私たちが直立して二本足で歩くためには、
常に重力に抵抗し、逆らい続けなくては
なりません。

正しい姿勢でいることで、筋肉や筋膜、
骨や軟骨(※椎間板や半月板も含む)、靱帯など
に掛かるストレスを減少させてくれます。

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↑背骨を左側から見た図

背骨を横から見ると、バランスよく前後に
弯曲するいくつかのカーブがあります。
このたわみのあるデザインは、活動している
時も休んでいる時も体内に存在し、身体に
衝撃が加わった場合は、それを吸収して
怪我をする可能性を減らしています。
頸椎(けいつい)と腰椎(ようつい)は前に
たわんで前弯し、胸椎(きょうつい)と
仙骨(せんこつ)は後ろにたわんで
後弯しています。

身体のバランスを保ってくれる背骨の自然な
カーブがあればこそ、私たちは健康的な
姿勢でいられます。
1つのカーブが大きくなったり、なくなったり
するだけでも、姿勢はバランスを失って
歪みます。
例えば、下の写真のような“反り腰”は腰椎の
カーブが大きくなった状態のことで、
ストレートネック”は頸椎のカーブが
なくなった状態のことをいいます。

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骨盤は、背骨としっかり結びついています。
仙骨と共に骨盤の動きは腰椎の前弯に多大な
影響を与えます。
骨盤が前傾すると、腰椎の前弯は
大きくなり、後傾すると腰椎の前弯は
なくなってしまいます。

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↑左から見た骨盤の前傾(左)と後傾(右)

正しい姿勢とは

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次の5つのポイントが一直線上に並ぶのが
理想です。
①耳の穴
②肩の中心
③股関節
④膝のお皿の後ろ
⑤外くるぶしの少し前

本来ならこのような姿勢でいれば、身体に
無理をさせることなく、最小限の力で立って
いられるはずですが、「後ろに傾いている」
ような違和感があったり、余計な力を
入れなければ保てない場合は、背骨や骨盤が
歪んでしまっている可能性があります。

正しい姿勢を自分自身で意識することは
難しいので、誰かにチェックしてもらう
必要があります。
ご自宅でも簡単にできるのは、身長ほどの
長さのひもに5円玉を結び付けて、身体の横で
耳の穴の位置に合わせてひもを持ち、
5円玉を垂らす方法です。
当院ではiPadによる姿勢分析
行なっています。

意識することなく、自然にこのような
正しい姿勢で立つことができれば、
色々な症状に悩まされることはなくなります。