女性 61才 介護福祉士

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(主訴)左のお尻が張る。→とくに立っていて重心を変える時。
    右肩が張る。→首が右に向きづらい。

左中殿筋 右肩甲挙筋

左のお尻は、中殿筋(ちゅうでんきん/左の図)の内を押すと張っていて、
短縮が診られました。
右肩は、肩甲挙筋(けんこうきょきん/右の図)の内を押すと
痛みがありましたが、機能低下は診られませんでした。
首が右に向きづらいのは、自分で動かしても術者が動かしても変わらず、
頭は左に捻じれていました。

③施術前(前’) ③施術前(後) ③施術前(左’) ③施術前(右’)
↑施術前の写真

姿勢分析を行なったところ、上の写真ではわかりにくいですが、
骨盤は右に傾いて左に捻れていました。
肩は右に傾き、首は左に傾き、頭は右に傾いて左に捻れていました。
座っている時の姿勢と比較してみると、座っている時に上半身が
右に傾くようなクセがあるようで、身体が右に倒れないようにするために
首を左に傾けたり、左のお尻に体重を掛けて座っているうちに、
右肩甲挙筋は伸ばされ、左中殿筋は圧迫されてしまったと考えました。


↑※クリックすると拡大します。

背骨を検査すると、腰椎(ようつい:L)1番が右に傾いて左に捻れ、
頸椎(けいつい:C)5番が左に傾き、後頭骨(こうとうこつ:Occ)が
右に傾き、さらに左に捻れるように歪んでいました。(上図参照)

右胸鎖乳突筋(前) 右腰方形筋

治療は、まず腰椎1番、頸椎5番、後頭骨を矯正し、これらの歪みと関連する筋肉のうち
右胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん/左の図)と右腰方形筋(ようほうけいきん/右の図)に
それぞれ短縮が診られたので、これらの対してはキネシオテーピングを行ないました。

右長腓骨筋 左前脛骨筋

矯正後、左中殿筋の短縮は改善され、押した時の張りもなくなったので
立っている時の骨盤の歪み(右への傾き+左への捻じれ)の原因は、
それ以外にあると考えて関連する筋肉を検査すると、
右腓骨筋(ひこつきん/左の図)と左前脛骨筋(ぜんけいこつきん/右の図)が
それぞれ短縮していて、右足は内返し、左足は外返しになっていました。

③歪み説明画像(2)
↑※クリックすると、拡大します。

右足が内返し(内反:ないはん)し、左足が外返し(外反:がいはん)
すると、骨盤は左に捻れます。(上図参照)
右肩が下がっていれば、骨盤もつられて右に傾きやすくなります。
以上のことから両足の筋肉の短縮が、骨盤の歪みの原因だと
考え、それぞれに対してキネシオテーピングを行ないました。

↓施術前後の比較(左:施術前、右:施術後)
③施術前(前’)③施術後(前’) ③施術前(後)③施術後(後)

③施術前(左’)③施術後(左’) ③施術前(右’)③施術後(右’)

施術前後で比較すると、施術前に確認した歪みはほとんど診られなくなりましたが、
上半身は少しだけ右に捻れているように見えました。
背中の筋肉に問題が残っていそうでしたが、今回の治療により主訴は解消されたので、
この問題は次回確認することにしました。

 

 

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