男性 30代 会社員 以前ボクシングをやっていた

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(主訴)

治療例14-1 治療例14-2

腕の付け根に痛みとしびれがある。右腕のしびれは出たり出なかったり。
手を動かした時やドアなどを押そうとして力を入れると痛みやしびれが
悪化する。右腕を外向きに捻りづらい(=外旋しづらい)
(上の画像の内)

3カ月前肩を動かした後に腕の付け根が痛み、それからだんだん
しびれるようにもなった。
その1か月後位から今度は右腕に時々しびれを感じるようになったので、
整形外科を受診したら「四辺形間隙症候群(しへんけいかんげきしょうこうぐん)」
と診断され、痛み止めとビタミン剤と筋弛緩剤を処方されたが、あまりよくならない。

(検査)

触診により、右腕の付け根の後ろ側が左と比べて明らかに硬く、
押すとかなり痛がり、右腕にしびれも出ました。
筋肉テストにより、腕の付け根に付く筋肉のうち棘下筋(きょくかきん)
と小円筋(しょうえんきん)に機能低下がみられました。

棘下筋 小円筋
↑左:後ろから見た棘下筋/右:後ろから見た小円筋

その他、関節可動域検査や整形外科学検査などの結果と併せたところ、
この男性の腕の付け根の痛みとしびれは、過緊張した小円筋により
橈骨神経(とうこつしんけい)が圧迫されて起こる『四辺形間隙症候群
の可能性が極めて高いという診たてになりました。

(治療)

まず圧迫されている神経を解放するために小円筋と棘下筋に
キネシオテーピング療法筋スラッキング療法を行ない、
再度検査をしてみると、結果に明らかな改善がみられ、
腕の付け根の圧痛や腕のしびれはなくなりました。
次に小円筋や棘下筋の過緊張させる原因をみつけるために
姿勢分析してみると、かなりの猫背でとくに右肩が前に入っていて
腕が内向きに捻れやすくなっていました。
猫背の原因となる背骨の歪みが背中(胸椎:きょうつい)と首(頸椎:けいつい)
に1カ所ずつみつかり、しかも歪んでいた頸椎から出る神経は小円筋と棘下筋に
つながっていて、過緊張の原因になる可能性もあったので、それぞれ矯正しました。

2か月経っている割には1度の施術でかなり症状が改善しましたが、
圧迫されていた神経が回復するまでに再び圧迫されてしまうと、症状が再発します。
そのため、小円筋や棘下筋が再び過緊張しないように猫背に関連する背骨の歪み、
とくに今回できなかった腰(腰椎:ようつい)や骨盤の歪みの矯正と、歪みに
関連する筋肉や筋膜も併せて治療することが再発防止のためには必要だと伝えました。

 

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