女性 62才 主婦

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〈主訴〉約1か月前から右肩(前)が痛い。
    →とくに洗濯物を干したりする時など右手を挙げるとズキッと痛む。

患部(上腕二頭筋長頭) 右小胸筋
上腕二頭筋(じょうわんにとうきん/左の図)の内を押すと痛みがあり、
小胸筋(しょうきょうきん/右の図)の短縮が診られました。
右手を自分で前と横に挙げると痛みを訴えましたが、力を抜いてもらって
施術者が動かすと痛みはあまり感じませんでした。
以上のことから、右上腕二頭筋が肩の関節部分で挟み込まれて炎症を起こした、
いわゆる“五十肩”またはインピンジメント症候群/肩関節周囲炎が疑われました。

 ①施術前(前’) ①施術前(後) ①施術前(左') ①施術前(右')
↑施術前の写真 

姿勢分析により、首と肩は右に傾き、腰は右に捻れ、右肘は少し曲がったまま
伸びにくくなっていたので、この状態で右手を身体の前面で使おうとすると、
右肩を前に出さなければならず、右肩がだんだん前方に変位してしまい、
上腕二頭筋が挟み込まれるようになって炎症を起こしたと考えました。
そして、それを踏まえて背骨を検査すると、腰椎(ようつい)1番が右に捻れ、
頸椎(けいつい)6番と胸椎(きょうつい)4番がそれぞれ右に傾くように歪んでいました。

右胸鎖乳突筋(前) 右大腰筋(前)
治療は、まず頸椎6番、胸椎4番、腰椎1番を矯正し、これらの歪みと関連する筋肉のうち
右胸鎖胸突筋(きょうさにゅうとつきん/左の図)と右大腰筋(だいようきん/右の図)に
それぞれ短縮が診られたので、これらに対してはキネシオテーピングを行ないました。

右長掌筋
その後、患部(上腕二頭筋)や小胸筋と関連がある筋肉を検査したところ、
右長掌筋(ちょうしょうきん)に短縮が診られたので、これに対しても
キネシオテーピングを行ないました。

↓施術前後の比較(左:施術前、右:施術後)
①施術前(前’)①施術後(前') ①施術前(後)①施術後(後)

①施術前(左')①施術後(左') ①施術前(右')①施術後(右')

施術後、首・肩の傾きや腰の捻じれは、それぞれ改善されました。
右手を自分で前と横に挙げた時の痛みも、ほとんどなくなりました。
上腕二頭筋を押した時の痛みは少し残りましたが、筋肉の機能には
問題が診られなかったので、患部へのキネシオテーピングは行なわずに、
そのまま様子をみてもらうことにしました。

 

 
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