このブログは2012年5月28日に公開した「骨盤〔仙腸関節関節〕捻挫、可動性亢進について
の改訂版です。

骨盤の構造(前) 骨盤の構造(後)
↑左:前から見た骨盤/右:後から見た骨盤 ※クリックすると拡大します。

骨盤は、左右の腸骨(ちょうこつ)と真ん中の仙骨(せんこつ)〈+尾骨(びこつ)〉で形成され、
前は恥骨結合(ちこつけつごう)で、後ろは仙腸関節(せんちょうかんせつ)でつながっています。

骨盤を土台として安定させるために、強力な仙腸靱帯(せんちょうじんたい)が仙腸関節を
前と後から固定していますが、この仙腸靱帯が急激な強い力で引き伸ばされて、
傷ついたり炎症を起こした状態が、仙腸関節の捻挫(せんちょうかんせつのねんざ)です。

前仙腸関節捻挫(患部) 後仙腸関節捻挫(患部)
で囲った所が痛みが出やすい所(例:右仙腸関節)

症状は立っている時より座っている時の方が痛み、
とくに身体を前に曲げたり、痛みがある側に倒すと悪化します。

梨状筋syn
※クリックすると拡大します。

ひどくなると、患部と同側のお尻が痛くなったり、足がしびれてきたりします。
これは、梨状筋(りじょうきん)と呼ばれるお尻の筋肉が、捻挫して不安定になった
仙腸関節を安定させるために過緊張してしまい、そのすぐ下を通っている
坐骨神経を圧迫するために起こります。
(※詳しくは、ブログ記事「梨状筋症候群とその治療」をご覧ください。)

痛めてすぐの状態を急性期といいますが、この時期に適切な治療をしないと、
仙腸関節は不安定な状態になり、腰痛が慢性化したり、ぎっくり腰を繰り返すようになります。
女性の場合は、生理前に女性ホルモンの影響で仙腸関節がさらに不安定になるので、
下腹(そ径部)痛や腰痛が悪化する場合もあります。
(※詳しくは、ブログ記事「生理痛(月経痛)について」をご覧ください。)

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腰を急に曲げたり捻ったりした時に痛めることが多いので、その動作が原因だと思われがちですが、
実際は痛める以前から“間違った”座り方や立ち方によって、仙腸靱帯に負担が掛かり続けていて、
その負担が限界に近づいた時に“たまたま”腰を曲げたり捻ったりしたことがきっかけになり
痛めている場合がほとんどです。

 

仙腸関節の捻挫はレントゲンではわからないので、病院では見落とされることが多く、
他の腰痛と同様に、電気をかけたり、痛みや炎症を抑えるための湿布を処方されたりして、
痛みがひどいとコルセットの装着を勧められる場合もあります。

当院では、検査により仙腸関節の捻挫が疑われる場合、
まず、伸ばされたり傷ついている靱帯を元の正常な状態に戻すために、
靱帯を引っぱっている骨盤の歪みを矯正し、矯正後の状態を維持できるように、
キネシオテーピングで仙腸関節を固定します。
患部に炎症が診られる場合は、アイシングも行ないます。
次に患部に負担を掛けている原因を取り除くために、“間違った”座り方や立ち方に合わせて
歪んでしまっている背骨(頸椎・胸椎・腰椎)を見つけて矯正します。
さらにその歪みに関わる筋肉の問題を見つけて治療することで、患部に負担を掛けるような
“間違った”座り方や立ち方がしにくくなり、症状や歪みの再発を予防します。

初期の段階で見逃すと、悪化させ、慢性化させてしまいます。
症状に早く気付けば、それだけ手もかからなくてすみ、治りも早いです。

ぎっくり腰がなかなか良くならなかったり、上記の症状に心当たりがある方は、
ぜひ一度03-3414-7206までご相談ください。
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