横を向いた時に浮き出る、首の中で最も目立つ筋肉です。

*スマートフォンでは、横向き画面で
ご覧いただくことを推奨しております。

右胸鎖乳突筋(前) 右胸鎖乳突筋(横)
↑左:前から見た胸鎖乳突筋/右:右側から見た胸鎖乳突筋

〔付着部〕どこにあるの?

首の前方にあり、鎖骨と胸の真ん中にある骨(胸骨:きょうこつ)から
耳の後ろの骨の出っぱり(乳様突起:にゅうようとっき)に付きます。

〔働き〕どんな時に使うの?

頭を後に倒して前下方に引っぱったり、頭や首を同側に倒したり、
反対側に向けたりしますが、ジェットコースターに乗っている時など
には頭や首を安定させます。
仰向けに寝てる状態から頭を起こしたり、激しい呼吸の際には
肋骨を持ち上げて息を吸いやすくしたり、首をすくめてアゴを前に
突き出したりします。

〔症状〕胸鎖乳突筋に問題があると…

上を向いたり、横を向いたり、頭や首を横に倒したりする時に
首が痛みます。斜頸(しゃけい)や不眠症を引き起こすだけでなく、
すぐ下を通る頸動脈(けいどうみゃく)が圧迫されると、頭痛や
めまいを引き起こすこともあります。
その他にも頭のてっぺんや頬、おでこや耳、後頭部の痛み、
目の周りの強い痛みが起こることもあります。

〔原因〕胸鎖乳突筋に問題を起こすのは…

胸鎖乳突筋につながる神経は、1~3番目の首の骨(頸椎:けいつい)の間から
出ているので、頸椎の歪みによって神経の出口が狭まったりすると、
神経伝達に障害が起こって胸鎖乳突筋が過緊張したりします。
また、長時間パソコンやスマートフォンをのぞき込むような姿勢や
頭や首を横に倒した姿勢でいると、胸鎖乳突筋が短縮したり、伸張した状態を
維持するために筋膜が変形してしまい、胸鎖乳突筋が短縮したまま伸びなくなったり、
伸張したまま縮まなくなったりして正常に機能できなくなります。
交通事故によるむち打ちは、胸鎖乳突筋が急激に引き伸ばされたことで起こります。

70cd2ea5134efa094c69b8c135096557_s

a0001_016661

 

※文中の一部 画像はteamLabBody様の許可を得て、掲載しております。
著作権はteamLabBody様にありますので、当院ブログからの転載・二次利用などは
堅くお断りいたします。

 

〈関連記事〉こちらもあわせてご覧ください。
・「首の筋肉や椎間関節を痛める原因
・「むち打ちについて
・「めまい(眩暈)について
・「慢性頭痛の原因とその治療
・「筋肉と筋膜の治療について