女性 70代 主婦

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(既往歴)高血圧(降圧剤服用)、左脛骨・腓骨骨折(20代)、左大腿骨骨折(60代)、
     左第2,3肋骨前部ヒビ(60代)
 

(主訴)

治療例10-1 治療例10-2

背中と左右の肋骨(上の画像の内)が常に痛み、温めたり、座っている時は
少し楽だが、息を吸ったり、あくびやくしゃみをする時、横になったり、
起き上がったり、寝返りをうったりする時に悪化する。

10日前に自転車を押しながら段差を乗り越えようとして、
前輪を持ち上げた瞬間に左の背中が痛みが走った。
その後、肩甲骨の少し下のあたりと肋骨が左右両方とも痛くなり、
今は右の方がとくに痛い。
1週間前痛みがひどくなってきたので、整形外科へ。
レントゲンにより胸椎(きょうつい)7番目の神経の出口が狭まっている
と診断され、痛み止めを処方されて、注射も2回打ったがあまりよくならない。

(検査)

触診により、右肩甲骨の下のあたりと肋骨の外側に左と比べて明らかな張りと
圧痛がありました。
筋肉テストでは、背中や肋骨の外側に付く筋肉のうち広背筋(こうはいきん)に
機能低下がみられ、手技細胞組織移動テストでも広背筋とそれを包んでいる
筋膜に問題がみられました。

広背筋
↑後ろから見た広背筋

その他、整形外科学検査や姿勢分析の結果と併せたところ、この女性の背中と
肋骨の痛みは、以前から過緊張していた広背筋が急に引っぱられたことで
痙攣(けいれん)を起こした可能性が極めて高いという診たてになりました。

(治療)

まず痙攣を起こしている筋肉を正常な状態に戻すために、右の広背筋に
キネシオテーピング療法筋スラッキング療法を行ない、再度検査をしてみると、
背中の右側と肋骨の外側の張りや圧痛は軽減し、息を吸ったり、横になる時の
痛みもかなり軽減しました。
次に、広背筋を過緊張させる原因となる背骨の歪みを背中(胸椎:きょうつい)と
腰(腰椎:ようつい)に1ヶ所ずつみつけて矯正しました。
その後起き上がる時の痛みがまだあったので、右外腹斜筋(がいふくしゃきん)に
キネシオテーピング療法を行なってみたところ、起き上がる時の痛みは
かなり軽減しました。

一度の施術で症状はかなり軽減されましたが、筋肉がちゃんと回復しないと
再発を繰り返すことになります。
姿勢分析により、上半身の右への傾きと捻れが右側の広背筋を過緊張させる原因と
考えられるので、このような姿勢に合わせて歪んでしまった背骨、
とくに今回はできなかった首(頸椎:けいつい)や骨盤の歪みがあれば、
併せて治療することが再発防止のためには必要だと伝えました。

 

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