肩こり(例)

一般的な筋肉の治療は、マッサージやストレッチ、電気治療器、鍼、各種テーピングなど
さまざまなものがありますが、硬くなった筋肉に対しては、マッサージやストレッチを
選択される方が多いと思います。
しかし、例えば肩こりで上の写真の内が硬くなっている時、筋肉が硬くなってるからといって、
そこを揉みほぐしたり、引っ張ったりすることが、本当の治療になるのでしょうか?

上部僧帽筋

上部僧帽筋(そうぼうきん)

肩甲挙筋

肩甲挙筋(けんこうきょきん)

後斜角筋

後斜角筋(こうしゃかくきん)

 上の写真の内には、3つの筋肉(上部僧帽筋・肩甲挙筋・後斜角筋)が重なっているので、
治療するためには、まずどの筋肉が硬くなっているのかを特定する必要があると思います。
筋肉を特定しないで引っぱってしまうと、正常な筋肉も一緒に伸ばされてしまって、
身体の歪みや症状を悪化させてしまう可能性があります。

次に、その筋肉は引っ張られて硬くなっているのか、縮まって硬くなっているのか
を見極める必要があると思います。
仮に引っ張られて硬くなっていた場合、それをさらに引っ張ってしまうと、
筋肉は伸びてしまったり、傷ついてしまったりする可能性があります。

では、実際に当院で行なっている筋肉の治療を上記の肩こりを例に説明します。

①検査により、硬くなっている筋肉を特定し、その状態を把握します。

ここでは、肩甲挙筋(下の図)が引っ張られて硬くなっていたとします。
肩甲挙筋

②その筋肉を引っ張ったり縮めたりしている原因となる背骨や骨盤の歪みを矯正します。

肩甲挙筋を引っ張ってしまう原因となるのは、例えば下図のように頸椎2番(C2)が左に捻れて
左に傾くような歪みです。このような歪みが見つかれば矯正します。

肩甲挙筋伸張の原因

③背骨や骨盤の歪みによって神経が障害されると、その先につながる筋肉が
 縮まなくなったり、過剰に緊張したりするので、その歪みを矯正します。

肩甲挙筋につながる神経は頸椎3番(C3)と4番(C4)のすぐ上(下図矢印)から
出ているので、ここに歪みが見つかれば矯正します。

肩甲挙筋支配神経

④最後にもう一度硬くなっていた筋肉の状態を確認し、筋肉自体に問題があれば、
 その筋肉に対して筋スラッキング療法キネシオテーピング療法で治療します。

肩甲挙筋を再び検査してみて、まだ縮みにくかったらキネシオテーピング療法を行ないます。

 

肩こりに限らず、筋肉の問題が原因で起こっている腰痛や股関節痛、臀部痛などに対しても、
上記のように問題のある筋肉を特定し、その状態(伸張や短縮)を見極めて、
ピンポイントに的確な治療を行なうことが、本当の筋肉の治療になると思います。

 

マッサージやストレッチでもなかなか治らなかったり、良くなったり悪くなったりを
繰り返している方は、ぜひ03-3414-7206までご相談ください。
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