋

一度の施術で症状はなくなりましたが、背骨とくに第6胸椎が
再び同じように歪んでしまうと、症状が再発することになります。
姿勢分析により、初めに頚椎、次に胸椎の順番で歪んでいる可能性があり、
詳しくお話を伺うと、以前から慢性的な頭痛と首の凝りもあるらしく、
首を自分で鳴らす癖により、靱帯(じんたい)が引き伸ばされてしまったために
頸椎が不安定になり、首の筋肉が頸椎を安定させるために過緊張していました。
そのため、首を自分で鳴らさないように忠告し、今後は背骨の歪みに関与する
筋肉や筋膜の中でも、とくに首~肩に付く筋肉や筋膜を併せて治療することが
再発防止のためだけでなく、頭痛や首の凝りに治療のためにも必要だと伝えました。

 

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