女性 50代 主婦

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(主訴)

治療例12

右太もも外側(上の画像の内)の痛み。
とくに座っている時と右側を下にして横向きに寝た時に痛み、
左側を下にして横向きに寝たり、歩いている時には気にならない。
座っている時と仰向けに寝る時には、腰に引っぱられるような
痛みもある。

10年前から右太もも外側には、時々何かが貼り付いたような
違和感はあったが、1週間前から痛くなってきた。

(検査)

触診により、太ももの外側には張りなどの左右差はみられなかったが、
右は左に比べてしびれと感覚異常がありました。
鼠径部(そけいぶ)では左と比べて右に明らかな硬さと圧痛があり、
右のお尻の内側にも左と比べて明らかな張りがありました。
筋肉テストでは、鼠径部に付く筋肉のうち大腰筋(だいようきん)に
機能低下がみられましたが、お尻の筋肉は異常ありませんでした。

右大腰筋
↑前から見た大腰筋

その他、関節可動域検査や整形外科学検査などの結果と併せたところ、
この女性の太ももの外側の痛みは、過緊張した大腰筋により
大腿神経(だいたいしんけい)が圧迫されて起こる『大腿神経痛』であり、
腰の痛みも大腰筋の過緊張によって起こっている可能性が極めて高い
という診たてになりました。

(治療)

まず、大腰筋を過緊張させたり、大腰筋に繋がる神経に障害を起こす
可能性がある背骨の歪みを腰(腰椎:ようつい)に2ヶ所みつけてそれぞれ
矯正しましたが大腰筋は回復しなかったので、キネシオテーピング療法
筋スラッキング療法を行なって再度検査をしてみると、結果に明らかな
改善がみられ、座っている時や右側を下にして横向きに寝た時、
仰向けに寝た時の太ももの外側と腰の症状は完全に無くなりました。

以前から右足を上にして組んだり、右のお尻に体重を掛けるなどの座り方を
していたそうで、これが右の大腰筋を過緊張させている原因として考えられました。
大腿神経が回復する前に再び大腰筋が過緊張してしまうと症状が再発するので、
このような座り方に合わせて歪んでしまっている背骨、とくに今回はできなかった
背中(=胸椎:きょうつい)や首(=頸椎:けいつい)の矯正と、歪みに関連する筋肉や
筋膜も併せて治療することが再発防止のためには必要だと伝えました。

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